https://www.youtube.com/watch?v=bo8vDU3G12M
Гусли - Ольга Глазова NÕTR — Best Wishes For Summer

===============


( ☆ Opening のダレムアスのイメージ流す文。)


「空をかける飛仙一族にはわずかだが未来(さき)の事を見はるかす能力があるのだ。マーイアルフ…仙女皇君などは本当にすぐれた予見者であられた。真に見るべき瞳をもつ者ならば、より多くの未来を知り得ようが… 私の能力はそれにはおよばないが、それでもこれほど明確に刻まれた印をなら読みとる事ができる。

「本当の事だよ。その印ははっきりとその額に刻まれている」

 マシカは小さく「え」という顔をしました。
「この額飾りのことですか」
 そうではないとエルフエリは答えました。
「その宝石は単にあなたの力を象徴しているにすぎない」

 小さな山の姫よ、あなたはやがてこのダレムアスの命運に深く関わる者たちの一人となるだろう。」

 不意な冗談を言われてマシカは困ったように小さくほほえみました。一瞬のうちにしゃその意味がとらえられなかったのです。
「印…?」

「あなたの歩まれる道はこの先、幾度も危険と困難の波をくぐりぬけてゆくことだろう。その時のために私は二つ、あなたにさしあげておきたいものがある。私の命を救ってくれた事にくらべれば大した返礼とも言えはしないが。」
「エルフエリさま。あたしそんなつもりでお救いしたのじゃ…」
 抗議しかけてマシカは口をとがらせました。
 エルフエリはかすかに微笑んだように思われました。



コメント

最新のコメント

日記内を検索