人物小史/アークタス, サエム=ラン (*創作*)
2009年9月6日 リステラス星圏史略 (創作)***************
サエム・ラン=アークタス > 蘭 冴夢(らん・さえむ)
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解雇 ・ 退職、 職場のいじめ、
2009年9月6日 労働/対価 +( 因果 応報 )(9月2日の記事なんですけど、なるべく多くのかたの目にふれてほしいので、「最新情報」にしておきます☆
お知らせ
*東京都労働相談情報センター「仕事の悩み特別相談会」
とき 10日(木)、11日(金)、午前9時~午後7時
内容 解雇・退職、倒産、過重・長時間労働、職場のいじめ、セクハラ、賃金不払いなど職場のトラブルの相談全般に応じます。職場のメンタルヘルス対策など、使用者の方からの相談にも応じます。相談員は同センター職員、弁護士、心理カウンセラーです。
相談電話 0570(00)6110(東京都ろうどう110番)
(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/ 機関誌
「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
2009.09.02.)
整理解雇4要件
2009年9月6日 労働/対価 +( 因果 応報 )(090928未明入力)
八王子の自動車教習所
指導員の解雇無効
地裁支部 賃金仮払い命じる
東京都八王子市の自動車教習所の指導員が指名解雇は違法だと地位保全と賃金仮払いを求めていた仮処分申請で8月26日、東京地裁立川支部(桐ヶ谷敬三裁判長)は解雇を無効として教習所を経営する会社に賃金の仮払いを命じました。会社側は1日、総額840万円の賃金を支払いました。
仮処分を申請していたのは、飛鳥(あすか)ドライビングカレッジ八王子校の40代から50代の男性教習指導員6人です。ことし3月初め、教習所を経営する飛鳥管理株式会社(本社・新宿区)から4月15日をもって解雇すると通告を受けました。これに対し6人は解雇が整理解雇4要件(①必要性②回避義務③選定基準④説明・協議手続き)を欠いた不当なものだとして3月18日、地裁八王子支部に解雇を無効とする仮処分を申請していました。
飛鳥管理は八王子、日野、川崎(神奈川県)、川口(埼玉県)の各市で自動車教習所を経営。首都圏を中心にタクシー事業などを行う飛鳥交通グループの企業です。
地裁支部は決定で、飛鳥管理が、教習所買収や2007年12月から08年11月までの純利益が約3億1千万円など財務状態に特段の問題がなく人員削減の必要性の程度は高度なものではないこと、川口校や日野校への出向を検討していないなど十分な解雇回避措置を講じていたとは認められないこと、説明・協議手続きで労働組合との協定で定めた相互理解の上で実施したとは言えないことを指摘し、「解雇は解雇権の乱用であり無効」としました。(略)
(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/ 機関誌
「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
2009.09.06.)
「ただ働きはごめんだ」
2009年9月6日 労働/対価 +( 因果 応報 ) コメント (4)(090928未明入力 ※長いです※)
萬世閣 北海道
安心・安全のホテルに
料理人の心意気
ただ働き・パワハラ…労組つくり裁判
洞爺湖、登別、定山渓、旭岳と北海道内有数の温泉地でホテルを展開する萬世閣は、旬の食材を使った会席膳(ぜん)プランが人気です。この人気膳を考案し、萬世閣の「食」を支えてきた料理人らが「ただ働きはごめんだ」と労働組合を結成、たたかいを広げています。
(北海道・小泉健一郎)
「お客様への満足いくもてなしと、働きがいある職場づくりをめざしてきました」。こう語るのはTYさん(61)です。
創業以来、3代続く老舗ホテルの萬世閣。Tさんは、先代社長時代から調理場を担当し、料理人から「おやっさん」と慕われる師匠で、全館総料理長も務めました。
「先代社長に世話になり、3代目社長を支えていこうと働いてきました。しかし現社長は人の話に耳を貸そうとせず、横暴で前近代的な経営手法です。誰も意見を述べることができませんでした」
不当な解雇も
調理人が不払い残業代の請求を求めたことで、Tさんは「監督不行届き」と職を解かれました。
洞爺湖と登別の料理人や元料理人15人が3月、不払い残業代と損害賠償合計約1億3000万円の支払いを求めて、札幌地裁に提訴しました。「残業代が一切支払われたことがなく、経営者によるパワーハラスメントや暴力、不当な解雇や労働基準法無視の労務管理が常態化して、自殺者も出ている」といいます。退職に追い込まれた元総料理長、元支配人らも人権侵害で損害賠償請求の裁判を起こしました。
原告の一人、OYさん(53)は、経営していた、すし店を閉めて萬世閣に入りました。Tさんからホテルの料理を厳しく仕込まれ、2008年7月に洞爺湖で開かれたG8サミット当時は、洞爺湖万世閣ホテルレイクサイドテラスの調理長も務めました。
「華々しいサミットの裏で、ホテルの調理人は大変な重圧と長時間労働を強いられていました。従業員の残業時間は月100時間を超えていました」とOさんはいいます。
毎日どんぶり
白い蒸気が立ち上がる有珠山を背にする洞爺湖の絶景。サミットの開催で、洞爺湖万世閣ホテルには警察官500人とブッシュ米大統領(当時)の警護担当者120人が宿泊していました。
ところがホテルに支払われる宿泊費は食事を含めて、ビジネスホテル並みの1人1日7500円でした。
Oさんは、浜野浩二社長から通常の半分程度にあたる8~9%の原価で食事をまかなうよう指示されます。
「警察官は体が資本だから、ボリュームがあればいい。毎日どんぶりものを出せ」。来る日も来る日も、親子どん、カツどん、中華どん、天どん、ステーキどん、カレーライスのオンパレード。
警察官からは「万世閣と聞いて期待したのに、毎日どんぶりか」といっせいに不満の声があがりました。
「お客様に喜ばれる要理を出したい」。料理人たちの誇りは傷つき、Oさんの胸は痛みました。
調理のほかに政府関係者への対応が続き、長時間の勤務で体調を崩したOさんは「うつ病」「自律神経失調症」と診断され、サミット終了後に退職を余儀なくされました。
料理人らは労働基準監督署に「残業代不払い」を訴えました。
(略)
12月中旬、午後11時すぎの洞爺湖畔。業務を終えたホテル従業員たちがTさんの家に集まりました。
ふすまを外した二つの部屋に従業員がぎっしりと座を詰め、「萬世閣労働組合」の結成を宣言しました。
労働組合は、ただちに社長らと団体交渉を申し入れ、「残業代の支払い、法に従った労務管理、いやがらせをやめよ、故障したままの洞爺湖ホテルの自家発電装置を修理せよ」を強く求めました。
(略)
「満足いただける安心・安全のホテルをめざし、料理人の誇りにかけてたたかいます。私たちは萬世閣を愛していますから」
(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/ 機関誌
「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
2009.09.06.)
(091009入力)
長期被爆の実態を科学的に
旧ソ連時代、巨大な核実験場があった中央アジア・カザフスタンのセミパラチンスク。1949年から91年まで450回の核実験がくり返され、大量の放射性物質がまき散らされた。カメラは実験場から100キロ以上離れた二つの村に今も残る後遺症の実態を伝える。
どちらのケースも死の灰による長期被爆である。土壌の残留放射能を何十年も浴び続け、あるいは汚染された井戸水や作物でがんや心臓病にかかる。世界で唯一科学的調査ができる現地で調査を続ける広島大学の星教授によると、この60年間に村人が浴びた放射能は、爆心地から1.6キロの放射能に匹敵するという。旧ソ連は、この脅威に気づいており、周辺住民2万人の健康調査を30年間続けていた。カルテを分析したドイツ放射線防護庁の科学者は、死の灰とがんに因果関係ありと結論づけている。
映像とともに次々に提示される科学データは説得力十分である。
ちなみに64年前の今日、広島でも、原爆投下直後に周辺の町に降った「黒い雨」から放射能が検出されたが、国は公式には人体への影響を認めていない。
(諌山 修 ジャーナリスト)
(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
機関誌「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
2009.08.06.)
(091102未明入力)
安全軽視の原発推進
科学者会議 シンポで告発
日本科学者会議が主催する原発問題の全国シンポジウムが5日、新潟大学で始まり、約50人の参加者が議論しました。
小林昭三・新潟大学名誉教授は、新潟県での40年にわたる原発推進にかかわる問題について報告。用地買収や活断層隠し、事故隠し、データねつ造など、さまざまな不正が行われてきたことを告発しました。
野口邦和・日本大学専任講師は、使用済み核燃料を全量再処理することで余剰プルトニウムを生み出すという日本の核燃料政策の矛盾を指摘し、商業用再処理を中止すべきだと述べました。また、世界で新たに原発を導入する国の増加が予想されるなかで、当面、ウラン濃縮施設を多国間管理することを提案しました。
鈴木賢治・新潟大学教授は、老朽化原発の問題点を指摘するとともに、安全性を保全する技術や人材の育成を地元の大学などで進める必要性を訴えました。
深尾正之・元静岡大学教授は、自然エネルギーの可能性について報告しました。「数百年先の人類生存には太陽エネルギーでまかなう生活スタイルが不可欠」と指摘。同時に、現状では、太陽光・風力発電の導入拡大とともに、太陽熱利用やバイオマス利用など、広い分野で技術開発が必要だと強調しました。
シンポジウムは6日も開かれ、原発の耐震安全性、プルサーマルの問題などが議論されます。
(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
機関誌「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
2009.09.06.)
(091211未明入力)
書架散策
宮崎滔天 著『三十三年の夢』 岩波文庫
古くない滔天の民権思想
私にとって「巻を措(お)く能(あた)わず」という表現が誇大でないのは、宮崎滔天(とうてん)『三十三年の夢』がほとんど唯一の例である。
宮崎滔天が、中国では小中学校の教科書にまで登場し、だれでも知っている数少ない日本人の一人だと聞いたら驚く人も多いのではなかろうか。実際には、中国革命の途上亡くなった(中国人にとっては、日本の坂本竜馬や高杉晋作に相当する)革命の志士たちのほとんど全員と親交を結び、かれらを文字通り心身ともに支えたという事実が中国では良く知られているのである。
この本は単に、自分が大陸浪人として活躍したという自慢話が活写されていて、血沸き肉踊る、というだけではない。否、むしろ失敗と失意の連続が綿々と書き綴(つづ)られているに過ぎないとも言える。しかし、国全体がアジア侵略へと傾斜していく以前には、一旗あげる目的か、大陸侵略の先兵となって手柄を立てるか程度のことを企(たくら)んでいた人たちがほとんどだったにせよ、中にはヨーロッパのアジア侵略に抗して、慾(よく)得を離れて純粋にアジア諸国の独立のために生涯を捧(ささ)げた人たちがいたという事実には迸(ほとばし)るような清々(すがすが)しさを覚える。日本人にもこんなにエネルギーに溢(あふ)れ、初々しかったことがあるのだ。
この何かが狂ってしまったような世にあっては、「西方の覇道の手先となるのか、それとも東方王道の牙城となるのか、それはあなたがた日本国民が選ぶべきことだ」という滔天の親友孫文の言葉が今思い出されるべきである。
「古臭い」と嗤(わら)うなかれ。晩年すでに滔天の民権思想は古いとみなされるようになっていたものだが、それでは問う。その後日本はどういう道を歩むことになったのか。思想に新しいも古いもないではないか。アジア諸国から好意的に見られる滔天をキーワードとして、アジアの希望の星だった時代の原点に立ち戻るべきである、と私は思うのである。
足立 恒雄 (早稲田大学理工学術院数学科教授)
(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
機関誌「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
2009.09.06.)