https://www.youtube.com/watch?v=E3wWC6Cfikg&list=RDYQFs6I8MVRM&index=3
【高音質】CLANNAD AFTER STORY OP 『時を刻む唄』FULL 歌詞付き




 そんな事が何度か繰り返し起こり、「きっと何か事情があるのだろう…」と気遣う余りに何も訊けず、喜んでそうしているとは思えない行為に、「自分には救うことが出来ないのか?」と胸を痛めて悶々とするリエンと、一方で、「きっと軽蔑されてるっ!」と思いこんで、ギクシャクとグレまくって、ヤケになっていくウェイと。

 ある日の密会の相手が、過度にサディスティックな傾向のある困った奴だった。耐えきれず悲鳴をあげて失神するウェイ。ホテルの防音壁(と数十階分の距離)を隔てて、悲鳴が物理的に聴こえた筈はないのにドアぶち破って飛びこんできたリエン。

 泣きくれているウェイをなだめているうちに、ようやく聞き出したのは、《リステラス》(天地)行政機構における機密中の機密…支配階級である《銀種》の遺伝子には、しばしば、一般には「禁断の能力」として忌み嫌われ根絶させられた筈の、強度のESP因子が付与されているという事。

 ウェイの場合は、それは接触テレパスという形で現われており、不幸な事には性的な深い接触を伴わない限り発動しないという事。しかし、国の安全を左右するような情報を、どうしても入手しなければならない場合、執政官として教育された自分には、嫌いな相手とのそうした接触を、拒否しようという発想の自由がないという事…等々。

 なんのことはない、この時点でウェイの方は、かなり明確に「リエンにどう思われるか」が気になって仕方がなく、意識しすぎているせいで、それまでは当たり前に(軽度の人間不信の原因になっているとは言え)こなしてきた「特殊任務」が、辛く感じられているだけだったんだが…。

 ここで更に、ESPの中でも最も忌み嫌われるテレパシスト(読心能力者)であると知られる事で、リエンに嫌悪されるのではと、それが一番の恐怖で。…ヤケとパニックで自暴自棄になり、体調を崩して寝込んでしまうウェイ…。

 その心理をきちんと理解できた訳ではない(「惚れられてる」なんて自惚れられるほど身分の違いは小さくない。なにしろ平均寿命にしてからが、異なる遺伝子等級間では倍近い差が、歴然とあったりする)…なりに、深く傷ついているらしいウェイを何とかして救いたい…と思いついたリエンは、「そう考えている自分の心が、嘘じゃないということを解ってもらいたいから」という理由で、「俺の心を読んで下さい」と、つまりは…




(あッ☆ 以下、「秘密」に入れときますぅ…ッwww)

(…と、思ったけど、そんなほどでもなかった…w)




 
 …つまりは、「抱かせて下さい。」と、「お願い」しちゃうのだった…。


(…冷静に考えるとギャグだな…)


 恐る恐る、抱きしめられてみた臆病もののウェイと、本心から愛しみ慈しんだ優しいリエンと。結果、うまくいっちゃった訳で、それからほどなくして問題の別件任務も片づき、短いけれど思いきし大甘だった蜜月期間を経て…さぁいよいよ、《ガワンナラ》の、本拠地攻略戦である。





https://www.youtube.com/watch?v=rLzkzbyrsTI&list=RDYQFs6I8MVRM&index=4
雨のち晴れ

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