(承前)
さて。『すでにある設定資料』から…

何を活かして、何を捨てて、止揚させるか…??
  
『 大地世界(ダレムアス)の変遷 』 (@中学授業中?)
2006年7月6日 連載(2周目・大地世界物語)


○ 創 世 (精霊代)混沌
  大地母神(マリアンではない)と聖霊、精霊たちによる国産みの時代。

○ 神の時代
  女神マリアンの目覚めと始源の人間達の誕生。諸神の参集。
  始都マドリアウィ建設。四国神戦役。(始めが原の合戦)。

○ 神人の時代 
  女神就眠。多数の神々が大地世界を去り、また人々の間に身を隠す。
  鎖国の完成。始祖皇朝成立。

○ 人の時代
  大地の成長にともなう人の生活圏の拡大。
  始祖皇朝断絶。新都モルドマスリス遷都。
  数皇朝を経て、いつしか始源の都の位置、失われる。
  《国》の概念の成立。ソリテイン大路の乱による初期皇朝代の終息。
  奢国海没す。

  中期皇朝代の開始。数代ごとに皇朝・皇都が交替し、
  皇道の発達と諸国の誕生をうながす。
  地球人たち、正式にティカース領を与えられる。
  また、この頃、始めて砂原越えをする者現れる。
  大都皇朝・木都皇朝を通じ急速に発展。

  旧都モリナウィエア皇朝後期に至り、
  西(モルナス)第一代皇ハネルン、皇位継承権を主張。
  東西分裂期。
  モルナス第3代に至り講和なる。
  東皇朝(正統皇家)のルア・マルライン遷都。

  白都第7代マダガラルに、
  東の森の仙族セイウィラ ワラ ノリウィラワマ(仙女皇)降嫁。

  大異変おこる。ボルドム侵攻による白皇都滅亡。
  中期皇朝代終わる。混乱の大戦期を迎える。
(>地球西暦1994年)。

  マリノ平原の合戦。この後、大地の成長とまる。
(>地球西暦2060年代)。

後期皇朝代。この時期に属するのは戦都皇朝3代のみである。
  かつて類を見ぬほどに皇権が強まり、来たるべき戦いにそなえる
  中央集権国家となる。
  対ボルドム決戦初期に若くして即位せる女皇マリス・スビア、
  天球界の女神リーシェンソルト探求の旅に出で、遂に還らず。
  これをもってダレムアスの皇位継承権絶ゆ。

  暗洞界滅亡。大地世界の収縮はじまる。
 
 
 

○ 人の子の時代
  末期皇朝、正確には摂政制時代である。摂政職第8代に至り、
  皇、大地世界ゆかりの不思議の旅人リレキスを具してダレムアスへ還る。
  《鋭どき人》(リレキス)、超光船フェアリスティラーヤ
  90余隻を建造。
  生き残りしダレムアト大地を捨てる。
 
  大地世界、滅ぶ。

https://puboo.jp/bib/i/?book=103339.epub


https://85358.diarynote.jp/201512181521069483/
(あ、ひみつ日記インだw)

2.《大地世界》物語

2-3.「女神のとおき孫」

 ~ 大地世界、白王都ルア・マルラインの地誌と年代記には、おおむねこのように記されている ~

2-3-1.「拡散と分裂」

始原野マドリアウィの時代の終わり、増えすぎた人々が聖なる野原から溢れ出す大河や湧き水とともに大地の背骨山脈を流れ下り産み広がり、あらそいを避けて遠くへ遠くへ、仲の良い者たち同士だけでかたまって拡散と移住を繰り返した結果、ごく親しい近しい血族や親友同士などのほかは互いの行き来が絶え、数代を経るうちに集落ごとの言葉にも差異が増えていって他所の者とは意思疎通が困難になってゆき、そのためますます疎遠になり、各地の人々は文化的な孤立と特殊化を深めていった。


2-3-2.「多様と同根」

時代を経て、大地の東の果てに拡散してきた地人族の娘と、果ての森を領土とする仙族の若者とのあいだに生まれた息子ヒシュス・クスエセン・エンセトガイナドは、幼い頃から両族のあいだを行き来し、また「泥球人」の渡り者たちとも親しく交わって、大地世界の細断された人々のありようと、集落ごとに違う生活様式や刺繍紋様の個性などに魅力と不思議と不満を感じ、道なき道を踏み越えて、大地世界のすべてをめぐり、すべての人々の暮らしぶりを知りまた教え合うための旅に出た。


2-3-3.「血の薄い者」

大地の背骨山脈に近い地域では「女神の娘の子どもたちの血を濃く引いているかどうか」が、地人たちにとって大きな価値を持っていた。
血の濃い娘のひとりが流れ者の泥球人との間に産んだがために本家からは「血の薄い娘」と別称されるミトル・ウルィアは、ある日、「知らない場所」から都邑にやってきたヒシュスの旅に関心を持ち、閉塞的な都邑の暮らしを捨てて、共に大地をめぐる旅に出た。


2-3-4.「旅の仲間」

ミトルと共に旅に出た「血の濃い」従兄アステト・アウラと、途中の街で出会ったその遠縁ウエンダ・アステトライアも加わり、仲間が増えたりまた別れたり、旅を続けるうちにミトルの疑問は深まる。

「このまま互いに疎遠になって、忘れたり憎んだり軽蔑したりし続けている世界なんて…変よ!」

「ばらばらになった大地世界各地方諸族を『ひとつの仲良し』に繋げ直そう!」

 ミトルの決意に仲間たちは賛同し、旅には新たな目的が加わる。


2-3-5.「王の帰還」

長い旅の末、各地の諸族を説き伏せ、諍いや断絶があれば仲裁に入り、行き来をしやすくする「白の道」の開設が進められた。蔑視されていた「泥球人」たちは「交易代行商人」として大地世界での地位と尊敬を得た。互いに通じにくくなっていた「里訛り」を再統一した「共通語」が定められ、紙と本の製法が伝えられ、手紙のやりとりが始まった。

大地世界の新たな王都「白都」が定められ、「血の薄き者」ミトルが、「女神のとおき孫」の美称を得て、大地世界の「再王」としてその位についた。


2-3-6.[双統家]

《血の薄い娘》は成人し《女神の遠い孫》の美称を得て大地世界全体を束ねる《白王家》の開祖となり、交易の要衝たる大いなる《銀波青流》の《瀬分けの丘》の一帯の森を開いて《白の都》と定めた。
 しかしここで自らの聖統を唱える《最も濃い家系》からの横やりが入った。《血の薄い娘》が大地再統一の功績をもって《神統主》の位に就くのは構わぬが、その後継づくりを考慮すれば、統主の伴侶は《最も濃い家系》の者が務めるべきだというのである。
 女皇はこれを拒否して、従兄弟である地人族をみずからの夫とし、幾人かの後継者を産んだ。これにより、以後の諸皇の寿命はほとんど一般の地人と変わらぬまでに短いものとなった。
 聖性を誇る《最も濃い家系》は彼らを《ただびと》と蔑み、これに臣従するを不服とし、自ら《聖帝家》を名乗り離反した。初代女皇の必死の懇請により戦は回避されたが、彼らは袂を分かち、《帝家》とその眷属は、再び移住と拡散の徒についた。
  
 《白の皇都》の西方には、いにしえの暗洞界軍の魔厄によって永遠に緑の育たぬ《うつほの岩漠》が広がる。後代、それを西南に迂回して更に進んだ厳しい環境の中に、聖なる真力の強い者のみが入都を許される、《西の帝都》が築かれるに至った。

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コメント
霧木里守≒畑楽希有(はたら句きあり)霧木里守≒畑楽希有(はたら句きあり)
2016年1月15日16:45

…いや…(^^;)

小項目4と5のタイトルは、実際に書くときには変えますけど…たぶん…w
https://85358.diarynote.jp/201601151502323685/


https://puboo.jp/bib/i/?book=103200.epub


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