(注:これの入力作業をしているのは3月29日深夜……というか既に3月30日早朝で、なにゆえこの記事をアップしておきたいのかは、3月30日付の同タイトルの記事を御参照下さい☆)



 ローマ法王
 世界の暴力停止を訴える


【バチカン市=ロイター】
 ローマ法王ベネディクト十六世は二十三日のメッセージで、チベット、イラク、ダルフールなどをあげ、「世界の不正義、憎悪、暴力」の停止を訴えました。
 法王は、復活祭ミサの後にメッセージを発表。「われわれの時代に人間性を損ない続けている多くの苦痛」について語りました。法王は「それは、時には無視され、時には故意に隠されているが、人類の災難であり、地球のいたるところに傷口を開け、うずき、無数のわれわれの兄弟姉妹の心と肉体を苦しめている」と語りました。
 法王は節度と寛容を強めなければならないところとして、特にダルフール、ソマリア、聖地エルサレム、イラク、レバノンとチベットに言及しました。
 法王がチベットの平穏を訴えたのは二回目。どちらの場合にも、ローマ法王庁と緊張関係にある中国には言及しませんでした。
 
 
 
 チベット問題 暴力停止を訴え
 IOC会長 五輪は実施を

【オリンピア(ギリシャ)=ロイター】
 国際オリンピック委員会(IOC)のジャック・ロゲ会長は二十三日、チベットでの暴力の早期停止を呼びかけるとともに、IOCの主要な役割は今夏の北京五輪を「できる限り最良の形で」実施することだと述べました。
 ロゲ会長は声明で、「この紛争ができるだけ早く、平和的に解決されるべきだとの希望をすでに表明してきた」「いかなる理由によるものであれ、暴力はオリンピックの趣旨・精神に反する」と指摘しました。
 同会長は、二十四日の聖火点火式のため古代オリンピック発祥の地、ギリシャのオリンピアに到着する数時間前にこの声明を出しました。
 同時に「IOCは政治団体でも活動家の組織でもない」「その主要な責任は、運動選手たちにとってできる限り最良の形でオリンピックを実施することだ」と言明しました。
 一部の人権団体などは、IOCが中国の人権状況に弱腰だと批判し、北京五輪ボイコットさえ主張しており、これに応えた発言とみられます。
 
 
 
 ラサ騒乱 新たに5人逮捕

【北京=時事】
 中国公安省は二十四日、記者会見し、チベット自治区ラサや周辺で起きた暴動に絡み、放火容疑で五人を逮捕したと発表しました。容疑者は自供し、罪を認めたといいます。
 
 
 
 「妨害」根拠ない ダライ・ラマ

【ニューデリー=AFP時事】
 チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ十四世は二十三日、滞在先のニューデリーで記者団に対し、ダライ・ラマが北京五輪を妨害しようとしているとの中国側の非難に対し、「根拠がない」と反論。「私は五輪の中国開催をずっと支持してきた」と述べました。
 
 
 
 北京五輪聖火採火式に妨害
 
 二十四日、ギリシャのオリンピアで実施された北京五輪聖火採火式の式典中、「北京五輪ボイコット」を唱える男たちが北京五輪組織委員会の劉斯会長(北京市党委書記)のスピーチを妨害、警備員に排除される場面がありました。
 AFP電によると、一人は旗を広げてボイコットを叫び、他の一人は劉期会長からマイクを奪い取ろうとしました。もう一人は国際オリンピック委員会(IOC)のロゲ会長ら要人が座る近くで「フリーダム(自由)、フリーダム」と叫びました。
 意表を突く行動に式典はざわつきましたが、男たちは警備員により迅速に排除され、劉期会長はやや高揚した強い口調でスピーチを終了。無事、聖火も採火されました。(時事)
 
 
 
 聖火通過中止を
 IOCに亡命人団体

【オリンピア(ギリシャ)=ロイター】
 亡命チベット人らの団体「自由チベットを目指す学生」(SFT)は二十三日、国際オリンピック委員会(IOC)に対し、北京五輪聖火リレーのチベット通過を中止するよう要求しました。
 二十四日の聖火点火式を前に、SFTのドルジェ副責任者がギリシャのオリンピアで記者団に語りました。
 
 
 
 青海省で800人がデモ

 インドに拠点を置く非政府組織(NGO)「チベット人権民主化センター」は二十四日までに、中国青海省黄南チベット族自治州の尖礼県で二十三日、チベット人八百人前後が参加した平和的なデモがあったと伝えました。
 同センターによると、中国の治安部隊が介入してデモを解散させました。また、同地域では同日朝、チベット人の抗議活動参加者少なくとも三人が逮捕されました。(時事)

(『しんぶん赤旗』2008.03.25.)


 質・量ともに十分なものがあると思います。

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