4月22日の日記

2011年4月22日 日常
 おはおそようございます。PCつないだのは10:55でした。

1.今朝も日野市落川の水道水は超・おいしいです!!♪

 (^^)g

 いやぁ~、
「放射能に汚染されていない水」というものの存在が、こんなにも、「ありがたい」ものであったとは!

 体験しなければ、けっして解らなかったでしょうねぇ、この切実さ……

(いや、「被曝体験」なんか、したくなかったですけど……★)

 こんなに、美味しくて、有り難くて、貴いお水を。

 水洗トイレや雑巾洗いにまで使ってしまっているのが、他のもっと重症で深刻な被曝地域にお住まいの方々に対して、申し訳ないぐらいです。

 やっぱりニッポン、「新しい町」を、
 復興なり再建なり新築なり、するのであったら……

 上下水道のあいだに、「中水道」(雑用水)。
 標準装備するべきなんじゃないかなぁ~……☆


 そして。

 生活の中に一部分だけ、「清浄」(=正常)な存在があると。

 かえって、その他の部分のありとあらゆる側面で、「放射能まみれ」であるという、「日常生活の異常さ」が、際だって感じられます……

(最近、あやうく「慣れる」というか、「感覚がマヒしつつある」危険領域=発症(発ガン)直前=に、入りかけてたんですが★)

 このあたりは「かなり少ない」(??)とはいえ、暮らしの隅々にまで放射性物質が、付着したり混入したり、している。

 この異常さ!

 それが、もっともっと重症汚染地域で、逆に、「理解されていない」……

 ……(--;)……

 数ヶ月~数年後、ほんとうの「被害」が、目に見え始める時期が……

 ほんとうに、恐ろしいです……






 最大110マイクロシーベルト
 原発20キロ圏内の放射線量

 文部科学省は21日、福島第1原発から20キロ圏内の放射線量を公表しました。原発の西南西3キロ余りの位置にある大熊町夫沢で最大の毎時110マイクロシーベルトを観測。浪江町など原発の北西方向の他、南西約5キロまでの放射線量が高くなりました。

 毎時110マイクロシーベルトの地点では、常に屋外にいると、約9時間で一般人の1年間の線量限度である1ミリシーベルト(1000マイクロシーベルト)に達する。

 原子力安全委員会は、一時帰宅の際の被ばくを1ミリシーベルト以下に抑えるべきだと指摘していて、政府は自宅滞在と移動時間を計5時間程度とし、被ばくを抑制する方針。

 調査は18~19日、文科省や東京電力が20キロ圏内の幹線道路など128カ所で実施。原発の数キロ圏内と北西方向にある地域の放射線量が数十マイクロシーベルトと高くなりました。
 他は数マイクロシーベルト程度でした。

 文科省は先月30日から今月2日の間も計50カ所を調査しましたが、これまで「20キロ圏内は調査していない」と説明し、調査結果も公表していませんでした。

 同省は、「データが少なく、公表すると混乱を招くと考えた」と話しています。

(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
 機関紙「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
 2011.04.22.)


 隠蔽されたほうが、よっぽど混乱して、錯綜するんですけど……??
 ★(=へ=#)★

 放射能 4700兆ベクレル
 東電推計 福島第1
 亀裂から海流出の汚染水

 許容量の2万年分

 東京電力は21日、福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)2号機取水口付近にあるコンクリート製の穴(ピット)周辺の亀裂から海へ流出した放射能の量について4700テラ(兆)ベクレルとの推計値を発表しました。保安規定(略)で第1原発から1年間に放出が許容されている量の2万倍に相当します。(略)

 今回の推定に使われた放射性物質は、ヨウ素131とセシウム134、セシウム137の3種だけ。東電は、ほかの放射性物質は量が少なく加えなかったと説明しています。(略)

 事故で大気中に放出された放射能の量は経済産業省原子力安全委員会によると37万~63万テラベクレル(略)


 人体への影響考え調査を
 野口邦和さん(日本大学専任講師、放射線防護学)の話

 記者会見で、東電は、海洋へ流れ出た放射性物質の量が大気中に放出された量の1%程度と説明したそうですが、これは事態の深刻さを理解していません。

 大気中に放出されたセシウム137でいうと、安全・保安院は6000寺部くれる、安全委員会は1万2000テラベクレルと見積もっていますから、今度海水に流出したセシウム137の量は大気中に出た量の7~15%くらいあります。

 セシウム137は半減期が30年と長く、環境中にあれば危険だし、人体に入れば放射線を出します。

 また、放射性物質を3種類しか明らかにしていないことも問題です。
 汚染水には、破損した核燃料がある炉心を通過して流れてきた水ですから、ストロンチウム90も土壌中よりずっと多い量が含まれる可能性が高い。

 ストロンチウム90は人体に入れば骨に集まりやすい特徴があり、体内に長くとどまるため、注意が必要な物質です。(略)

 東電は4日から海へ放射能汚染水を放出したとき、そこで捕れる魚を毎日食べても健康に影響がないかのように説明していましたが、2号機から生みへ流れ出た放射能については同じ理屈は成り立ちません。けたが違います。

 今後、海水、海底土、海藻、小魚、大型魚などのモニタリングが必要でしょう。

(略)ほかのところからも漏れている可能性があります。そのことも調査が必要です。

(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
 機関紙「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
 2011.04.22.)


 ……「兆ベクレル」って……(><+)★
 もう、どんだけ恐いのか、想像すら出来ない……★

 放射能事件ファイル

 放射性廃棄物海洋投棄
 放射能汚染食品
 原発の放射能事故
 天空の放射線被曝……

 放射能汚染 こんなにも!
 放射線防護学者が、これまであった事件を検証する。

 核兵器開発や原発事故から身のまわりの放射性日用品まで、
 しのびよる放射能被害を告発。
 チェルノブイリ原発事故、チョモランマの自然放射線など
 多発する事件にリアルタイムで取り組んできた放射線防護学者が
 放射能汚染の危険に鋭く切り込む。

 緊急重版!

 野口邦和 著
 四六判/定価1785円(税込)
 送料200円
 ISBN 978-4-406-02603-1
 新日本出版社(略)
 http://www.shinnihon-net.co.jp

(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
 機関紙「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
 2011.04.22.)


 隣町で授業再開
 福島・飯舘村

 福島第1原発事故で、他地域と比べ高い放射線量が測定されている福島県飯舘村は21日、西隣に位置する川俣町の学校の校舎を借り、村立小中学校の授業を始めました。(略)
 午前8時すぎ、川俣町の中学校に通う児童約250人は飯舘村からバスに乗り、川俣町役場に到着。数百メートル離れた学校まで全員がマスク姿で(略)登校しました。(略)

(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
 機関紙「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
 2011.04.22.)


 大バカ【大量殺人狂】時代。

 としか、言いようが無い。

(ていうか、歴然たる「子殺し」だろう、それは★)

 隠された被曝

 内部被曝の恐ろしさ!
 たった100万分の1グラムで急性症状が…


 福島原発事故で心配される放射線被曝。本書は、広島・長崎の放射線被曝の実態を隠し、内部被曝を無いものにしてきた米核戦略を告発。
 内部被曝の恐ろしさとメカニズム、その実相をわかりやすく解明。
 本当の科学に基づく認定基準作りを提案します。

 矢ヶ崎克馬 著
 ISBN 978-4-406-05373-0
 定価1260円(税込)

 新日本出版社(略)
 http://www.shinnihon-net.co.jp

(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
 機関紙「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
 2011.04.22.)



(2011.04.23.04:23~入力)
 「安全神話」 35年前から追及
 原発

 日本共産党は、35年前から原発の大増設計画に対し、「原子力は本来、危険性をはらみ、未完成の技術だ」(1976年1月、日本共産党の不破哲三書記局長=当時)と指摘し、“原発は安全”だという「安全神話」によりかかる政府の原子力政策を一貫して批判してきました。

 同時に、原子力の推進機関と規制機関の分離など、安全確保最優先を求めてきました。

 吉井英勝衆院議員は5年前から大地震や大津波によって全電源喪失や原子炉の冷却機能喪失が起き、最悪の場合には炉心溶融を引き起こす危険があると指摘。

「どんな場合にも、チェルノブイリ(原発事故)に近いことを想定して、対策をきちんととらなければいけない(2006年3月1日、衆院予算委員会第7分科会)と訴え、福島第1原発の事故と酷似する事態が起こりえることを警告していました。

 事故発生後、吉井氏の質問は国内外メディアで取り上げられ、ネット上でも大きな反響を呼びました。


 事故後も機敏に

 今回の原発事故への対応では、志位和夫委員長が、危機回避、事態収束のため専門家・技術者などの英知を結集することを提起。政治的立場の違いを超えて協力してきました。

 同時に、全国の原発の総点検を行うよう求め、原発新増設計画の中止、自然エネルギーへの転換など、原子力行政・エネルギー政策の抜本的な転換を要求しました。(3月31日の菅直人首相との会談)。

 菅首相は原発の新増設について「白紙というか、見直しを含めて検討したい」と表明し、内外で大きく注目されました。菅首相は国会答弁でも、増設計画の“凍結”を示唆しました。

 吉井議員は6日の衆院経済産業委員会で、今回の事故が、これまでの警告に耳を傾けず、「安全神話」のために対応が遅れた“二重の人災”だと追及。寺坂信昭原子力安全・保安院長は「当時の認識に甘さがあった」と述べました。

 一方で、無謀な原発増設計画を推進してきた自民党、民主党、公明党などは原発推進への反省もなく、地方選ではダンマリを決め込んでいます。

 それどころか、「誰が悪い、彼の責任だと言っていても詮(せん)なきこと」(石破茂自民党政調会長、『中央公論』5月号)などと責任逃れを図る動きもあります。

 みんなの党も原発そのものをどうするのかの政策は語れません。

(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
 機関紙「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
 2011.04.22.)


>(石破茂自民党政調会長、『中央公論』5月号)

 中央公論も、地に墜ちたなぁ……(--;)★
(いや、「カネのチカラ」に負けたんだけどさ★)

 あんど、(超・久しぶりに!)ちょっと脱線(参戦?)してきましたw
 http://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=142&page=9&id=34610674

 “電源喪失の追及なかった”
 元経産省のわい曲

 自民党エネルギー政策合同会議が20日、第1次提言をとりまとめましたが、記者発表で同会議委員長の甘利明元経済産業相は「(国会で)想定を超える津波で電源が持ち去られるケースの(国会での)質問はなかった」と述べ、事実をねじ曲げてみせました。

 記者団から「自民党は原発を推進してきたが、反省点は?」と問われた甘利氏は、反省点を述べるどころか、逆に経産省在任中(2006年~08年)、「原発のデータ改ざん、隠ぺいでマスコミから厳しく追及された」と“うらみ節”。

 その上で、津波による全電源喪失の国会質問は「私の記憶ではなかった」と発言。「質問主意書で内閣総理大臣あてに出ているものがあったが、それは共産倒産」としながら、「津波の引き波で(原発の)取水口の下に水位がきて、取水できなくなるという質問だった」と披露しました。

 津波や地震による原発の全電源喪失は、日本共産党の吉井英勝衆院議員が05年以来、質問主意書や国会質問で取り上げてきました。

 甘利死が経産相だった06年12月には、地震と津波で外部電源がだめになり、バックアップ電源もだめになって、炉心の冷却ができなくなったらどうするかという質問主意書を出しています。

(繁)
(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
 機関紙「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
 2011.04.22.)


O 合同会議
X 囂々会議

 たんなる打ちミスなんですけど。(^^;)

 すんげぇ紛糾しそうね。
 自民党エネルギー政策「囂々」(ごうごう)会議……w(^◇^;)w”

 参照> 非難囂々。
 
 原発 「安全神話」 の根源
 米国は偽りの安全宣伝
 トラブル糊塗した日本


 3月11日に発生した東電福島原発の事故は、原発の「安全神話」の破綻を如実に示すものとなった。そもそも「安全神話」とは「炉心溶融に至るような原子炉の過酷事故は起こり得ない」という思い込みであり、電力会社や国により宣伝されてきた。


 矮小化された
 多重防護構想


 その説明として「原子炉の中心部は圧力容器という鋼鉄製の容器に入っており、そのまわりを格納容器で囲み、さらに建物の中に入っているので三重に覆われている」という単純なものから、「安全を確保するための装置が何重にもついている」というものまであり、俗にこれを多重防護と称している。

 しかし、今回の福島原発の事故では地震と津波による電源喪失ですべての装置がその機能を失い、原子炉の核反応は停止したが核燃料の崩壊熱を冷却する機能を失ったために、圧力容器内と使用済み燃料保管プール内の核燃料が破損、溶融し、発生した水素の爆発が起こる等最悪の状態が複数の原子炉で発生したのである。

 元来、多重防護とは「事故を起こさない。拡大させない。周辺公衆を保護するために影響を緩和する」という思想である。

 が、最近は、たんに入れ物の多重性とか装置の複合の問題に矮小(わいしょう)化されているために、思想本来のもつ重要性が忘れられようとしている。


 米国製 「神話」
 うのみの日本


 「安全神話」の根元は50年以上前にさかのぼる。米国はアイゼンハワー大統領の時代に核エネルギーを兵器だけでなく発電にも使用することを企て、日本にも原子炉の一つである軽水炉の売り込みを図った。その際、「軽水炉の安全性は実証済み」と宣伝したのである。

 以来、日本はこの米国製「安全神話」をうのみにしてきた。

 ところが当時米国には建設中のものしか実用炉がなかったのである。

 日本の電力会社も国も「実証済み」と宣伝した手前引っ込みがつかなくなり、日本原子力研究所(現在の日本原子力研究開発機構)での軽水炉の安全性研究まで禁止してしまったのである。

 その後、米国でも日本でも軽水炉のトラブルが続出し、新規立地も困難になってきた。そこで、苦肉の策として軽水炉に種々の安全装置を付加して多重防護と称する日本流「安全神話」を振りまいたのである。

 さらに、これら付加装置の有効性を宣伝するため「安全性実証試験」と称する作業を実施させて表面を糊塗(こと)しようとした。これは研究ではなく、付加装置についてあらかじめ定められた手順による操作を実施して結果を報告するもので、創造性は全くなく研究者をゆがんだ作業に動員するものであった。

 しかも、電力会社はその結果を無視して装置を原子炉に取り付けて事故を起こすことすらあった。


 多くの批判を無視した責任

 原発の装置については各地で住民運動が起こり、多くの科学者・技術者がこれに関与してきた。私も加入する研究者の自主的組織、日本科学者会議は原子力問題研究委員会を発足させ、1972年には原子力発電問題について以下の6項目の点検基準を発表した。

 ① 自主的エネルギー開発か
 ② 経済優先か安全優先か
 ③ 自主的・民主的地域開発を損なわないか
 ④ 軍事転用への歯止めは保障されているか
 ⑤ 原発の労働者と地元住民の生活と安全は確保されているか
 ⑥ 民主的原子力行政が保障されているか。

 これらの点検基準からすれば、根拠のない米国の軽水炉安全性実証済み宣伝や、いわゆる「安全神話」は根本的に否定されるものである。

 地震国であり、海岸に立地し、しかも集中立地することに対しては、国会をはじめ多くの批判がなされてきたにもかかわらず、「安全神話」によりこれを無視してきた国と電力会社の責任は重大である。

(市川富士夫 いちかわ・ふじお
 元日本原子力研究所研究員・日本科学者会議原子力問題研究委員会委員)

(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
 機関紙「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
 2011.04.22.)



(2011.04.23.04:23~入力)
 避難者生活と支援の話。
 全国青年ボランティアセンター開設
 民青同盟

 民青同盟は、東日本大震災・全国青年ボランティアセンターを岩手県一関市に開設します。連休の条件を生かし、全国の青年・学生にボランティア参加をよびかけています。

 活動期間 4/27~5/8

 センターの活動期間は、4月27日から5月8日まで。被災地で、片付けやご用聞き、物資届けなどをおこないます。

 電話は26日から開通します。
 番号は0191(31)8036.

 青年ボランティアの申込み方法や持参品などの詳細は、民青同盟のホームページ(http://www.dylj.or.jp/)をご覧ください。

(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
 機関紙「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
 2011.04.22.)


 いよいよ始まりました……♪
 時間とお金と体力と精神力に余裕のあるかたは、ぜひ♪

 g(^^)o!

 無償提供品の橋渡しサイト
 山梨県が開設

 山梨県は、被災者が県内で住宅等に居住するにあたり、必要となる生活用品・家電製品等について、県内から無償提供いただける物品情報と避難者の受け取り希望との橋渡しをするサイトを開設しました。


【募集する物品】

 家電製品=冷蔵庫、洗濯機、掃除機、電子レンジ、テレビ(地デジ対応)、照明器具。

 生活用品=テーブル、椅子、家具、布団、カーテン、食器、調理器具、自転車。

【利用方法】

① 物品提供者は山梨県のホームページ内「避難者支援マッチングサイト」を開き、「登録窓口」に名前、連絡先、物品の種類などを登録してください。

② ①の情報が「物品登録リスト」に掲載されます。

③ ②のリスト内の物品を希望する受け取り希望者(避難者)はご自身で提供者に連絡してください(県は仲介しません)。

 問い合わせ=山梨県東日本大震災支援対策室(略)

(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
 機関紙「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
 2011.04.22.)


 近県からも送れるのかな?
 他地域でも、ぜひ実施するといいですね!

 農業見本市の公園で米を作ろう

 「今年も参加する?」とフレデリックからメール。フレデリックは有機リンゴの生産者で、NPO「バイオカルチャー」の副会長だ。この会は、20年前から、ギッシャンの町で有機農業見本市を主催してきた。(略)

 何年か前に、多古(千葉県)の「旬の味産直センター」の一行が、和食紹介の店を出したことがある。おにぎりやみそ汁、きな粉のペーストをぬったフランスパンをふるまって、スタンドは大人気だった。「こんなおいしいお米をどこで買えるの」と何度も聞かれたが、出店は一回きりだった。

 フレデリックに、被災農家支援プロジェクトを話したら、会場の一角の実験農園に案内してくれた。広さは1ヘクタール。まずここで、米作りを試せるかもしれない。うまくいけば、和食人気のフランスにジャポニカ米を供給することができる。農業高校の先生も、手伝ってくれるそうだ。

 公園に、レストランと売店を常設する企画があり、現在準備中とのこと。そこも借りる交渉ができるという。

 米を作って、日本の野菜を作って、レストランで食べてもらえば、日仏の交流広場ができあがるではないか。

 今年の農業見本市まで、あと半年。

「よし、それなら行ってみるか」と、新天地へ出掛ける被災農家はいないだろうか。

「費用はどうするの」
「言葉はどうするの」という心配はあるだろう。

 でも、農家の決意があれば、それを支える人はどこにでもいる。

 農業をやめないでほしい。あきらめないでほしい。

 早く、元気になって日本を興してほしい。

 だから私は、支援プロジェクトにみんなを巻き込んで動いている。

(アンベール・雨宮裕子 フランス在外研究センター研究員)
(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
 機関紙「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
 2011.04.22.)


 参照(前記事)
 http://85358.diarynote.jp/201104190115052497/
 http://85358.diarynote.jp/201103220002034603/

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