(2011.06.07.00:11~入力)
 フクシマの畜産農家の「賠償」つながりの記事もあったんですけど、とりあえずこれだけ……。
 稲作農家の時給 177円
 米価暴落・不作 09年
 48年前の水準


 農水省がまとめた米生産費調査(年報)によると、直近となる209年産米の家族労働報酬は1日8時間あたり平均1417円にとどまりました。「時給」に換算すると177円になります。労働者の最低賃金の4分の1程度です。

 家族労働報酬は近年悪化しており、過去の稲作労賃をさかのぼると48年前の1963年の水準となります。

 1985年年のWTO(世界貿易機関)のコメ市場開放にともない価格補償を廃止し、政府米備蓄米を減らすなど需給と価格の安定責任を放棄したため、生産者米価が暴落しています。

 09年はさらに不作要因も加わり、収量が前年より3.6%落ちたことが影響しています。
 前年の08年は1日2598円でしたから、45%も悪化しました。

 作付け規模別では、1ヘクタールまでは赤字で報酬はなく、稲作農家のうち数%しかない5ヘクタール以上で1日1万3000円程度になっています。

(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
 機関紙「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
 2011.06.06.)



 おまけ……。
 稲ワラ飼料
 低い自給率

 10アールあたり1.3万円助成
 農水省

 牧草・稲ワラなどの粗飼料自給率は78%です。900万トンできる稲ワラの1割程度しか飼料にならず、細かく刻んで水田にすきこんでいるのが実態です。
 飼料化はは稲作農家にとって手間がかかり引き合わないからです。

 農水省では、自給率を高める助成策として、
 ▽「戸別所得補償」制度のなかで、畜産・酪農家と連携し稲ワラをつくる農家に10アール当たり1.3万円
 ▽水田の転作として、稲ワラも実も刈り取りビニールで包み発酵させる「ホールクロップサイレージ」に助成(助成額は地域で異なる)
-しています。

(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
 機関紙「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
 2011.06.06.)



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