これ http://85358.diarynote.jp/201209211648356223/
の2コめの記事の続きです。
 今冬 北海道の電力は不足?
 火発5カ月停止の怪

 今夏の電力需給見通しが厳しかったように思えるのですが(略)大きな理由の一つは、発電容量が泊原発3号機に次いで大きい出力70キロワットの苫東厚真火力発電所4号機を、大規模改修を理由に5月20日から10月22日まで5カ月余も運転停止していることがあります。(略)

 なぜ真夏の7、8月を含んで5カ月間も改修に入ったのですか(略)

 放射能汚染の恐れがつきまとう原発でも定期検査期間はせいぜい2~3カ月なのに、なぜ火力発電所の定期検査、改修作業に5カ月間もかかるのかわかりません。

 夏の需給見通しの厳しさを意図的に演出し、計画停電をあおり、泊原発の早期再稼働やむなしの世論作りをもくろんだものでないか、との声が上がったのは当然です。(略)

 この苫東厚真火力発電所4号機が10月22日には大規模改修を終えます。(略)今冬はフル稼働の条件が整います。

 夏より冬の電力需要が増えるのは約70万キロワットといわれます。だから苫東厚真火力発電所4号機がフル稼働できれば、増える分を基本的に賄えることになり、今冬も供給力確保は可能と見通せます。(略)

 北電は、苫東厚真火力発電所4号機が故障するような事態になれば、需給見通しが厳しくなるなどと言って、節電要請は当然だ、泊原発の早期再稼働の待望は当然だとイワン馬鹿りの態度です。(略)

 無駄な電気の節約は当然ですが、住民説明会での“やらせ”に対する真摯(しんし)な反省もなく、情報開示も不十分だとの批判が絶えない北電がやるべきことは、すすんで十分な情報開示を行い、節電でも道民の合意と納得を得るべきです。

 そもそも電気事業法は、電力会社の地域独占営業を認める一方で、電気の供給義務を課している(同法第17条)のであり、節電と計画停電で道民を脅すなど、本来許されないことです。

 北電の社会的責任が問われているのです。(略)

 北電は夏の節電期間終了にあたって、泊原発の早期再稼働への期待を表明していますが(略)圧倒的多数の道民は泊原発の再稼働ではなく、泊原発をすぐなくしてほしいと願っています。

 夏に続いて今冬も原発が動かなくても電力は確保できることが見通せます。

 いまこそ、原発ゼロを決断し、原発に依存しない安全・安心な北海道の実現へ、自然エネルギーへ思い切った転換をはかるべきです。

(おわり)
(米谷道保・道原発連事務局長に聞く・下)
(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
 機関紙「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
 2012.09.22)


コメント

霧木里守≒畑楽希有(はたら句きあり)
2012年9月24日10:59

 0293400。

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