(2011.01.22.夜入力)
 米軍機の水爆落下事故から45年
 放射能汚染土の撤去要求

 米国に スペイン政府

 1966年1月に地中海上を飛行していた米軍爆撃機と空中給油機が衝突、墜落死、スペイン南部のパロマレスに水素爆弾4個が落下した事故をめぐり、スペイン政府は昨年末、放射能に汚染された土壌を「遅滞なく」撤去するよう米政府に求める書簡を送りました。スペインの各メディアがこのほど伝えました。

 事故を起こした爆撃機は水素爆弾4個を搭載しており、うち3個が地上に落下、1個は海中に落ちました。地上に落ちた2個の起爆用の火薬が爆発、プルトニウムが飛散し、周辺一帯の土が汚染されました。
 今年で事故発生から45年になります。スペイン政府は書簡で、「これまで収集したデータと研究に基づいて土壌の再生を遅滞なく進めること」を要求。「地元住民が制約なく希望通りに土地を利用できるようにするため」だと訴えています。これまでのところ、米政府から返答があったかどうかは明らかにされていません。
 米軍は事故直後、約1300立方メートルの土を除去し、サウスカロライナ州の核施設に運搬。海中の爆弾も引き上げました。


 汚染を確認

 米政府は、事故による汚染はないと主張し、当時の駐スペイン米大使とスペイン観光相がパロマレス沖で泳ぎ、“安全性”を宣言しました。
 しかしスペイン政府が2007年に発表した調査によると、従来安全だとされていた地域でも汚染が確認されました。政府は、特に汚染がひどいとされる4カ所を今も柵で囲み、農作業を禁止しています。
 事故が再び注目されるようになったのは90年代後半からです。海岸に別荘地を建てる人などが増え、汚染に改めて関心が強まったためです。
 スペイン政府は04年、汚染土壌の調査と除去に取り組むことを明らかにし、土の除去費用の一部負担と土の引き取りを米国に求めることを決めました。スペイン政府はこれまで何度か米国と交渉しましたが、米国は拒否し続けています。
 スペイン紙パイスによると、モラティノス外相は09年12月、クリントン米国務長官に対し、改めて費用負担を要求。しかしクリントン氏は返答しなかったといいます。10年7月にはスペイン政府代表団が訪米し、土の引き取りを求めました。しかし米国は同年11月、「さらに調査が必要」として断りました。


 原則求める

 パイス紙は昨年12月19日付の社説で「米国が責任を取ることは絶対に欠かせない」と指摘。昨年、米国南部沖のメキシコ湾で起きた原油流出事故で、米政府が英BP社の責任を追及したことに触れ、「汚染した者が弁償し、汚染物を除去する。(原油流出事故で)米政府はこの原則を貫いた。これはパロマレスの事故でも求められる」と述べました。

(島田峰隆)
(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
 機関紙「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
 2011.01.20.)


>米軍爆撃機と空中給油機が衝突、墜落死、スペイン南部のパロマレスに水素爆弾4個が落下した事故

 ……きゃ~……(><;)★””””
 寡聞にして、そんな恐ろしい事故があったなんて今まで知りませんでした……
 へたすりゃ、スペイン全滅?してたんじゃないか……

 お、おそろしい……★★(><#)★★

>米政府は、事故による汚染はないと主張し、当時の駐スペイン米大使とスペイン観光相がパロマレス沖で泳ぎ、“安全性”を宣言しました。
>しかしスペイン政府が2007年に発表した調査によると、従来安全だとされていた地域でも汚染が確認されました。

 ……だから言ってるでしょ……?

 「情報にはベクトル」って……★★
 (==#)
 横須賀基地前 奇形ハゼ
 保険医協会が調査まとめ

 神奈川県保険医協会は19日、米海軍横須賀基地(神奈川県横須賀市)前の海で釣れた魚類の実態調査結果をまとめ、奇形ハゼが確認されたことを明らかにしました。
 調査は1998年から毎年実施。今回(2010年11月28日)は横須賀港で釣れたマハゼ5匹のうち1匹にX線異常(骨曲がり)が確認されました。横浜市などを流れる鶴見川河口で釣れたマハゼ、ダボハゼ計5匹にはX線異常はありません。
 基地前で釣れ、X線異常のない4匹の内蔵からは、国の通知で定めた規制値3ppmを超える5ppmのPCB(ポリ塩化ビフェニール)が検出されました。可食部分では平均1.4ppmのヒ素、0.05ppmのPCBが検出され、鶴見川河口のハゼなど5匹と比べ、ヒ素で7倍、PCBで5倍となりました。
 13回の総数をみると、基地前で釣れたマハゼ392匹中136匹(34.7%)に外観異常(湾曲)、95匹(24.2%)にX線異常(骨曲がり)がありました。横浜港や鶴見川河口では、86年から94年までの総数864匹中2匹(0.2%)に外観異常、22匹(2.5%)にX線異常がありました。
 同協会公害環境対策部(略)は、基地と周辺の海底が重金属で汚染されていると指摘。13回の調査で釣れたハゼに異常がなかったことはないとして、「極めて高濃度の汚染が続いている」と話しました。

(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
 機関紙「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
 2011.01.20.)


 山梨・北杜
 廃棄物処分場の漏水調査開始
 住民の立ち会いは拒否


 山梨県北杜市明野町の廃棄物最終処分場「県環境整備センター」で昨年10月に漏水検知システムが異常値を測定した問題で同センターは18日、その原因を調査・究明するための掘削工事を開始しました。住民が求めていた立ち会いは認めませんでした。


 大久保知事候補
 「操業中止を」


 県環境整備課と北杜市の職員、処分場工事施工業者、設計を担当したコンサルタント会社のほか、県、市、専門家、地元区長などからなる安全管理委員会の委員など30人が立ち会い、埋立地に新設された工事用被覆テント内で開始された重機による掘削工事作業を確認しました。
 同センター(略)所長は「8メートル四方の広さを(感知線が設置されている)上部遮水シートまでの3メートル50センチ掘り下げる。最後の50センチ部分は手作業で行う。作業は1週間から10日間を見込んでいる」と説明。「遮水シートが損傷している可能性は高いと思われるが、掘り返してみないとわからない」と話しました。
 同処分場は2009年5月に操業を開始。昨年1月には重機が赦水シートを破損する事故を起こし、10月にはアスベスト含有物が埋められた地点で検知システムが漏水時の上限値を超える値で異常を知らせたため、県は「原因が解明されるまで」として操業を一時中止しています。
 水源地への処分場建設に反対してきた明野廃棄物最終処分場問題対策協議会(略)代表は「県は事故について住民への説明会すら開かす、掘削工事への住民立ち会いも認められなかった。安全性が担保されない処分場は中止しかありません」と話しました。
 30日投票の県知事選では、自民・民主・公明が推す現職候補がこれまでの責任や対策を示さないなか、日本共産党が推薦する(略)候補は「安全性が大問題の明野処分場は操業そのものを中止し、処分場のあり方を抜本的に見直します」と訴えています。

(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
 機関紙「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
 2011.01.20.)


 ……私が最初に「有機農業」の「援農」を体験したのが、「山梨県明野村」のキュウリ畑だったんですよね……。




 (--;)あんなに、きれいなところが……



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