(2014.07.03.転記)
東京電力の原発不正はひどいね
(略)東京電力の原発の不正ひどいね。
(略)不正件数も多いけど、内容もひどい。
(略)重大事故が発生したに使用する装置が故障していたのに正常に動作するように見せかけて検査官をごまかしていたというんでしょう。
(略)大量の放射性物質がある原発の事故は、大きな被害につながる。
そうした事故を防止するために、一定期間ごとに法律で検査が義務づけられているんだ。
この検査をごまかすんだから悪質だよ。
(略)東京電力は以前にも大規模な不正が明らかになって大問題になったことがあるんでしょう。
(略)2002年8月だ。内部告発がもとで、原子炉機器の検査結果や修理記録にうその記載が多数あることが明らかになった。
(略)たしか、あのときは「総点検」をした結果、ほかに不正はなかったと発表したわね。
(略)今回明らかにした200件に及ぶ不正は、すべて02年8月までに行われていた。
不正に関係した人は当然知っていたはずだ。
(略)これだけたくさんあったのに、みんなが隠したのかしら。
(略)03年に東京電力が発表した報告書では定期検査をスケジュール通りに終わらせるのが「最大の関心事」だったと書いている。
「安全より効率」というのが会社の体質になっているということだ。
(略)今回の不正発覚のきっかけになったのは冷却用海水温度のデータ改ざんだが、これは昨年12月まで続いていた。
この調査結果を発表した1月の報告書でも、「工程を守ることが最大の関心事であった」と書いている。
(略)海水温度の改ざんは東京電力だけでなく、ほかの電力会社でもあったでしょう。
(略)関西電力、東北電力、日本原子力発電でも明らかになっている。
(略)国は、すべての電力会社の徹底した調査をすべきだよ。
電力会社の体質を改めてもらわないと、国民は安心できない。
(写真:「多数の不正が明らかになった柏崎刈羽原子力発電所」(新潟県))
(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
機関紙「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
2007.02.06.