今日はここまで……。
 http://p.booklog.jp/book/44113/read(の、続きの下書き☆)



 「…… き、 きらい、 だなんて……

 きらい、だなんて…… 」



 かあちゃんの瞳がまんまるに大きく開いて、口もおなじくらいまんまるに大きく開いて、なのに、声はまっすぐ出てこなくなってしまって、ことばも、顔も、体も……

 ふと気がつくと、かあちゃんは、いつのまにか、ずいぶんと、痩せて、どす黒くなって、

 小さくなって、しまっていたのでしたが……

 ぶるぶると、震えていました……



 「か、かあちゃんにむかって……

 なんて、ことを、いうんだい……

 あんたは、あたしがウんだんだ……

 あたしが、ウんだんだ……

 ちいちゃくて、かわいくて、かわいくて……

 とおちゃんが、すっごい よろこんで、

 …… すっごい、よろこんで……



 …… かわいく、て ……」





 リアが、まだ怒りがおさまらないまま、それでも、かあちゃんの両目からみるみるうちにあふれ出してきてボタボタと落ちていく涙の山を見て、こころが、ずきっと、したとき……







世界が、沈黙しました。





 そして。







 

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