(2011.12.07.入力)(2011.12.08.転記)
 チェルノブイリ原発事故と赤十字の25年(略)
 秘密にされた史上最悪の事故

 史上最悪の原発事故といわれた旧ソ連邦のチェルノブイリ原発事故から、今年は25周年。(略)
 1986年4月26日に発生した事故では、原子炉の炉心溶融と爆発によって大量の放射線が大気中に放出されました。
 これにより、現在のウクライナ、ベラルーシ、ロシアの国土が広範囲にわたって汚染され、約336万人が被災。16万人が移住を余儀なくされ、今も原発から30キロ圏内での居住は禁止されています。(略)
 ソ連邦は当初、事故を内外に公表せず、秘密裏に事故処理にあたりました。このため、「何が起きているのかわれわれには正確な情報が伝えられず、何から手をつければいいのかも誰も分かりませんでした」(略)。
 さらに、ソ連赤十字社も事故後2年間は外国に支援を求めませんでした。
「情報公開と外国からの支援があれば、犠牲者はもっと少なかったはずです。非常に心が痛みます」。(略)


 年々増加するがん発症例

 1990年、国際赤十字・赤新月社連盟(IFRC)は事故の影響や住民の健康などに関する調査を実施。(略)
 この結果、10年間で440人に甲状腺がんが見つかりました。最も危ぐされるのは、事故当時子どもだった世代への影響です。
「甲状腺がんや乳がんの症例は年々増加しており、2020年ごろに発症が顕著になるという専門家もいます。また、この原発周辺に住んでいた幼児の3分の1が将来、甲状腺がんを発症する可能性があるとの報告もあります」
 国連の推計によると500万人が汚染地域に居住しています(略)

(『赤十字新聞』第859号/2011.12.01)

(*無断転載*)

>チェルノブイリ原発事故から、今年は25周年。

 思えば前回、私が「生き方を切り変えた」のは、チェルノの本当の危険性を理解した時、だった。

 今回、私が「生き方を切り変えざるを得なくなった」のは、フクシマの本当の危険性を、最初(3.11当日)から、「すでに十二分に理解していた」からだった……★

 ……(--;)……

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