1.創界記-四界神話- (その4)
2016年7月13日 リステラス星圏史略 (創作) コメント (1)https://www.youtube.com/watch?v=Z7pGnnxzQk4
Valensia - Gaia
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リステラス星圏史略 古資料ファイル 1
( 上古神代 ~ 四界神話 )
http://p.booklog.jp/book/102553
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1.創界記-四界神話-
1-4.第四界(泥珠界)(岩同界)⇒(泥球界)
四界の第四なる界の始めを託された末弟神は、しかし無策のままこれを放置した。ただ岩れきのかたまりを集め積み重ねていびつなる岩洞界となし、これを虚の海の中にただ置き、ころがしたのである。
岩の群れはころがりころがり、砕け、また集まりながら、あい互いにいさかいまた和合し、次第に意思もつ石となりて軽重大小の別などをつけていったが、末弟神はただ距離をおいてながめているだけで、何ひとつ彼らに対してなぞづしはしなかった。
界人たちの前にいちどたりとも姿をあらわすことのなかったこの神の姿は、ために伝えられておらず、ただ名のみを無情神ティアスラアルと呼ばれるのみである。
さて長姉界を長兄神が犯し、ために姉神が滅し妹神がこれを責めて長兄と断絶せんとせし時も、末弟神はただ困り果てたという顔で、これをただ傍観しているのみであった。
やがて長兄軍が妹界をも侵し、かの界の界下神たる水司神が戦乱のうちに落命した際にも、末弟ティア神はただながめているのみであった。
界水の司神を失った無窮界より、界を接する界下の岩洞界へと、巨き凍てつける水の塊がなだれて落ちた。
水滴と氷塊のひまつとなだれを浴びた岩界は岩人もろとも粉々の岩れきとくずれ、再びよりどりて集まった時には、泥球界と呼ばれるありさまとなっていた。
そして末弟神は、ただそれを見ていた。
見あきることも見ほれることもなく、ただただ、それを見ていた。
p4.
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コメント
おんなじ所を、何十回書き直してるんだ…ッ??
w(--#)w