(2013.05.09.入力)
 水害「国の責任」確定
 北海道沙流川訴訟 国が上告断念

 2003年に起きた沙流(さる)川水害について、北海道日高町の住民らが河川を管理していた国に損害賠償を求め、一、二審とも住民側勝訴の判決が出ていた沙流川水害訴訟で5日、国は上告を断念し、国の責任を認めて3190万円の損害賠償を住民に支払うよう命じた札幌高裁の判決が確定します。

 9月21日の高裁判決によれば、北海道開発局は03年8月の台風10号で、水位の上がった上流の二風谷(にぶたに)ダムから水を放流し、本流と支流の合流点にある樋門(ひもん)を閉めずに操作員を待避させたために、支流に水が逆流して浸水被害が発生しました。

 土砂の堆積が進む二風谷ダムの上流には、本体工事凍結中の平取(びらとり)ダムが計画中で、「住民を危険にさらすダムをこれ以上つくらないで」と批判があがっています。

 原告の(略)さん(64)=牧場経営=は「多くの人たちの支えで勝利でき、うれしい。国はダムに頼るのではなく、堤防の整備をすすめて生命、財産を守ってほしい」と話しました。

 原告側弁護団の市川守弘弁護士は「今回の裁判でダムの洪水調節機能には限界があり、時には樋門も閉めずに退避させなければならないほど危険になることが明らかになった」と話しました。

(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
 機関紙「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
 2012.10.06.)


 ダムは無駄!(==#)

 二風谷・平取は、「アイヌモシリ一万年祭」(第一回)に参加したことで、差別や貧困の問題から「環境問題」へと私の視野を広げてくれた、いわばルーツの地であります……。

 がんばれ! すべてのアイヌ・ネノアン・アイヌたち!


(「ダム」を「原発」に置き換えても、そのまんな通じる文章ですよね……。)

コメント

最新のコメント

日記内を検索