(3)+(4)。
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https://www.youtube.com/watch?v=K_xTet06SUo
和楽器バンド / 千本桜

おぉ♪(^^)「栗原くん」が、太鼓たたいとる…♪
 ↓
https://www.youtube.com/watch?v=14CbWvZIt5s
TAO 大祭2

https://www.youtube.com/watch?v=PM_ZOYPCIow
Red Run!- TAO Drummers of Japan




 本来のコースを大きく迂回して南米方向から来たように見せかけていた俺たち、やがて日本の防衛海域に入ろうってところでスターエア⇔日本首都の洋上主要航路に合流する。

 大型タンカーや鉱石貨物船は で、スピードが勝負の商業貨物や旅客専門はホバー船や MISS-SHOT と同じようなジェット推進で運行している。

 無論さらに "速さ" を要求する輩ははるか高空、大圏航路の上だけど…一般の民間の用船がそこを通ると、時折 誤って 皇国軍に撃ち墜とされるんだそうな…。

 ところどころを方向区分ブイで仕切られた両側を、右往左往する乗りモンの類は、ラッシュ時でない首都高速のそれと同じ程度に混みあっていた。

 その大人しやかでいてそれなりに活気を見せる高速船の列の中を、ひっきりなしに電波サイレンで警告を出しながら、パトロール艇らしいのが走りまわっている。

 ヤニさんがそこらの船の通信員に立体電話でちょっかいかけて聞き出したことには、

{ 知らねェのかい。ゆんべスターエアの皇国軍司令部が襲われてな。ほとんど壊滅状態でビルさえまともにゃ残りゃしねェってんで、今日は朝っぱらからすげェ騒ぎよ。
 おかげでこちとら仕事あがったりだが、ま、オエラガタの慌てぶりが想像できるってェだけでも、お釣が来るってもんよ。}

「…おぉやぁ。そりゃァ残念なコトをしちまった。急いでリマになンざ向かわずにスターエアで一泊しとくんでしたネェ…!」

 そうすりゃ騒ぎにまざれたかもしれないのに、あたしの知り合いもあそこに捕まってたンですョ…と、洗いざらい情報聞きだしながら、シャアシャアたるもの。

 実はヤニさん、すでにペルーの友人に口裏合わせてくれるよう、連絡つけてある。

 派手な赤ペイントの惑星間小型艇が列に割り込んで来たとあって、

「…アチ。おいでなすった…」

 神経とがらせてる海上巡視艇が職務質問のため「停船!」を呼びかけてきた。

「………普段ならこんな目に遇いやしないンですがねェ…」

 うんざり。という風に大げさに額に手をやりながら、もう片方の白い指がサラサラ操作盤の上を走って停止・着水する。

 小型の曳航艇がチャグチャグと直進してきた。

「さ、て。
 ボーヤとこちらのお嬢さン以外はコンテナーの方に行っといちゃくれませんかね。あとは適当に誤魔化しときますョ。」

 俺とユミちゃんを指す。

 あとの連中はゾロゾロと指示に従って。

 ピーッと玄関?のブザーが低く鳴るのへ、ヤニさんはスタスタと出て行った。

 俺は面白そうなのでほこほこくっついて行き。

 振り返るとユミちゃんは居間との境にひっかかって、不安げに首だけをのぞかせていた。

 平気だよ。とウィンクひとつ。

「 ハイな。 」

 目一杯なまめかしく壁にヒジついてシナを作って、ヤニさんは扉の開閉ボタンへと指を伸ばした。

「 お役目ごくろうさンでございます。」

 残念ながら俺のほうからは見えない、凄いほどに艶やかだろう微笑みに、踏み入って来ようとしたパトロール2人はまずビビらされてしまったようだった。

 その鼻先に小さな銀板とIDカードをさしつける。

「 惑星間自由貿易人、ヤニ・シュゼンジシブ・シュゼンジシカ。 "火喰い竜の" ヤニと云えばもしかして御存知じゃあと思うンですけどネ。」

「 ! 火喰い竜のヤニ…!」

 若いほう、新入りらしいパトロールの顔に思わず尊敬というか憧憬の色。

 へ~えヤニさん有名人っ!

 …しっかし…

 自由貿易人なんつって許可証や身分証明みせたところで早い話が宇宙の運び屋、流れ者。

 アウトロー(無法者)にパトロールが憧れてたりなぞしていいものか? いまいち疑問。

 案の定、年かさのほうは若いのを横目で睨みつけて、ますます表情を硬くした。

「カードとライセンスは本物だ。…で? 荷の品目と数量は? 目的地及び受取主は? …コンテナ内を改めさせてもらう。」

 カードの判別器を腰に納めながら乱暴に押し入って来ようとする。

「きゃ。」

 背後でユミちゃんの短い悲鳴。が。

 むずと掴まれたヤニさんの細腕は不思議とびくとも動かなかった。

「積み荷はこのおふたりコンテナは居住用。」

 唄うような揶揄うような口調。

「マ、もちのろん、嬢さん坊ちゃんがたの為の専属用心棒が3~4人乗りこんじゃァ、居ますがね。皆さん首にごたいそうなシロモンをぶら下げていらっしゃるンで、パトロールにお引き合わせするってェわけにも行かないんですョ。」

「 なんだと!」

「ま、ま。鈍い旦那だねェ、ヤボ云うは女に嫌われますョ。そこは察ッして下さらなくッちゃァ。」

 チッチッと指を振る。

 パトロールはますます居丈高に船荷証を見せろと主張。

「 解ってないンですネェ、いまいち。」

 広げた胸もとから気短そうに書類ザックを取り出した。

「お尋ねのモンはここですョ。…ぉおっと触っちゃァ、いけないねェ旦那。

 まずコレだけちょいと拝んじゃ貰えませんかぃ。」

 1枚、ちらっと引き出してまたすぐ戻す音。

「 う!?」

 パトロール達の顔色が… みるみる変わって行って。

「こんな手はァ、あんまし使いたかないンですがね。」

 ヤニさんはいとも色っぽくタメ息をついた。

「いま見せたのは、ま、別ン仕事の時のですけれどね?

 お解りでショ。ふたつ名前はダテや酔狂でついてるわけじゃァない。それなり の自信と実績があって初めて名乗れるもンですからねェ…。

 パトロールの旦那がたなら無法者のルールっくらい、先刻ご承知でしょォが。

 この方々はネ、さる御方からあたしが内密に依頼を受けて、はるばる冷たい真空世界からお連れして来たンですョ。

 顔立ちをご覧になりゃ半分日本人だ。ってェのはお判りですね?

 さて、それ程ちょくちょく《コロニスツ》の領域まで出向いて来られる御方と云えばァ。………さてネ?」

「…そ、相当、 "上" 、の、…?? 御方。って事に……っ??」

 若いパトロール、おどおどと。

「 "云わぬが花" ってもンでしょうが?」

「…本当でありますか…ご子息殿?」

 年配のほうはそろそろ同期の出世度合の気になるお年頃。

 今までの失点を取り繕うとでも云うように急に丁重な態度。

「………疑うわけ?」

 せいぜい『生まれのいいお坊ちゃん』らしく高飛車な声を出してやるんだけど。

 俺、こういうおっさんの姑息な表情って、あんまし好きくはない~…

「 マ、そぉいぅ事で。」

 声はにこやかに態度はシタテに出ながらも、ヤニさん断固とした動作で前に進み出て、パトロール2人を船外へ追い出してしまった。

「し、しかし。ちゃんと調書を取って行きませんことには、上司に…」

 若いほう、世慣れしていないだけに、 "権威" てものがピンとは来ないらしく、シャクシジョウギ。

「あァ。…それもそうですかねェ。」

 例の、小首をかしげる感じの振り向きかたで俺たちの方へチラッと微笑みかけてから、自分も揺れるタグボートの上に鮮やかに飛び降りた。

 ………ハシゴを使っても、下までは約2mあるんですが………

 スリット入りのロングドレスったってスペース・スーツの一種なんだから、もちろんその下に細身のパンタレットみたいなものをはいてはいる。

 しっかしそれが白地の極薄。ほとんど半透明に肌の色や脚の形が透けて見えるとあっては男としては、まンだすなおに素足でいてくれたほうが、精神衛生上ありがたい…ような気がする…

 タグボートから見上げれば、ヤニさんはちょうど逆光線になっている筈だった…。



 ユミちゃんは安心したのか一旦居間のほうへ引っ込むと、洗い物のカゴを持って来てランドリーのほうへ姿を消す。

 『新入り坊や』がシドロモドロに質問するのへ、ヤニさん適当にでっちあげて答えて。

「どしたンです? 書かないンですかい?」

「は。あの、規定では、船内の実物とチェックしながら…」

「…新入りサァン…っっ アンタって、ほんっと、可愛い…♪」

 何を思ったのか笑いこけ… 笑いじょーごだったんですか、ヤニさん。

 『パトロール・年配』は、これはもう彼女に逆らおうという気力はなく。

てっきとう に生きましょうや、ねェ? 早く老けちまいますョっ!」

 すっ、と俺の眼下、斜め下2mかける3mくらいの所でヤニさんのすらりとした体が『新入り』のほうへ近寄った。

「…ま、これはほんの、ワ・イ・ロ…♪」

 白魚の指先がひょいと相手のアゴを捉える。

 げっ!!

 きっ! …キッキッキっ! kissしてる~~っっっ!! ??

 ………………ッ☆

 あ、あいつ役得だッ うらやま… ぃゃ不届きな…ぃや、えーと。

 と、とにかくっ!

 ア然としている年配と、呆然としている若輩を乗せて、タグボートは静かに母船へと去って行った。

「…ヤ、ヤニさん………。」

 当の彼女はごく平然とした顔で海面からのハシゴを登って来る。

 手を貸そーかと思ったけど、なんとなく、俺はひきつって壁に貼りついてしまって離れられなかった…。

ぉおや。 坊やさん、どうかしなすッったンですかィ?」

 ニッ、という、笑み。

 十分解ってるくせしてこちらの反応を楽しんでいる。

 ふいっとその限りなく陽気に色っぽくて人生を楽しんじゃってる顔が、大映しになった。

 ! ひ、ヒエェっっ

 …ぅ、わ。

 ………柔らかい感触………。



(………やっぱ好とは、………ずいぶん違う。…………☆)



「 これっくらいで驚いてちゃァ、いけませンよ。」

 人差し指でチカッと合図を残しながら、ヤニさん退場。

 ………ぉ、男の側の立場と都合ってェもんも考えてもらいたいぃぃぃぃっ!

「…あら? 清クン変な顔してどうしたの?」

 からのカゴ持ってランドリー兼バスルームから姿を現わすユミちゃん。

「わっ馬鹿っ☆」

 こ、こんな時に肩に手なんかかけないでくれっっっっっ



 …も、俺は、アセッてトイレに駆けこむっきゃ、なかった…。



 ………………。★







https://www.youtube.com/watch?v=mDur9_fM-Kw
津軽三味線 超速弾き tsugaru jamisen quick play 超絶技巧 transcendence



…しかし…(^^;)…w

なに考えてコレ書いてたんでしょうねぇ…

当時レッキとした「高校生女子」だった、ワタクシは…wwwww



…と、鳥さんが可愛い…ッ♪
 ↓
https://www.youtube.com/watch?v=cZuIckEIMC8
津軽三味線で演奏してみた  千本桜

https://www.youtube.com/watch?v=Q2meWkWqc-I
【和楽器バンド】天樂 Tengaku 【VOCALOID】

https://www.youtube.com/watch?v=_M4K5wk9DCM
林英哲 Eitetsu Hayashi & 木下伸市 Shinichi Kinoshita "-SHI-BU-KI-"

https://www.youtube.com/watch?v=xwQ3xUlMM1Q
林英哲 Eitetsu Hayashi & 木下伸市 Shinichi Kinoshita "海流 -KAIRYU-"

https://www.youtube.com/watch?v=GjwoxoRCcRs
夏休み (本当は切ない反戦歌だった?) 吉田拓郎


…ちなみに清クンは名前を知らないようですが、
ヤニさんの衣装は基本これです…☆彡
 ↓
http://brideal.jp/blog/archives/10866
優雅で美しいベトナムの民族衣装「アオザイ」
 ↑
(チャイナドレスより動きやすく、えろい♪)

彼女は多国籍いろいろ混血なので、
民族性にこだわっているわけではなく、
「似合うし♪」と気に入っているだけのようで、

「胸元は日本のキモノ風」に仕立てて、
思いっきり襟を抜いたり、はだけてみたり…w

「いたいけな純情男子を誑かすのが趣味♪」らしいです…☆

…w(^◇^;)w…☆


https://www.youtube.com/watch?v=oo-rQZdZqdA
結~yui~ 『紅』


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