追悼。

飼っていた小鳥を餓凍死させたことがある。
中学生だった時だ。
あまりにも申し訳なく、痛ましく悲しく哀しく、自分自身の愚行が情けなさ過ぎて反省することすら出来ず、記憶の中に封印して、思い出すことすらなるべくしないようにしてきた。

ずっと私の中であのコたちは成仏していなかったらしい。

今さっき、二度寝の夢の中から、マトリョーシカのようなコロンとした形の、凍えているから速く暖めてやらなくちゃ…と、気づいてすぐストーブの前に運ぼうとした二羽のインコが、すでに硬く硬く凍りついた遺体に過ぎないことに気がついた…


本当に申し訳ないことをした。

こんな私に生き物を飼う資格はないと、わかっていたのに、地域猫で自由に育った猫めいにゃん様を無理やり誘拐してきて、

しかも結局、死なせてしまった。




余裕のない、弱い人間だ私は。



もっとしっかり。
もっと毅くなりたい。