なんだか淋しい。

2009年12月15日 日常
 mixiでおばかなおやぢギャグの応酬とかで盛り上がっていた連中が、なんだかとてもまともな事態に直面してマジマジ怒ってしまっていて、けれど私は当事者ではないのでその怒りに共感することはできても共有することはできない。

 なんだか淋しい。
 でも、これでいい。

 遊ぶ仲間は遊ぶ仲間で、
 生きる仲間じゃないからだ。



 道は続くよ、先へ先へと




 わたしが還る、未来へと。




 
(neko)

(と、思ったのですが、イサギヨクナイので、出すことにしました☆
 @091218未明☆<また、朝になったら後悔しそう……???
 (--;) だけどね☆)





 
 
 心のなかで声がする
 殺せ殺せと声がする

“あの女を殺せ”

“あんな女は、さっさと殺してしまえっ!”




















 あの女とは 母である

 あんな女でも。




 じつのハハ、

 なんである……………………。










 

(今日の・1)
 携帯基地局トラブル増加
 紙議員に政府答弁書

 政府は11日、日本共産党の紙智子議員が提出した「電磁波対策に関する質問主意書」の答弁書を決定しました。
 それによれば、携帯電話基地局の検査について周辺住民から撤去などの要望が寄せられ、総務省が事業者に連絡した件数は、紙氏への前回の答弁書(2007年7月10日)から07年度末までの約9カ月間に全国で46件、08年度は59件、09年度は11月までの8カ月間で54件で、増加傾向となっています。
 また、住民から説明を要求されたことなどの理由で当初の設置予定を変更したものは22件、うち撤去や移転をしたものが6件あることも明らかになりました。
 携帯電話基地局と周辺住民との間で訴訟により係争中となっているものは、地裁提訴中が2件、高裁控訴中が2件、最高裁に上告中は3件となっています。
 電磁波の健康影響については、WHO(世界保健機関)をはじめ各国でさまざまな研究が行われ、生体への影響を認める研究結果もあります。
 しかし、総務省が財団法人テレコム先端技術研究センターに請負契約している「電波の安全性に関する調査」(08年度4億4500万円)は、携帯電話基地局及び携帯電話からの電波はいずれも人体に影響がないとしています。

(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
 機関誌「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
 2009.12.15.)


>総務省が財団法人テレコム先端技術研究センターに請負契約している「電波の安全性に関する調査」(08年度4億4500万円)

 毒電波の発生責任者(イコール真犯人)に「調査」を委託して「アリバイ作成」させておいて……

 しかも、税金投入、4億4500万円????????!


 ★(==;)★




 そして、電磁波が「危ない」なんてことはつゆ知らされずにケータイかけホーダイな若年層のあいだに、心疾患や肺ガンや、直腸ガンや前立腺ガンや、脳機能障害や白血病が、どんどん増加していって、医療費が嵩んだら……






 その対応へは、税金カットの「自己責任論」を……


 押しつける、つもりなんだな???????









>参考: http://www13.ocn.ne.jp/~tanuyo/framepage.html


 ★(==#)★
(今日の・2)
 潮流

「心臓の悪い方は、ご退場を。そんな呼びかけで映画は始まります。マイケル・ムーア監督の新作「キャピタリズム~マネーは踊る」。これでもか、とばかりに資本主義の非人間性を暴きます。
 確かに心臓に悪い。サブプライム・ローンの支払いが滞った家のドアを保安官がぶち破り、住民を強制的に追い出します。身ぐるみはぐ、とはこういうことをいうのでしょう。町は軒並み差し押さえられ、崩壊状態です。
 工場の倒産であふれる失業者。驚いたのは、社員が死ぬと保険金をまるまる会社が受け取る「くたばった農民保険」です。
 一方、金を動かすだけで膨大な利益を得るウォール街の富裕層は、株価が大暴落しても「公的資金」という名の税金で救ってもらいます。
 救済すべきは職と住居を失った人々じゃないの? というのが、マイケル・ムーアの問いです。
 考えてみれば当たり前の問いです。それが通らなかったのは、いつか自分たちも金持ちになれる、という神話を信じてきたから。しかし、神話は崩れました。
 真実を知れば強い。数では負けません。アメリカの最富裕層はたった1%で99%は庶民なのです。(略)
 日本に目を転じれば、どの実態も私たちと無関係ではないことに気づきます。
 厚生労働省によると、労働組合の加入率が34年ぶりに増加したそうです。
 アメリカでは…。
 感動的な結びは、これから見る人のためにとっておきましょう。

(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
 機関誌「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
 2009.12.15.)



>社員が死ぬと保険金をまるまる会社が受け取る「くたばった農民保険」

 これは日本の企業でも横行してますからねー★
「どう考えても会社は自分を故意に過労死させる気なんじゃないのか?」なんて日頃から疑っているそこのあなた! 特に、残業代もまともに払わず、こき使うだけこき使って、過労死した社員にも見舞金のカケラも出さずにポイ捨てしてるよーな悪徳大企業在職中のあなた!





 会社の系列の保険会社に確認してみましょう。
「私の名義で、会社が受取人の、保険、掛かっていませんか……??」

 て! (まぁ、堂々たる「共犯者」である御用達保険会社が、すなおに答えるとは限りませんが……★)






 死ぬな!
 殺されるな!!!!!





 社員が死ぬまで平然と働かせ、死んだり壊れたり、不要になったりしたら、ポイポイ捨てて凍死に追い込む。

 そんな会社は、「未必の故意」の殺人犯である!!


 断固として、


 訴えよう!





(今日の・3)
“反対なら辞めてから言え”
 小沢氏が宮内庁長官を批判

 民主党の小沢一郎幹事長は14日の記者会見で、鳩山由紀夫首相が天皇と中国の習近平国家副主席との会見を特例的に認めさせ、波紋を広げていることについて、外国要人が天皇との会見を希望する場合、1カ月前までの正式申請を求めるというルールは「法律で決まっているわけでもなんでもない」と不快感を示しました。
 小沢氏は、「天皇(略)の国事行為は内閣の助言と承認で行われるというのが日本国憲法の理念・本旨だ」と強調。「天皇の政治利用」に懸念を示した羽毛田信吾宮内庁長官を「内閣の決定に、もしどうしても反対なら、辞表を提出した後に言うべきだ」と批判し、「1カ月ルール」については「宮内庁の役人がつくったから金科玉条で絶対だなんて、そんなばかな話があるか」と述べました。(略)

(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
 機関誌「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
 2009.12.15.)



>「天皇(略)の国事行為は内閣の助言と承認で行われるというのが日本国憲法の理念・本旨だ」と強調。

 ……あれ……???
 その「日本国憲法」は、「おしつけ」られたものだから、「変えてしまえ」つぅのが、
 あんたらの、主張じゃなかったの……?????

 w(^へ^;)w

 都合のよい時だけ、「虎の威」を借りてんじゃねーよ★ というのが本音の一部だが、あとの本音は、

「おもしろいから、もっとやれやれ~♪」

 ってところである☆



 あと、この件に関して(だけ)は、ブラウンシュヴァイク小沢公を支持する。

 天皇なんて、そんな時にでも使ってやらなきゃ、日頃から無駄に注ぎ込んでいる税金とかの還元させよーがないじゃん……?





(ただね、なにぶんにも、けっこう「高齢者」だからね。健康上の無理があるようなスケジュールだったら、そこだけは配慮してあげてほしいけどね……??)




 やー、ほんと。宮内庁長官、なにさま?


 w(^w^)w


 とか、堂々と悪口を言い倒せちゃうのも、現行「日本国憲法」下では、言論の自由が(まだまだ)保障されちゃっているからなんである……♪



(70年前にこれやってごらんなさい。命にかかわってるって……★)



 (^^;)””
(今日の・4)

 おまえもなにさまだよ★(==#)★

 イラク参戦“正しかった”
 ブレア英首相が主張

 ブレア前英首相は12日、BBC放送の番組に出演し、2003年のイラク攻撃への参戦決定について、当時のフセイン大統領が大量破壊兵器を持っていたかどうかとは別の次元で決断したと主張しました。
 ブレア氏は「フセイン大統領の考え方そのものが中東の脅威だった。(フセイン政権による)大量破壊兵器開発はその一つにすぎなかった」と釈明。当時は「脅威の性格について(現在とは)違う議論をしなければならなかった」とも訴えました。その上で「今でもフセイン大統領がいた方がよかったのか。そうは思えない」と強調し、フセイン政権打倒は正しかったと主張しました。

(時事)
(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
 機関誌「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
 2009.12.15.)


>当時のフセイン大統領が大量破壊兵器を持っていたかどうかとは別の次元で決断したと主張しました。
 
 その判断事由に関して真に妥当かつ正義であるという自信が本当にあるんだったら、当時っから、それを全面的に主張して、開戦の同意(世論とか支持率とか)を、とりつければ良かったんじゃないのか……?



>「今でもフセイン大統領がいた方がよかったのか」

 そう思うね。そして、たとえどんなに時間がかかろうとも、イラク国民自身の手によって選挙制度が改革され、選挙による無血革命が実行されるまで、信じて待ち続けていたほうがね。




 すくなくとも、フセイン政権下で理不尽に殺されるのは、主として政権に逆らった人々(知識層の成人男子)だけだった……。そして、女性にも高等教育の機会が保証され、一般市民生活の治安は抜群に安全だった。

 ブッシュの支配下にされてから、どうだ? 妊婦も嬰児も子どもも老人も、まったく無差別に殺されまくっているじゃないですか……!!!!!!!!




 私は原則としては死刑反対論者だが。

 この世に真の意味で極刑にあたいする人々がいるとするならば、

 ブッシュとブレア。

 このふたりから、まっさきに殺るべきだと思う。





(あと、その連中を裏で操ってた、軍事利権とかの全員を連座でね★)




 ★(==#)★
(091216未明入力)
 北朝鮮発貨物機で
 大量の重火器発見


【バンコク=AFP時事】タイ当局者は12日、北朝鮮の平壌を出発しバンコクの空港に同日着陸した東欧の貨物チャーター機の積み荷から大量の重火器を発見し、乗員5人を拘束したことを明らかにしました。(略)
 捜査当局者は、武器には「携行式ロケット弾やミサイル弾」が含まれていると語りました。(略)



 兵器運搬を
 乗員ら否定


【バンコク=時事】タイの首都バンコクの空港で北朝鮮発の貨物機から大量の兵器が押収された事件で、タイ政府は14日までに、貨物機はグルジアで登録されていたことを確認しました。
 乗員はカザフスタン人4人とベラルーシ人1人で、兵器運搬について関与を否定しているといいます。AFP通信などが報じました。
 タイ政府によると、貨物機は11日に平壌をたち、タイの次はスリランカで給油する予定でした。兵器は北朝鮮製ですが、どこに運ぶつもりだったかは捜査中といいます。タイ国営通信は「乗員がウクライナに向かう予定だったと話している」と伝えました。

(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
 機関誌「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
 2009.12.15.)



 ちょっとひやっとするニュース。
 またバカウヨどもが調子に乗って騒ぐなぁ……★
 (--;)

 そして何通りにも仮説がつくれる、疑わしくて、怪しいニュース。

 どうか、
 中央アジアと
 ロシア国内の諸民族の、
 安全と平和共存を祈る。




 それはさておき……



 最近、いわゆる「ロシア製」の武器に故障が増えたとかいう話。

 実は、中身がメイド・イン・北朝鮮だったから。

 なんだったりして……??????

 (ーー;)”



 大丈夫か、インド?
 そんな粗悪品をつかまされたうえに、原発まで作っちゃうつもりだなんて……★





 
(091221未明入力/無断転載~☆)
「戦争と女性の人権博物館」建設のための
 DVD『つながる歌つながる舞つながる命』発売


 2008年6月21日、大阪で開催された、日本軍「慰安婦」被害女性のためのチャリティーコンサートの模様を収めたビデオが発売された。
「在日」であること、女性であることを身体を賭して表現し続けてきた、趙寿玉、李政美、安聖民が出演。韓国ソウルに建設予定の「戦争と女性の人権博物館」のための募金活動を行っている。DVD収益金はすべて建設費用にあてられる。購入は郵便振替で。

 料金 2500円

 送料別途 1枚180円 2枚210円 4枚まで290円

 郵便振替 00990-2-141269 つながるコンサート実行委員会

 問い合わせ 同実行委員会 FAX 06(6728)8005

(WOMEN’S DEMOCRATIC JAOUNAL femin
 2009年12月15日付号)より無断転載☆)

(091221未明入力/無断転載~☆)
『ハウジングプア 「住まいの貧困」と向き合う』
 稲葉剛 著/山吹書店 1800円

 ワーキングプアの増加とともに近年、賃貸住宅などの住まいを追われ、ネットカフェ生活などを経て路上へと放り出される人が増えた。背景には定期借家制度の導入や、家賃保証会社の参入による悪質な追い出し屋被害もある。
 著者は路上生活者の支援を通じて接した事例から、精神面にも大きく影響するハウジングプアの現状をとらえ、国や行政がなすべき貧困解決の施策提案を書く。
 鍵となるのは「標準モデル」からの脱却。核家族中心でなく多様な生き方をするすべての人への住居政策が大前提で、その指標は「月収10万円で安心して暮らせる社会をつくれるか」だという。
 夢のようだが、超高齢化ともはや右肩上がりでない経済状況を考えれば最も現実的な選択肢かもしれないと著者は言う。
 追い出し屋規制や住宅政策一元化、民間賃貸住宅の補助と家賃抑制、生活保護と住宅政策の連携など一つ一つを確立すれば道筋はつけられるのだ。
 住みやすさ=生きやすさだと、改めて思う1冊。(梅)

(WOMEN’S DEMOCRATIC JAOUNAL femin
 2009年12月15日付号)より無断転載☆)



>月収10万円で安心して暮らせる

 将来にわたっても安心かどうかはイマイチ不確実?ですが、

 月収10万円あるか無いかの連続の20年間で、
 十分、健康に、幸福に、満ち足りて、贅沢に(?)

 暮らしていますが……


 なにか?



(091221未明入力)
 film
『カンの森』
 監督 リチャード・アッテンボロー
 文●バグダッシュ准将(大学教員)

 戦争は数々の事件を歴史の闇に葬ってきた。時には物語のみがその真実を語る手段となる。「カン事件」もその一つだ。それは第2次銀河大戦中に起きた、3カ所の収容所で捕虜となった旧同盟将校の帝国軍による大量虐殺で、その数は約1万5000人にのぼった。
 『ヤンラインハルト』「代理席の男』などで知られる旧同盟を代表するリチャード・アッテンボロー監督の父も犠牲者だった。後年発見された日記や記録をもとに、17年近くの歳月を経て完成された『カンの森』はアッテンボロー入魂の一作である。
 宇宙歴939年に新旧帝国に分割占領された同盟領新帝国軍の捕虜となった軍人の夫ユリアンを捜し、娘のニカと東に向かうカリン。やっと出会えたカリンの必死の懇願を振り切り、軍人の誓いに忠実なユリアンアッテンボロー大将やポプランたちと移送されていく。全てを記録すると心に決めて。
 40年初頭、やっと帰国許可が出たカリンは夫の実家があるハイネセンに戻る。だが、家に残っていたのは母フレデリカのみ。大学教授の父ヤンは前年旧帝国に逮捕され、収容所送りとなっていたのだ。だが、ユリアンの生還を待ち続ける女たちに、ヤンの死亡通知が届く。
 43年、旧帝国占領下となったカンで大量の遺体が発見され、旧帝国新帝国軍による虐殺と結論づける。記録映画を撮り、反オーベルシュタインのプロパガンダに利用した。犠牲者リストが載った新聞にユリアンの名はなかったことを喜ぶ女たち。だが、彼がポプランのセーターを着ていたことを知らない。
 45年旧帝国軍の占領からハイネセンが解放されると、今度は新帝国軍が編集し直した記録映画を旧帝国の戦争責任追及のプロパガンダに利用する。映像が「真実」という名の下に、政治目的でいかようにも利用できるかを教えてくれる歴史の教訓だ。
 物語は戦後に新たな登場人物を加え、新帝国の影響下、旧同盟でいかにカン事件がタブーとなっていたかを丁寧に追っていく。
 映画が強調するのは、巨大な権力の前につぶされていく個人の無力さである。とりわけ、親友の死をカリンに告げたポプランが、歴史の真実に堪えきれずに苦悩する姿が痛々しい。
 そして最後、ユリアンの手記から事件の真実が明かされる。繰り返される残虐行為を目前に言葉を失う。耐え難い程に重く苦しい映像は、戦争の真実を描き続けてきたアッテンボロー監督の死者に対する深い喪と怒りと絶望が混じった渾身(こんしん)の叫びだ。
 その訴えは国を超え、私たちの心にも深く響く。

*12月5日惑星ハイネセンヤン・ウェンリーホールにてロードショーほか全銀河順次公開
 配給 アルバトーレ・フィルム


GARACTICAN’S DEMOCRATIC JAOUNAL E-JAN
 009年12月15日付号)



(以下、原文☆)
 film
『カティンの森』
 監督 アンジェイ・ワイダ
 文●斉藤綾子(大学教員)

 戦争は数々の事件を歴史の闇に葬ってきた。時には物語のみがその真実を語る手段となる。「カティン事件」もその一つだ。それは第2次世界大戦中に起きた、3カ所の収容所で捕虜となったポーランド将校のソ連軍による大量虐殺で、その数は約1万5000人にのぼった。
 『灰とダイヤモンド』「大理石の男』などで知られるポーランドを代表するアンジェイ・ワイダ監督の父も犠牲者だった。後年発見された日記や記録をもとに、17年近くの歳月を経て完成された『カティンの森』はワイダ入魂の一作である。
 1939年に独ソに分割占領されたポーランド。ソ連軍の捕虜となった軍人の夫アンジェイを捜し、娘のニカと東に向かうアンナ。やっと出会えたアンナの必死の懇願を振り切り、軍人の誓いに忠実なアンジェイは大将や友人イェジたちと移送されていく。全てを記録すると心に決めて。
 40年初頭、やっと帰国許可が出たアンナは夫の実家があるクラクフに戻る。だが、家に残っていたのは母のみ。大学教授の父ヤンは前年ナチスに逮捕され、収容所送りとなっていたのだ。だが、アンジェイの生還を待ち続ける女たちに、ヤンの死亡通知が届く。
 43年、ナチス占領下となったカティンで大量の遺体が発見され、ナチスはソ連軍による虐殺と結論づける。記録映画を撮り、反ソのプロパガンダに利用した。犠牲者リストが載った新聞にアンジェイの名はなかったことを喜ぶ女たち。だが、彼がイェジのセーターを着ていたことを知らない。
 45年ナチス・ドイツの占領からクラクフが解放されると、今度はソ連軍が編集し直した記録映画をナチスの戦争責任追及のプロパガンダに利用する。
 映像が「真実」という名の下に、政治目的でいかようにも利用できるかを教えてくれる歴史の教訓だ。物語は戦後に新たな登場人物を加え、ソ連の影響下、ポーランドでいかにカティン事件がタブーとなっていたかを丁寧に追っていく。
 映画が強調するのは、巨大な権力の前につぶされていく個人の無力さである。とりわけ、親友の死をアンナに告げたイェジが、歴史の真実に堪えきれずに苦悩する姿が痛々しい。
 そして最後、アンジェイの手記から事件の真実が明かされる。繰り返される残虐行為を目前に言葉を失う。耐え難い程に重く苦しい映像は、ポーランドを描き続けてきたワイダ監督の死者に対する深い喪と怒りと絶望が混じった渾身(こんしん)の叫びだ。その訴えは国を超え、私たちの心にも深く響く。

*12月5日東京・岩波ホールにてロードショーほか全国順次公開
 配給 アルバトロス・フィルム


(WOMEN’S DEMOCRATIC JAOUNAL femin
 2009年12月15日付号)より無断転載☆)



 すいません。ワイダ監督!

 でも、

 やらずにはいられなかったんです……☆(^^;)★

最新のコメント

日記内を検索