(2011.05.15.入力)
原発撤退21年までに
独 「10年で完全停止可能」
原発からの撤退を含め新たなエネルギー転換政策を検討しているドイツで、政府の諮問機関の一つ「倫理委員会」は11日までに、2021年までの脱原発を提言する報告書をまとめました。シュレーダー前政権が決めた原発撤退計画と同じ期限となります。(略)
草案は、原発利用は可能かをまず検討。チェルノブイリ原発事故や福島原発事故を見ても「原発事故が起これば、その影響は、空間的、時間的、社会的に限定されない」と警告。そのような原発災害を回避するためには、「原子力をこれ以上利用してはいけないし、脱原発が必要だ」と結論付けています。(略)
各原発の完全稼働停止時期については(略)原発事故の危険度や、その地域での原発による電力供給の比率などによって決めるとしています。
この草案に対し、ドイツ自然保護連盟(NABU)など環境保護団体は「福島事故後、原発完全停止を10年も待っていられない」と批判。(略)より早期の完全停止を求める意向です。
(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
機関紙「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
2011.05.13.)
米原発、冷却に不具合
昨年10月 福島と同型
【ワシントン=時事】米原子力規制委員会(NRC)は10日、南部アラバマ州のブラウンズフェリー原発で昨年10月、冷却剤を注入して炉心を冷やす「低圧注入系」に不具合があったことを公表し、安全管理上、「最も重大な問題だった」と認定しました。(略)同原発は福島第1原発と同じ沸騰水型。(略)
低圧注入系は炉心冷却に重要な役割を果たしており、「緊急時に弁が作動しなければ、炉心を損傷する可能性がある」と指摘。安全管理上の問題の程度を4段階に色分けしたリスク評価の中で、最も申告な「RED(赤)」に認定しました。
ブラウンズフェリー原発はアラバマ州の年ハンツビルの西約50キロにあります。
(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
機関紙「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
2011.05.13.)
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