(2011.07.02.11:11~入力)
 原発再稼働 道理ない
 志位氏が批判

 日本共産党の志位和夫委員長は30日の記者会見で、海江田万里経済産業相が29日に佐賀県の古川康知事らに九州電力玄海原発の再稼働を要請したことについて聞かれ、「政府は『安全宣言』をして停止中の全国の原発の再稼働を進めようとしているが、事故の収束もできない政府が『安全宣言』といっても誰が信用できるか。これで再稼働を強行することはまったく道理が立たない、許されないことだ」と批判しました。

 志位氏は、政府自身が国際原子力機関(IAEA)に提出した報告書であげた28項目の教訓、改善内容に照らしても、ごく一部分にしか手をつけておらず、地震対策などはまったくやっていないと指摘。政府の立場からしても、「安全宣言」などは成り立たないと強調しました。

 その上で、佐賀県知事も再開を了承したわけではなく県議会の議論もふまえて判断すると表明していることにふれ、「県議会には日本共産党の県議もいるので、しっかりした詰めた議論を行い、再稼働に道理なし、強行すれば非常に危険なことになることを明らかにして反対していきたい」とのべました。

(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
 機関紙「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
 2011.07.01.)


>「政府は『安全宣言』をして停止中の全国の原発の再稼働を進めようとしているが、事故の収束もできない政府が『安全宣言』といっても誰が信用できるか。
 汚染水処理 また停止
 福島第1 フランス製

 東京電力福島第1原発の原子炉建屋やタービン建屋の地下にたまっている高濃度放射能汚染水を処理するシステムはこれまでもたびたび運転を停止していますが、30日にも警報が鳴って緊急停止しました。
 東電によると、警報が鳴ったのは、フランス・アレバ社製の放射性物質除染装置。午後2時半ごろ、水素がたまらないように排気をする設備が止まったため、排気ができなくなり、緊急停止したといいます。排気設備は交換したばかりだったといいます。(略)

(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
 機関紙「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
 2011.07.01.)


 6号機の汚染水
 メガフロートへ


 東京電力は30日、福島第1原発(略)の屋外仮設タンクに保管していた、6号機タービン建屋地下などにたまっていた汚染水のメガフロートへの移送を開始したと発表しました。

 6号機のタービン建屋地下には、3月11日の地震の後、地下水が浸入。4月4~10日にかけて放射性物質に汚染された水を海へ放出し、多くの漁民や諸外国から大きな批判を受けました。
 しかし、その後も増え続けたため、5号機のタービン建屋地下にたまっている分と合わせて、仮設のタンクに移していました。

 仮設タンクは1万2200トンの容量がありますが、東電によると、保管量はすでに1万トン以上になっているといいます。(略)

(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
 機関紙「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
 2011.07.01.)


 ……ここにまた、地震とか津波とかが襲いかかったら、どういうことになるのかな………………

 村上春樹の受賞講演

 村上春樹は、カタルーニャ賞の受賞講演「非現実的な夢想家として」で、福島大一原発事故について語った。
 村上は、広島の原爆記念碑の「安らかに眠って下さい 過ちは くり返しませぬから」を飲用しながら、我々は被害者であると同時に止められなかった加害者でもあったと言う。

 その核の被害を受けながら、原子力発電を進めてしまったのは政府、電力会社の「効率」の論理によってゆがめられたからであり、改めて原爆記念碑の言葉を想起し、我々日本人は核に対する「ノー」を叫び続けるべきだった、と言い、さらに続けて、復興のための集合作業に、新しい倫理や規範と新しい言葉を連結させる職業作家の役割も述べている。

 原発を批判したこの村上の発言には、積極的な意味がある。文学者が役割を果たさなければならないということも同感である。(略)

(豊)
(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
 機関紙「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
 2011.07.01.)



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