(非⇒公開 2)/『山百合と銀の楡』 by 紅実真紅。
2016年3月17日 リステラス星圏史略 (創作)あらためまして、こんにちわ。
14:05です。(^^;)
札幌はプラス11℃。晴天。無風。暑い…(--;)…★
こういう「イキナリ気温が急上昇」というお天気が実は一番ニガテでして…★
鼻風邪ひいて右側の穴だけ鼻血か!という勢いで水っぱながひっきりなしに垂れてくるので、何も仕事になりません…(~~;)…★
他は微熱と悪感と全身の筋肉・関節痛と、どうも胃部深層リンパ叢に風邪菌が入っちゃったらしい厭な感覚がありますが、
現在、鋭意、自己免疫系細胞の皆さんがガンバッテ下さってるので…(^^;)…☆
大脳に出来ることは、白米ご飯に押し麦と黒大豆のドン入れて半粥状に炊いたやつにレトルトカレーぶっかけて、がっとかっ喰らって、布団かぶって寝てるくらいですわ~…☆w(^^#)w…☆
てことで、
出したばかりでまだ足の筋肉が慣れてないのに片道一時間も泥道をがつがつ漕いで自転車で銭湯出撃だの、(還りにケーキ屋だの)
窓全開!にして、冬場の締め切り機関中に溜まってしまった部屋中すみずみの埃の追い出し掃除だの…
とてもじゃないが予定の行動を「ガンバレル」体調でわないので…★
…<(~~;)>…★
…おとなしく、投稿用原稿(未発表25年前作品)のタイプ入力でも、しておきますぅ…
以下、非公開…☆
(これの続き査業です…☆)
http://85358.diarynote.jp/201603111952261334/
https://www.youtube.com/watch?v=KNSt2qc7Ayk&list=PL4FC58FCBB2799E39
Icelandic Folk Music - Tröllaslagur
…お♪ 雰囲気ぴったり…♪♪
https://www.youtube.com/watch?v=C13oL-z4jno&list=PL4FC58FCBB2799E39&index=13
Ronja Rövardotter - Rövarsången
===============
(2016.03.25.出しました。)
夜半過ぎまでの熱心な治療のおかげで飛仙は本当にもちなおすかとも思われました。けれど満月が山の端になかば沈みはじめた頃にです。急に汗をかきはじめたと思う間に飛仙の体はひどい高熱に侵されていました。
驚いたミニタが何度も辛抱強く小川と小屋のあいだを往復して冷たい水を汲んではくるのですが、額においた手拭いはそのたび直ぐに乾いてしまってものの役にも立ちません。
ただおろおろと見守るうちに、ふとマシカは彼の肌色がふつうでなくどす黒くかわろうとしているのに気づいてぞっと背筋を粟立てました。
毒、です。
矢傷のどれかに毒が仕込んであったに違いありません。
(…誰が!)
その考えのあまりの恐ろしさに目もくらむほど、ひとを、武器で傷つけるというのでさえ薬師にとっては許せないことなのに、わざわざ毒まで塗って…
涙を落とす余裕もなく、巻いた包帯をかたはしから調べ直していきました。
「!!」
妙な…この、どす黒い青に変色した場所は、どうなったと言うのでしょう。マシカは決して毒草学など詳しくはありませんが、それでもこうまで効き目の強い毒薬がそうそうあるはずないのは判っていました。
傷を負ってから一両日とはたっていないはずなのに、不審に感じて思わず触れると既にぐんなりと冷たくなっていて、血も肉も、生命の炎を失って腐りはじめてしまっているのです。そしてその傷の奥のほうに埋まったまま残っているらしい小さなしこりのようなものが、上から触れた瞬間、異様なほどマシカの五感を脅かしたのです。
「ヨーリャ!」
神の名を叫んではっと薬師は手をひきました。
悪意。純然な、誰かを傷つけ殺そうという、憎しみとさえ異なる苦痛。
恐怖にさらされながら右手を毒の口に触れ、左手で胸に小さく印を切りながら深く神々に祈ります。乱れそうになる呼気をつとめて整えました。と、心の眼の内側に、徐々に彼の肉体と魂を蝕むものの本性が浮かび、あらわになってきます。
いっそ、邪しまなまでに盲目な他害性…信じられないほどの…に、マシカは魂の底を傷つけられて震え脅えるのでした。
小さな、何のへんてつもない不格好な鉛のかたまりです。底を平らに削ったどんぐりの形をして、べつに呪句が刻まれているわけでもなんでもない品でした。
たしかに鉛毒は強烈です。けれどいったいどんな歪んだ力が働いて、神の血族たるエルフエリの肉奥深くにまで貫き通ってあるのでしょうか。
マシカに理解できたのはそれが、この世界の"外"に交わるものだということ、そのぎらぎらする邪悪さは決して大地の母神に認められたものではないという…異質な禍々しさだという事実だけでした。
(何が起こったの? この世界に、何が襲って来たの?)
どす黒い不安が小さな魂をひき掴みました。飛仙の受けている異世界の害毒がマシカの心にも逆巻き流れてきて、そのままずるずると冥府の深みへと陥しこんでしまおうとします。鉛のどんぐりを埋め込んだ存在は昏い暗い闇の心象をもつものでした。
轟々と世界の縁より遅いきた黒炎が、すべてを滅ぼし喰らい尽くしてゆきます…
「嬢ちゃま? 嬢ちゃまどうしただ?」
荒々しく肩を揺すぶられて危うく瞳を開けると、そこには人の善いミニタのまるまるした心配顔があって、部屋にはあいかわらず火の気とて絶えずに暖め明るめられてあるのでした。
「なんでもない、大丈夫」
ひとつ頭をふって星紫色の大きな瞳をしばたかせ、いまだ着替えもせず生乾きの衣のままの少女は、心を決めたように厳しい顔をして立ち上がりました。
「ミニタ、縄をちょうだい。このひとを寝台にくくりつけて。」
「…嬢ちゃ…?」
「切るの。腐った肉をどけないと、このひと死んじゃうわ」
蒼白な顔をして短く言いきると細工物の懐剣をひきぬいて暖炉の中心にかざします。鍋の薬湯の量を確かめてさらに沢山の葉と根をついで足し、そういったことをやりながら意識をだんだんに空白にしていきます。
熱に浮かされたエルフエリの、宙をさまよう心を捕えようとしました。
(どうか…。 痛みの半分は私のものです)
かすかに呼びかけに応じて触れてくるものを感じた時、手の平が灼けるほど熱くなった短剣をかざして、マシカは再び寝台の前へ戻っていきました。
肉の焦げつく臭いと、毒に侵された血液のおぞましい色彩。弱り切った飛仙にはもはやもがくだけの力もなく、ただ低くもれる悲鳴のその響きをマシカは歯を食いしばって耐えなければなりませんでした。
幼いほそい腕が情け容赦なくエルフエリの体に刃をねじこませていきます。どす黒く血肉にまぶれた鉛玉がやがて緑色に腐り果てた筋に噛み込まれて姿をあらわしました。
「知神よ、酷い…!」
マシカの白くなった唇からひとすじ紅いものが落ちました。
たとえ永らえたとしても天駆ける一族の貴人は一生不自由な体となるでしょう。それでも一瞬とてためらうこともできず、剣を持つ手は必要なことを果たすのでした。
泣き崩れてしまいたいんを冷たく耐えながら、一方でマシカはできるかぎりしっかりと、己の心をエルフエリのそばへ、苦痛をわけあうほどにそばへと寄せるよう努力を続けていました。
苦痛や恐怖を共有し、ときによって分け合うこともあるのは薬師に独特の力です。
自らの手で肉を裂き、毒血を吸い出すその激痛を味わうあいだ、ふたりの心は賢明に繋ぎあわされて、マシカの瞳は一時に五十も齢を重ねてしまったかに見えます。
ひどい油汗をしたたらせてマシカは刃物を置きました。
ミニタは、少女が薬師らしく終始しゃんとして、それから幾日ものエルフエリの危篤の間中、ろくに寝もせずに看取り続けていたと言い張ります。それは確かにそうで枕元をすこしでも離れるのが怖いと感じていたのです。
けれどもそういった現実はすべて漠として、幾晩も幾晩も、永遠の夜が続いたようにしか、後になってみるとマシカには思えなかったのでした。
ごうごうと苦しい幻は逆巻き流れていきました。…どうか。どうかこの嘆きがよく癒されてくれますようにと。このままではあまりにも、それは哀しすぎるのでした。少女の頬からひとつぶふたつぶ、透明な光をはらんだ涙が、握り合わせたエルフエリの手のうえに落ちかかりました。
「マーイアルフ(森の花)」
かすかに呼ぶ声が静寂になじんだマシカの耳をうちました。
「居たのか、そこに」
沼のように深い色合いの瞳がぼんやりと、けれど真っすぐにマシカを捉えていました。その瞬間、少女はその場に在るのが己れだけではないということをはっきりと悟っていました。
「…ええ。お兄様」
限りなく優しく、誰かがマシカの喉を通して語りかけ、微笑みかけます。
「いますわ、ここに。」
病んだエルフエリと、少女の魂に宿った仙女は、ただ静かに見つめあっていました。やがて穏やかな笑みを浮かべて、飛仙はふうっとその瞼を閉じました。
「やすらかにお休みなさいませ。どうか…」
熱も荒い呼吸も、もう彼を苦しめることはありませんでした。そうしてある朝、嬢ちゃまを起こしにきたミニタは見たのです。
さしこむ朝の陽光のなか、不思議な戦士はやすらいで横たわり、少女が、その手をしっかり握りしめたまま、枕辺で幸福に眠りこんでいる…神々の手になる一幅の絵画のような、神聖で輝かしいふたりの姿を。
14:05です。(^^;)
札幌はプラス11℃。晴天。無風。暑い…(--;)…★
こういう「イキナリ気温が急上昇」というお天気が実は一番ニガテでして…★
鼻風邪ひいて右側の穴だけ鼻血か!という勢いで水っぱながひっきりなしに垂れてくるので、何も仕事になりません…(~~;)…★
他は微熱と悪感と全身の筋肉・関節痛と、どうも胃部深層リンパ叢に風邪菌が入っちゃったらしい厭な感覚がありますが、
現在、鋭意、自己免疫系細胞の皆さんがガンバッテ下さってるので…(^^;)…☆
大脳に出来ることは、白米ご飯に押し麦と黒大豆のドン入れて半粥状に炊いたやつにレトルトカレーぶっかけて、がっとかっ喰らって、布団かぶって寝てるくらいですわ~…☆w(^^#)w…☆
てことで、
出したばかりでまだ足の筋肉が慣れてないのに片道一時間も泥道をがつがつ漕いで自転車で銭湯出撃だの、(還りにケーキ屋だの)
窓全開!にして、冬場の締め切り機関中に溜まってしまった部屋中すみずみの埃の追い出し掃除だの…
とてもじゃないが予定の行動を「ガンバレル」体調でわないので…★
…<(~~;)>…★
…おとなしく、投稿用原稿(未発表25年前作品)のタイプ入力でも、しておきますぅ…
以下、非公開…☆
(これの続き査業です…☆)
http://85358.diarynote.jp/201603111952261334/
https://www.youtube.com/watch?v=KNSt2qc7Ayk&list=PL4FC58FCBB2799E39
Icelandic Folk Music - Tröllaslagur
…お♪ 雰囲気ぴったり…♪♪
https://www.youtube.com/watch?v=C13oL-z4jno&list=PL4FC58FCBB2799E39&index=13
Ronja Rövardotter - Rövarsången
===============
(2016.03.25.出しました。)
夜半過ぎまでの熱心な治療のおかげで飛仙は本当にもちなおすかとも思われました。けれど満月が山の端になかば沈みはじめた頃にです。急に汗をかきはじめたと思う間に飛仙の体はひどい高熱に侵されていました。
驚いたミニタが何度も辛抱強く小川と小屋のあいだを往復して冷たい水を汲んではくるのですが、額においた手拭いはそのたび直ぐに乾いてしまってものの役にも立ちません。
ただおろおろと見守るうちに、ふとマシカは彼の肌色がふつうでなくどす黒くかわろうとしているのに気づいてぞっと背筋を粟立てました。
毒、です。
矢傷のどれかに毒が仕込んであったに違いありません。
(…誰が!)
その考えのあまりの恐ろしさに目もくらむほど、ひとを、武器で傷つけるというのでさえ薬師にとっては許せないことなのに、わざわざ毒まで塗って…
涙を落とす余裕もなく、巻いた包帯をかたはしから調べ直していきました。
「!!」
妙な…この、どす黒い青に変色した場所は、どうなったと言うのでしょう。マシカは決して毒草学など詳しくはありませんが、それでもこうまで効き目の強い毒薬がそうそうあるはずないのは判っていました。
傷を負ってから一両日とはたっていないはずなのに、不審に感じて思わず触れると既にぐんなりと冷たくなっていて、血も肉も、生命の炎を失って腐りはじめてしまっているのです。そしてその傷の奥のほうに埋まったまま残っているらしい小さなしこりのようなものが、上から触れた瞬間、異様なほどマシカの五感を脅かしたのです。
「ヨーリャ!」
神の名を叫んではっと薬師は手をひきました。
悪意。純然な、誰かを傷つけ殺そうという、憎しみとさえ異なる苦痛。
恐怖にさらされながら右手を毒の口に触れ、左手で胸に小さく印を切りながら深く神々に祈ります。乱れそうになる呼気をつとめて整えました。と、心の眼の内側に、徐々に彼の肉体と魂を蝕むものの本性が浮かび、あらわになってきます。
いっそ、邪しまなまでに盲目な他害性…信じられないほどの…に、マシカは魂の底を傷つけられて震え脅えるのでした。
小さな、何のへんてつもない不格好な鉛のかたまりです。底を平らに削ったどんぐりの形をして、べつに呪句が刻まれているわけでもなんでもない品でした。
たしかに鉛毒は強烈です。けれどいったいどんな歪んだ力が働いて、神の血族たるエルフエリの肉奥深くにまで貫き通ってあるのでしょうか。
マシカに理解できたのはそれが、この世界の"外"に交わるものだということ、そのぎらぎらする邪悪さは決して大地の母神に認められたものではないという…異質な禍々しさだという事実だけでした。
(何が起こったの? この世界に、何が襲って来たの?)
どす黒い不安が小さな魂をひき掴みました。飛仙の受けている異世界の害毒がマシカの心にも逆巻き流れてきて、そのままずるずると冥府の深みへと陥しこんでしまおうとします。鉛のどんぐりを埋め込んだ存在は昏い暗い闇の心象をもつものでした。
轟々と世界の縁より遅いきた黒炎が、すべてを滅ぼし喰らい尽くしてゆきます…
「嬢ちゃま? 嬢ちゃまどうしただ?」
荒々しく肩を揺すぶられて危うく瞳を開けると、そこには人の善いミニタのまるまるした心配顔があって、部屋にはあいかわらず火の気とて絶えずに暖め明るめられてあるのでした。
「なんでもない、大丈夫」
ひとつ頭をふって星紫色の大きな瞳をしばたかせ、いまだ着替えもせず生乾きの衣のままの少女は、心を決めたように厳しい顔をして立ち上がりました。
「ミニタ、縄をちょうだい。このひとを寝台にくくりつけて。」
「…嬢ちゃ…?」
「切るの。腐った肉をどけないと、このひと死んじゃうわ」
蒼白な顔をして短く言いきると細工物の懐剣をひきぬいて暖炉の中心にかざします。鍋の薬湯の量を確かめてさらに沢山の葉と根をついで足し、そういったことをやりながら意識をだんだんに空白にしていきます。
熱に浮かされたエルフエリの、宙をさまよう心を捕えようとしました。
(どうか…。 痛みの半分は私のものです)
かすかに呼びかけに応じて触れてくるものを感じた時、手の平が灼けるほど熱くなった短剣をかざして、マシカは再び寝台の前へ戻っていきました。
肉の焦げつく臭いと、毒に侵された血液のおぞましい色彩。弱り切った飛仙にはもはやもがくだけの力もなく、ただ低くもれる悲鳴のその響きをマシカは歯を食いしばって耐えなければなりませんでした。
幼いほそい腕が情け容赦なくエルフエリの体に刃をねじこませていきます。どす黒く血肉にまぶれた鉛玉がやがて緑色に腐り果てた筋に噛み込まれて姿をあらわしました。
「知神よ、酷い…!」
マシカの白くなった唇からひとすじ紅いものが落ちました。
たとえ永らえたとしても天駆ける一族の貴人は一生不自由な体となるでしょう。それでも一瞬とてためらうこともできず、剣を持つ手は必要なことを果たすのでした。
泣き崩れてしまいたいんを冷たく耐えながら、一方でマシカはできるかぎりしっかりと、己の心をエルフエリのそばへ、苦痛をわけあうほどにそばへと寄せるよう努力を続けていました。
苦痛や恐怖を共有し、ときによって分け合うこともあるのは薬師に独特の力です。
自らの手で肉を裂き、毒血を吸い出すその激痛を味わうあいだ、ふたりの心は賢明に繋ぎあわされて、マシカの瞳は一時に五十も齢を重ねてしまったかに見えます。
ひどい油汗をしたたらせてマシカは刃物を置きました。
ミニタは、少女が薬師らしく終始しゃんとして、それから幾日ものエルフエリの危篤の間中、ろくに寝もせずに看取り続けていたと言い張ります。それは確かにそうで枕元をすこしでも離れるのが怖いと感じていたのです。
けれどもそういった現実はすべて漠として、幾晩も幾晩も、永遠の夜が続いたようにしか、後になってみるとマシカには思えなかったのでした。
ごうごうと苦しい幻は逆巻き流れていきました。…どうか。どうかこの嘆きがよく癒されてくれますようにと。このままではあまりにも、それは哀しすぎるのでした。少女の頬からひとつぶふたつぶ、透明な光をはらんだ涙が、握り合わせたエルフエリの手のうえに落ちかかりました。
「マーイアルフ(森の花)」
かすかに呼ぶ声が静寂になじんだマシカの耳をうちました。
「居たのか、そこに」
沼のように深い色合いの瞳がぼんやりと、けれど真っすぐにマシカを捉えていました。その瞬間、少女はその場に在るのが己れだけではないということをはっきりと悟っていました。
「…ええ。お兄様」
限りなく優しく、誰かがマシカの喉を通して語りかけ、微笑みかけます。
「いますわ、ここに。」
病んだエルフエリと、少女の魂に宿った仙女は、ただ静かに見つめあっていました。やがて穏やかな笑みを浮かべて、飛仙はふうっとその瞼を閉じました。
「やすらかにお休みなさいませ。どうか…」
熱も荒い呼吸も、もう彼を苦しめることはありませんでした。そうしてある朝、嬢ちゃまを起こしにきたミニタは見たのです。
さしこむ朝の陽光のなか、不思議な戦士はやすらいで横たわり、少女が、その手をしっかり握りしめたまま、枕辺で幸福に眠りこんでいる…神々の手になる一幅の絵画のような、神聖で輝かしいふたりの姿を。
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