(2011.03.12.0:11~入力)
 潮流

 それは、午前のミルク給食の時でした。すさまじい音がして揺れる学校。火だるまの児童が水のみ場へ走り、倒れました。
 1959年、いまの沖縄県うるま市、宮森小学校。米軍のジェット戦闘機が墜落・炎上し、児童11人と市民6人が亡くなり、210人が負傷した事件です。助かったものの記憶を失った子もいました。教師は後々まで、児童たちを救えなかったと苦しみます。
 きのう、沖縄県議会に52年後の宮森小の児童たちの姿がありました。彼らは傍聴した議場で、伝え聞いていた事故を思い起こしたかもしれません。本会議が決議しました。アメリカ国務省メア日本部長の発言の撤回と謝罪を、と。

 「沖縄の人々はごまかしとゆすりの名人だ」「沖縄県民は、あまりにも怠惰でゴーヤーを栽培できない」。聞くにたえない発言の数々です。“正確に伝えられていない”と語る部長。国務省で彼の講義をきいた米大学生は、「メモに自信がある」といいます。
 メア部長は、沖縄の総領事だった5年前、「普天間基地はとくに危ないとは思わない」とのべた人。かつて米軍は、沖縄に軍政をしいて占領していた時代に次の言葉も残しています。「軍政府はネコで沖縄はネズミ。ネズミはネコが許す範囲でしか遊べない」
 当時の占領者気取りのような、「ゆすり」「怠惰」発言です。銃とブルドーザーで土地を奪い、事故や犯罪で県民の尊厳を奪ってきたアメリカの高官に、どうしてこんなにいわれなければならないのか。あいまいにできません。

(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
 機関紙「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
 2011.03.09.)


 ……地震の救援のため、
 日本政府は米軍の協力を
 「要請」するという……

 ……(--;)……

 信じるな、その、意図を★

 低空飛行は米軍機
 防衛省回答
 岡山の土蔵全壊 岩国基地の2機


 米軍機とみられる低空飛行により、岡山県津山市の民家の土蔵が全壊するなどの被害が出た問題で、防衛省中国四国防衛局は8日、被害が出た2日午後3時ごろ、米海兵隊岩国基地所属の米軍機2機が津山市近辺を飛行していたと、米軍が回答してきたことを発表していました。
 防衛局の問い合わせに対し岩国基地は8日午後、「言及のあった時間(2日午後3時)ごろに、津山市近辺において米軍機2機が飛行しており、同米軍機は日米合同委員会での決められた規則にしたがっていたことを基地は断定した」と回答しました。


 米軍に補償求めよ
 津山市議に共産党要請

 米軍機の低空飛行により、岡山県津山市上田邑(かみたのむら)の(略)さん(66)宅で土蔵が全壊するなどの被害が出た問題で、日本共産党美作東備地区委員会と党津山市議団は7日、被害補償を米軍と政府に求めることなどを、宮地昭範市長に申し入れました。(略)
①(略)さん宅の被害の調査をし、緊急に日常生活に支障がないよう配慮する。被害補償を米軍と政府に求める。
②米軍機の通過地域の住民への聞き取りをし、爆音などの被害実態を正確に把握する
③乳牛など畜産農家の被害の有無の調査
④「低空飛行をやめろ」と国、米軍に意見をあげる
⑤今回の低空飛行の目的、どこを飛び立って何をしたかなどを明らかにさせる
-ことなどを申し入れました。
 宮地市長は「現地をお見舞もふくめ視察しました。申し入れを検討し、真摯(しんし)に対応します」と答えました。
 (略)さん宅は、電話線も切れて一時不通になり、洗濯機2台が壊れて洗濯もできないなどの被害が出ています。

(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
 機関紙「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
 2011.03.09.)



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