(2011.10.04.早朝入力)
>英国世論は怒った。
……日本のメディアの腐敗が治らないのは、日本国民が「怒らない」(<諦めちゃってる?)からだろうねぇ……★
>今回の事件はメディアを“金のなる木”とみなした時代の限界を告げた。
かんけーないけど、「有機農業を“金のなる木”とカンチガイして漁夫の利を得ることだけを目的として会社社長に就任しちゃった、ウチの現バカ社長を、誰か早く、更迭しちゃってください……!!
★o(><#)o★
テレビ時評
「帝王マードック」の終焉
“ありがとう、さようなら”。そういう言葉を残して英国の日曜大衆紙「ニューズ・オブ・ザ・ワールド」紙が7月10日に廃刊した。紙齢168年。発行部数は265万部だった。
「盗聴」の標的
この事件は日本のメディアでも大きく報じられた。しかし、言えるのは同紙の突然の終焉(しゅうえん)は今、世界的傾向で進む新聞産業の衰退を予兆する事件ではなかった。スキャンダル・ジャーナリズムとゴシップ報道の意味を取り違えた新聞の末路を象徴する事件だった。
スキャンダル・ジャーナリズム自体は悪いことではない。スキャンダルとは「醜聞」「憤慨」を意味し、過去、権力者の不正や腐敗を暴いてきたのはこの種のジャーナリズム傾向だった。同紙もイラク戦争時、英兵がイラク市民を虐待するビデオを公開するなど1世紀半以上の歴史のなかで数々の不正や腐敗をスクープしたが、近年では話題性を追求するため取材は「盗聴」というスタイルをとり、誘拐事件や無差別テロの被害者など社会的弱者も含めて4千人が標的になった。廃刊はそうした手法で元編集長が逮捕されたからだ。
英国世論は怒った。
その変化を察知した広告主たちが同紙から一斉に退去。同紙の親会社ニューズ社が39%の株を持つ衛星放送局BスカイBの市場価格も一気に下落した。
同局の完全子会社化を目論(もくろ)んでいた同紙のオーナー、ルパート・マードックは逮捕者を出した責任で英国議会に喚問された。彼は現在、米国を拠点に53カ国でメディア事業を営む“メディアの帝王”だ。彼の哲学は「優れたメディアとは大発行部数、高視聴率のメディアだ」と主張したように文字通り市場主導型のジャーナリズムにあった。それはジャーナリストに「書く」ことの技巧や品性のない見解を求めるジャーナリズムだ。「ふざけた皮肉主義のジャーナリズム」が彼のメディアでは横行し、異議を唱える記者は追放された。
一方で彼は「政権寄り」のビジネスに徹し、政治権力も彼のメディアを利用した。典型的なのは彼とサッチャー首相の関係だった。彼の新聞は「マギー(サッチャーの愛称)の新聞」と言われ、サッチャー礼賛の代償として彼は事業展開の規制緩和を彼女に求めた。
湾岸戦争やイラク戦争でも過度な戦争讃美の報道をした。ただ、イラク戦争時、米国での彼所有のフォックスTVは「国防省のメディア」だと揶揄(やゆ)されたが、反戦、厭戦(えんせん)の市民運動が高まった英国ではBスカイBは比較的冷静な戦争放道を行った。市場主導型のジャーナリズムとは政治権力との癒着、ダブル・スタンダードなジャーナリズムでもある。
“他山の石”に
今回の事件はメディアを“金のなる木”とみなした時代の限界を告げた。日本でもマードック批判が起こったが、この国の新聞やテレビはイラク戦争では彼のメディア、たとえばフォックスの映像を使うなど同局の映像を情報源として利用していたではないか。それに対する言及はなかったし、程度の差はあるにせよ、市場主導のジャーナリズム傾向は存在する。
他国の事件を笑視せず、わが身を省みるジャーナリズム姿勢が求められるのだ。
(立教大学名誉教授
京都産業大学教授
門奈直樹(もんな・なおき)さん)
(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
機関紙「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
2011.08.08.)
>英国世論は怒った。
……日本のメディアの腐敗が治らないのは、日本国民が「怒らない」(<諦めちゃってる?)からだろうねぇ……★
>今回の事件はメディアを“金のなる木”とみなした時代の限界を告げた。
かんけーないけど、「有機農業を“金のなる木”とカンチガイして漁夫の利を得ることだけを目的として会社社長に就任しちゃった、ウチの現バカ社長を、誰か早く、更迭しちゃってください……!!
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