メモ @ 『火涙沢の物語』
2012年3月12日 連載
教えられた谷へ行くと、乗り合いバスが2台泊まっていた。
1台は大きくて豪華な、立派そうな椅子が少しだけ載っているバス、
もう1台はふつうの外見の、ふつうの乗り合いバスだ。
かたほうの運転手が聞いた。
「おまえが行きたいのは、星野か、欲しい野か?」
リスキ・リギは、きっぱりと首を横にふって答えた。
「ううん。あたし、欲しくないの!」
「そんなら、こっちだ!」
車のかげから、第三の男が歩みでてきた。
1台は大きくて豪華な、立派そうな椅子が少しだけ載っているバス、
もう1台はふつうの外見の、ふつうの乗り合いバスだ。
かたほうの運転手が聞いた。
「おまえが行きたいのは、星野か、欲しい野か?」
リスキ・リギは、きっぱりと首を横にふって答えた。
「ううん。あたし、欲しくないの!」
「そんなら、こっちだ!」
車のかげから、第三の男が歩みでてきた。