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(緊急!)

 潮流

 原発で働く年配の男性がいいます。「戦争中の神風特攻隊と同じようだと思ったな」 藤林和子さんの小説、『原発の空の下』の一場面です。

 巨大な船底のようなタンク内の壁にへばりつき、原発の運転中にこびりついたすすを削り落とす作業。狭い足場の上で、道具をもち電気コードをひっぱり、恐る恐る横ばいにすすむ。
 目標にたどりつき、壁を削ってはホースの水を注ぎ洗い流す。火の粉と立ちこめる水蒸気で、なにも見えない。熱い。息苦しい。殺されそうだ。「そんな仕事のあとは、決まって放射能汚染の赤ランプが三度も四度も点滅するわな」

 『原発の空の下』は、実際の被ばく事件に取材した小説です。テレビや新聞で図解される原発の中の空気やにおい、光、装置の肌ざわりまで感じ取れます。なにより、電力会社の下請け労働者や季節労働者の仕事ぶりが生々しい。放射能まみれのヘドロを管からかき出す作業など、読んでいるだけで息苦しさを覚えます。

 福島第1原発のタービン建屋で被ばくした3人の労働者は、放射能まみれの水につかり作業中でした。本来、水も高濃度の放射能もないはずという場所が、このありさま。事故の重大さをうかがわせます。

 いま、官房長官の会見やテレビ解説でことあるごとに聞く言葉があります。「念のため」です。ところが会社は、作業の直前の放射線量を調べず、長靴もはかない装備で仕事させていました。

 国難とはいえ、もし安全を軽んじる特攻隊精神なら、科学とあいいれません。

(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
 機関紙「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
 2011.03.26.)


 首相会見 収束のめど示せず
 原発事故 東電・米軍頼み明らかに

 菅直人首相は25日夜、東日本大震災から2週間がたったことを受け、首相官邸で1週間ぶりに記者会見しました。
 福島第1原発事故の現状について首相は、「予断を許す状況に至っていない。高い緊張感を持ってあたっていかなければならない局面が続いている」と、1週間前の会見と同様の認識を示しました。(略)
 農畜産物から放射性物質が検出され、出荷停止となる事態が起きていることについて、「農家、酪農家、事業者に大きな損害を与えていることに心からおわびをする」とし、「確実な補償と支援をする点で万全を期す」と表明しました。(略)

(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
 機関紙「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
 2011.03.26.)


>農畜産物から放射性物質が検出され、出荷停止となる事態が起きていることについて、「農家、酪農家、事業者に大きな損害を与えていることに心からおわびをする」とし、「確実な補償と支援をする点で万全を期す」と表明しました。

 ……ものすごく不思議なんだが……。
 (--;)

 地面にはえてる野菜類が「食べられないほど高濃度の放射性物質に汚染されている」ということは……

 その野菜類の世話をして、同じ空気を吸い、同じ泥にまみれていた作業者の、「肺の中まで」当然、「高濃度の法や性物質に汚染されている」ということなのよ……??

 (~~;)

 なぜ、だれも、それを、指摘しないんだ……????

 問題は、すでに、「出荷停止」とか「風評被害」のレベルではなくて、「将来その地域周辺の農民たちのあいだに必ず広範囲で発現する、深刻な健康被害に対して、どう対処するのか!」ていう、話のほうが、問題として、「大きい」と思うんだけどなぁ……★



 もはや言語道断。(><)
 点検後再開に新基準

 海江田万里経済産業相は25日の閣議後会見で、原発の定期点検終了後の運転再開に当たって、新たな安全基準を設ける方針を明らかにしました。(略)各地の原発周辺に広がる不安を払拭(ふっしょく)するのが狙い。早期に取りまとめたい考えです。定期点検中の原発をめぐっては、九州電力が玄海2、3号機(佐賀県)の運転再開の大幅延期を決めています。

(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
 機関紙「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
 2011.03.26.)


>原発の定期点検終了後の運転再開

 こうなってもまだ「再開」する気かよ! このキチガイジジイっ★

■日本向けMOX燃料が出港へ

【パリ=時事】環境保護団体「グリーンピース・フランス」は24日、使用済み核燃料から取り出したプルトニウムを再利用するプルサーマル発電で用いるウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料が、4月上旬にフランスから日本に向けて出向することが分かったと公表しました。


■ロが地震地帯の原発制限要求

【モスクワ=時事】 ロシアのメドベージェフ大統領は24日、福島第1原発事故を受けて、強い地震や津波が発生する恐れがある地帯での原発建設を制限する新たな国際基準の制定を呼びかけました。

(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
 機関紙「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
 2011.03.26.)



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