これ見よがしの一面トップ。
 
 でも、なんでだか、見出しの文字の配列に気合いが入っていないと言うか、嫌々ながらの一面トップ?というか、なんだかアリバイ作成というか「免罪符」的だなぁ……?な、感触がするというか……な、感じなのは、私の被害妄想なんでしょうか?
 (^^;)?
 

 中国政府
 ダライ・ラマ側と協議へ
 国営テレビ “近日中に接触”
 
【北京=山田俊英】中国国営中央テレビは二十五日、中国政府の「亞関係部門」がチベット仏教指導者ダライ・ラマ十四世の個人代表と近日中に接触し、協議する準備をしていると伝えました。
「ダライ側が繰り返し会談再開を求めたことを考慮した」といいます。
 この報道は、「中央政府の政策は一貫しており、対話の門はいつでも開かれている」との立場を繰り返しました。同時に、「接触、協議を通じ、ダライ側が祖国分裂活動、暴力活動の扇動、北京五輪破壊活動を実際の行動で停止することを求める。それがさらに次の会談の条件をつくり出す」と表明しました。
 三月十四日にチベット自治区ラサで死者の出る暴動が起き、騒乱が他のチベット民族居住地に広がりました。
 日本共産党の志位和夫委員長は今月三日、中国の胡錦濤国家主席に書簡を送り、事態の悪化を防ぐために、中国政府とダライ・ラマ側代表が、双方が承認しているチベットは中国の一部であるという立場で、対話による平和的解決をはかるよう要請しました。
 また誰であれオリンピックをこの問題に関連づけ政治的に利用することには反対するとの立場を伝えました。
 十八日に都内で行われた楊潔箴(ようけつち)中国外相との会談で志位委員長は、中国側が対話の障害と批判するダライ・ラマ側の問題点を含めて、「対話のテーブルにのせて話し合うことが重要」との考えを伝えました。
 
 
 
 「事実なら歓迎」 ダライ・ラマ
 
【ニューデリー=時事】チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ十四世のスポークスマンは二十五日、中国当局がダライ・ラマ側と接触する用意があると表明したことについて、現時点で情報を得ていないとしながらも、「事実であれば歓迎する」と述べました。
 
(『しんぶん赤旗』2008.04.26.一面右肩トップ記事。)

 

 険悪化した中仏関係
 話し合い修復探る

 
 中国とフランスは聖火リレー妨害で険悪化した関係を修復しようと早い動きをしています。
 中国国営中央テレビ(CCTV)によると、特使のラファラン元首相は二十四日、サルコジ大統領のメッセージと共に、中国通で知られるシラク前大統領からのメッセージも胡錦濤国家主席に伝え、あわせてドゴール元大統領の回顧録を贈ったといいます。
 ドゴール氏は中華人民共和国を承認する国が少なかったころ、西側陣営でいち早く承認に動いた首脳です。こうしたみやげも使って対中関係重視を伝えました。
 チベット問題について両国の見解は異なっていますが、聖火リレーへの暴力的妨害、仏系スーパーの不買運動などを沈静化させるため、話し合いを続けることでは双方一致しました。
 聖火リレー妨害はロンドンでもありましたが、進出企業が抗議の標的にされたのはフランスだけです。サルコジ大統領が五輪開会式不参加を主張したことが特に怒りを買いました。
 仏系スーパー・カルフールに対する不買運動に対し、中国当局は「合法的な意見表明」(外務省報道官)と理解を示す一方、新聞、テレビを通じて「愛国の感情を理性的に表明することが責任ある態度」(人民日報)と呼びかけました。
 北京にあるカルフールはいま通常のにぎわいを見せています。中国政府は十八日からフランスに特使を派遣して打開を探りました。
 もともとサルコジ政権は中国重視の姿勢です。昨年、就任後初のアジア訪問に中国を選び、航空機の購入など三兆円相当の商業契約を締結しました。中国側も「今の問題は感情的なもの。中仏の戦略的関係に食い違いはない」(CCTV)との認識を表明しています。
(北京=山田俊英)
 
 
 
 話し合い続け
 中仏現状打開

 上院議長
 
【北京=山田俊英】中国訪問中のポンスレ仏上院議長は二十四日、北京の人民大会堂で胡錦濤国家主席と会談後に記者会見し、サルコジ大統領のメッセージを胡主席に伝えたことを明らかにしました。同議長は「中仏が話し合いを続けることが今の事態を打開することにつながる」と、関係修復の努力を続ける姿勢を示しました。
 同日、サルコジ大統領特使のラファラン元首相は温家宝首相との会談で、「聖火リレーで起きた問題はオリンピックの精神に反しており、心を痛めている」と語りました。
 同氏は中国中央テレビのインタビューで、「五輪の精神は平和であり、相互尊重だ。大多数のフランス人がスポーツを政治に結びつけることに反対していることを中国国民は理解してほしい」と呼びかけました。
 
 
 
 中・ダライ協議
 仏大統領が歓迎

 
【パリ=時事】中国政府がチベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ十四世の指摘代表と接触する用意を示したことについて、中国政府とダライ・ラマの対話を呼び掛けてきたフランスのサルコジ大統領は二十五日、「大きな一歩であり、真の希望を担うものだ」と歓迎する声明を出しました。
 
 
 
 欧州委員長
 対話解決呼びかけ
 チベット問題で中国首相に
 
【北京=山田俊英】中国を訪れている欧州連合(EU)のバローゾ欧州委員長は二十五日、北京の人民大会堂で温家宝首相と会談しました。同委員長は気候変動など地球規模の問題で中国と協力を強化したいと希望すると共に、チベット問題でダライ・ラマ十四世との対話を促しました。
 バローゾ委員長は、同日開かれた初の「中国EUハイレベル経済貿易対話」のため九人の欧州委員会委員(閣僚に相当)を率いて訪問しました。
 同委員長は会談後の記者会見で、会談で温首相に「一つの中国と領土保全を支持する」と表明する一方、「人権に国境はなく、人権対話は内政干渉ではない」と述べたと明らかにしました。
 中国外務省によると、両首脳は防疫の拡大や気候変動、食品安全対策で協力を求めることで一致しました。
 バローゾ委員長は胡錦濤国家主席とも会談。中国国営中央テレビによると、胡主席は、同委員長ら一行の訪問を「中国重視の表れ」と歓迎。「双方が交流を深めることは戦略的パートナーシップの発展に重要な役割を果たす」と述べました。
 
 
 
 チベット観光再開
 
【北京=時事】新華社電によると、中国チベット自治区のラサに二十四日夜、折江省杭州の団体観光客十五人が到着しました。三月十四日のラサ暴動以来、国内ツアー客を受け入れたのは初めて。一行は青海省西寧から列車でラサ入りしました。
 自治区政府はラサ暴動後、安全上の理由で外国人への旅行許可発給を停止するとともに、国内旅行会社に対してチベット・ツアーの延期を指示していました。海外観光客については五月一日の受け入れ再開がいったん決まりましたが、その後取り消されました。

(『しんぶん赤旗』2008.04.26.国際面)

 

 五輪聖火が長野に到着
 
 北京五輪の聖火が二十五日朝、オーストラリアのキャンベラからチャーター機で東京の羽田空港に到着し、リレー運営チームなど約百三十人とともにバスで輸送され、同日昼前、長野市内に着きました。聖火を載せたバスをパトカーなどが先導し、護衛する形で車列をつくって運ばれました。
 同空港には、中国の霍天凱駐日大使、国際オリンピック委員会(IOC)の猪谷千春副会長、日本オリンピック委員会(JOC)の遅塚研一専務理事ら約五十人が出迎えました。
 
 
 
 北京五輪は正当
 ボイコット戒め

 IOC選手委が声明
 
 国際オリンピック委員会(IOC)の選手委員会は24日、チベット問題などで批判されている北京五輪について、「2001年にIOCが北京を開催地に選んだことは正当であり、開催に向け努力を重ねてきた」などと同五輪を支持し、開会式をボイコットする動きなどを戒める異例の声明を発表しました。
 声明は「ボイコットは全く無意味でばかげている。選手たちに苦痛を与えるだけだ」と強調しています。「五輪に先立つ聖火リレーで一連の騒動が起きていることには心が痛む」と、北京五輪の平和的な開催を訴えました。(時事)
 
(『しんぶん赤旗』2008.04.26.スポーツ欄)

 
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