(2014.07.02.転記)
 教基法の改悪 嫌な時代想起

 私は教育基本法改悪に危機感と嫌悪感をいだきます。

 61年前、敗戦の二週間前に私の住む街は、米軍の大空襲で焼き尽くされました。山へ逃げ込む道にあふれた住民と、私たち家族七人に立ちはだかったのは、「戻れ戻れ、非国民」とサーベルをふりまわす在郷軍人でした。

 祖母を背負った父が平手打ちされたのを、私たち兄姉は見ました。

 私は国民学校五年生でした。竹刀や木刀で"鬼畜米英ぶったたけ”の訓練が、毎日行われました。男性教師は赤紙で招集され、残っているのは年配の男性が一人か二人、あとは女学校を出たばかりの女先生でした。

 冬の寒い日、女児の泣きわめく声がひびき、教室の窓が鈴なりになりました。なにをとがめられたのか、女児が裸にされて校庭の竹束にくくりつけられ、女先生たちも泣きながら男先生に許しを求めていました。

 この男性教師は、児童の鼓笛隊を指導して、出征兵士を駅に送るパレードを指揮し、行進するのが得意でした。

 教育基本法の改悪、愛国心の強制の意図には、在郷軍人や男性教師のような行為を容認する、かつての時代の復活が見え、絶対に成立させてはならないと痛感します。

(東京・八王子市 TK 72歳)
(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
 機関紙「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
 2006.05.26.


「戻れ戻れ、非国民。

 福島から逃げ出しすようなことが

 許されると思っているのか!」


 だね、今…。(--#)

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