警察車両に自家製爆発物
　青海チベット族州

【北京＝時事】新華社電によると、中国青海省ゴロクチベット族自治州の幹部は九日、同地で同日未明、警察車両など二台に自家製爆発物が投げ付けられ、同車両が破損したと明らかにしました。現地では地元住民と警察官の衝突が起きていましたが、爆発による負傷者などの情報はないといいます。
　同自治州では八日午後、森林違法伐採をパトロールしていた警察官が、所定の検問所で地元住民が運転するトラックに停車するよう命令。運転手と警官の間で口論となり、住民数十人が抗議のため、警察施設に集結する騒ぎに発展しました。


　国境の警備強化

【北京＝時事】新華社電によると、中国公安省の国境警備当局幹部は九日、チベット自治区の国境周辺の警備を強化していると明らかにしました。
　国境沿いの道路や通関などに国境警備部隊を配置し、「チベット国境周辺で中国の主権を脅かすような犯罪活動発生を厳しく取り締まる」といいます。チベット自治区はミャンマー、インド、ブータン、ネパールと国境を接しています。

（「しんぶん赤旗」2009.03.10.）