お初にお目にかかります。
アットゥルウルウィァワー・アィライラー・ィラヤム、と申します。
えぇ。
日系人のかたには発音しづらいらしく、大変不評な名前で申しわけありません。
省略して「アルヤ・アラム」と呼ばれることが多うございます。
「いるか・いないか」判らない。
つまり「存在感が薄い。」という意味だそうですね…(苦笑)。
生まれは判然としないのですよ。
母は早くに亡くなったそうで、面影をぼんやり憶えている程度です。
その頃は月に住んでおりました。
「アィライラー・ィラヤム」の姓は育ててくれた養父のもので、彼は中近東系の血筋と文化的バックボーンを持っておりました。
私を引き取ってくれた理由は、母方の祖父の友人だったからだそうです。
この祖父は《朝日ヶ森》の関係者だったらしいのですが、あまり詳しい話は教えてもらえませんでした。
《アルヴァトーレ》の一員であった養父に連れられてあちこち転居しながら育ちましたが、彼の没後、教育を受けるために《Point-P》に滞在し、色々あって豪田行(ゴウダ・イク)氏に目をかけて頂き、奥方と御息女の御世話役をおおせつかっていた時期もありました。
現在は《アルヴァトーレ》に戻り、二等監務官を務めております。
いえ、実を申しますとあまりESPの才はないのですよ。
単なる実務的な、ありていに言えば雑用係でございます。
コメント
見た目はかなりよく似てるんですが…
性格は、ほとんど似ていません…w)