ダライ・ラマ側
 中国と協議終了

 対話継続を確認か
 
【北京=時事】インド・ダラムサラのチベット亡命政府関係者によると、北京で行われていたチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ十四世の特使と中国当局者の公式協議は二日、終了しました。双方は一日から二日間にわたり、チベット問題をめぐって意見交換しました。
 亡命政府側は「対話は継続される」としています。中国の公式メディアは二日夜現在、協議について何も報じていません。
 
 
 
 モンゴル騒乱 5人死亡
 首都に軍進駐
 
【北京=時事】モンゴル国民大会議(国会)総選挙の結果をめぐり、一日に大規模な騒乱が起きた首都ウランバートルに二日、非常事態宣言に基づいて軍部隊が進駐しました。暴動の再発防止のため政治集会も全面禁止され、中心部では警察当局が非常線を張りました。ウランバートル発の新華社電が伝えました。
 AFP通信によれば、ムンフオリギル法務・内務相は同日、騒乱で五人が死亡、三百二十九人が負傷したと発表しました。フジテレビ現地通信員の二本木忍さんら外国人四人が負傷者に含まれているといいます。与党・人民革命党への抗議行動で該当に繰り出した野党支持者らは八千人に上りました。
 エンフバヤル大統領が一日深夜に出した非常事態宣言の期間は四日間。政府機関や公共施設の警備を強化し、政治集会は許可しません。午後十時から午前八時までの夜間外出も禁止されました。ムンフオリギル法相は「一部グループが非常事態宣言の解除後、大規模なデモを計画」とし、首都の秩序を維持するため軍部隊と国境警備隊を投入し、抗議行動を力で抑え込む考えを明らかにしました。
 
 
 
 洞爺湖サミット前に
 外国人記者ら不当拘束告発
 
 洞爺湖サミットを市民サイドから取材しようと来日した外国人ジャーナリスト・メディア関係者が6月30日、参院議員会館で会見し、「入国管理所で取材活動が認められず、不当に拘束された」と告発しました。
 会見したのは、香港で独立メディア活動をしている朱凱迪(しゅがいてき)さんら3人。朱さんは、6月26日の午後8時に成田空港に到着した後、別室で翌日午後2時まで、係官に尋問されたといいます。「日本でどこに行くのか、誰と会うのか、デモに参加するのかなど、細かく聞かれました」
 アメリカの女性ジャーナリストは、拘束された上に滞在期限をサミット開始前の7月4日までに制限されました。「世界の底辺の声を報道することを妨げられている。民主主義の最低限の基準を守ってほしい」
 外国人記者らを招待しているのは日本の市民メディア関係者でつくる「G8メディアネットワーク」です。北海道の許可を得て、札幌市内に3カ所のメディアセンターを開設。300人以上が参加を予定しています。
 
(『しんぶん赤旗』2008.07.03.)

 
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