(続・没原稿)そのいち。
あ…!(@@;)!

「作業途中」のフセン箇所に辿り着いてしまいました…<(--;)>…★

(…今日の本来の作業予定と違うんですけど、やっちゃわないと、落ち着かないしね…★

<(~~;)>…

https://www.youtube.com/watch?v=p2ZUbDHkXNU
Afro Celt Sound System - Release It (Instrumental)

…これ「騎乗シーン」のBGMにいいよねぇ…?♪

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 幸い鋭の心配は全くの取り越し苦労であった。その日の夕刻、真里砂は入り陽の残光に起こされて、見知らぬ部屋で目を覚ました。
(ここは…?)
 なんとなく、なつかしいような、不思議に落ち着いた感じの造りである。白い土の壁、茶色い古びた つや を出している太い柱。傾いた天井。むき出しの梁。 真里砂は自分が寝台に寝かされているのか寝床にいるのか、ちょっと判断がつきかねていた。真里砂を起こしたのは、脚の側の壁の反射光で、最後の残光と思ってしまったのは、その為だった。実際には、首を斜めに向けて見て初めて気がついたのだが、ひさしと窓じきいの間からのぞける空の空は、まだ鮮やかなオレンジ色に染まり始めたばかりの所である。
まだどこかはっきりしていない、半ば夢現つの状態のままにそろそろと上体を持ち上げてみた真里砂は、そこが普段は使われない客用寝室のようなのに気がついた。
肘をついて、見るともなしに部屋の中を見渡しながら、彼女は無意識に、空いた右手を自分の背後に伸ばす。指は静かに布団の上をすべり、突き当りで壁にさえぎられてしまった。真里砂は自分が一人で寝かされていた事を知って少し驚き、それから驚いた自分を不安に感じた。
(なぜわたしは一人で眠っていた事に驚いたのかしら? いつも一人じゃない。 それとも誰かとなりにいる筈だったかしら…)
 それからようやく頭がはっきりして来て、雄輝と鋭がどこかにいる筈だったのに気がついた。
 キイ…
 丁度その時、静かにドアを開けて、薬盆を手にした女性が入ってきた。


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