まずは気になる地元ネタ(?)から……
 (~~;)これ、知り合いかも……?
 入社にノルマ?
 内定者バイト

 就職活動の早期化で大学4年の4月には内定(正式には内々定)をもらう学生がいます。研修名目など、あの手この手で企業に拘束される「内定者バイト」の実態に迫りました。


 1日働いても1500円
 8時間・週5日拘束

 悪条件を断れない学生

 都内の私立大学4年の女子学生(22)=東京都日野市=は昨年7月に大手運送会社から内定を得ました。
 昨年9月、会社から「入社前の準備としてアルバイトしませんか」と案内が来ました。
 同月から週3日、自宅から徒歩と電車で40分ほどかかる営業所のカスタマーセンターで事務を担当しています。時給は1000円です。
 「間違えると会社の信用にひびくと思い、これまでのアルバイトとは責任感が違う。プロ意識が身についたかな。専門用語も覚えられた」と話します。
 企業に代わって内定者研修を行う都内の会社の担当者は、「内定の承諾から入社までの期間が1年近くんもなるため、内定辞退を防ぐだけではなく、入社前の研修も含めて内定者研修を導入する企業が年々多くなっています」と説明します。


 辞退を促され

 大学関係者に話を聞くと-。

◆教育関係の中小企業に就職した男子学生は、週末に内定者バイト。午前9時から午後5時まで勤務し、日給は1500円。

◆大手衣料メーカーでは、正社員同様に週3~5日アルバイトとして働きます。

 「内定切り」が不安で断れない事例もあります。
 あるパチンコ関係の会社に内定した男子学生は、昨年8月に行われた内定者懇親会に参加できなかったことを理由に内定を取り消されました。父親が亡くなり、葬儀があったため、参加できないという理由を話したにもかかわらずです。
 入社前の研修で「向いていないから入社を辞退してほしい」といわれ、学生が辞退する例もあると法政大学キャリアセンターの職員はいいます。内定者を集めてテストをし、採用できないとされた学生もいたそうです。
 「就職活動が早すぎることが原因です。バイトや研修のため、4年生として大切なまとめの時期にゼミに出られない」と法政大学(略)教授はいいます。


 早すぎる面接

 日本経団連は倫理憲章で、「面接など実質的な選考活動は最終学年に達するまで実施しない」としています。実際は、書類や面接などの選考を3年生の2、3月中にしておき、4月1日に最終面接をして、すぐに内々定をだす企業が多くあります。3年の夏休みにインターンシップに参加した学生に、3年の10月に内々定を出す企業もあります。
 ソフトウエア関連の人材派遣会社で働く男性会社員(25)は「4年生の9月1日から週5日、毎日8時間の研修を受けた」と体験を話します。自由参加ですが、2種類のコンピューター言語を身につける研修内容を終了しないと入社できません。会社が支払うのは交通費のみ。
 現在も同社では、内定者が研修中です。ノルマが終わらないため、土曜日も研修所に通います。
 「自分は夜間部だったので、研修のあと授業に行きました。昼間部の大学で講義に行くのは難しい」と男性会社員は話します。
 就職の内定が早すぎ、その内定者を守るルールがありません。一刻も早く早期化を是正するルールをつくることが必要です。

(染矢ゆう子)
(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
 機関紙「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
 2011.02.16.)


>「4年生の9月1日から週5日、毎日8時間の研修を受けた」

 これ、昔(「バブル崩壊」以前)は、4月1日の「入社式」の後に、「正社員研修」として、「正規の月給をもらいながら」、受けてた教育内容なんだよ……
 ☆(--;)★

 これも、「研修(修行)中」だよね……★
 ★(--;)★
 真剣勝負の土俵へ
 ◆大相撲八百長問題◆
 (上)

 新しい年を迎え、改革を本格的に始めようというとき、角界最大のタブーである八百長が発覚しました。しかし、14日の特別調査委員会中間報告と、日本相撲協会の対応からは、全容解明の先行きは見えません。真剣勝負を土俵に取り戻すために何が必要なのか、大相撲改革の展望を考えます。


 ゆきすぎた “格差”

 これまで八百長に関与したと調査委員会から認定を受け(略)公表されたメールの内容からは、恵那司が、メールに名前の出た十両力士の星の貸し借りを統括していたことがうかがえます。(略)
 その貸しを利権にして、売買している様子も見えます。(略)ここからは、グループ内での互助的な取引が行われていたこと、(略)グループの結びつきが強かったことが分かります。


 落ちたくない

 十両の力士たちが結託して八百長をたくらむ理由は、幕下に落ちたくないという意識を共有しているからにほかなりません。幕下に落ちたくないという意識を助長しているのが、十両と幕下以下との格差です。
 十両では、100万円以上の月給に、付け人もつくなど、一人前の扱いを受けることができます。それに比べ、幕下以下は月給ゼロ。1場所(2カ月)に1度ある支給も、幕下で15万円程度しかありません。
 幕下以下は社会保障もままならない状況にあります。ある元幕下の現役力士は、「幕下以下は、大けがしたときの手術代や入院費が出ない部屋もある。引退した後の保証もない。自分は貯金もなく相撲しか知らないのに、無一文で社会に放り出されたら不安でいっぱい」と窮状を語ります。
 十両陥落を経験した力士の心境は-。約10年前に右ひざ靱帯(じんたい)を損傷して幕下に陥落した高見盛は、「関取から落ちたら、すべてなくなったようなものだった。本当につらくてへこんだ」と振り返っています。
 一度十両を経験した力士が、なんとしても十両陥落を避けようとするのは無理からぬ事情があるからです。そのような状況に力士たちを置いて、力士の自覚に訴えるだけで八百長をなくそうとすることには疑問があります。


 力士にも人権

 スポーツ問題研究会代表(略)弁護士は、「十両に上がるまで無給でいいのか。力士にも人権がある。そもそも、お金がもらえないから意見も言えない。親方中心で家父長的な体制も変えるべきだ」と提案します。
 たとえ角界に入ったばかりの序ノ口力士であっても、人として対等に扱う。しっかりした立場でものが言えるように、給料や社会保障など、一般社会なら当然の待遇を整える-。角界の外では当たり前の環境に改善することが必要です。
 「番付が一段違えば虫けら同然」といわれるほどの格差を設けたことが、有望な青年の取り入れを阻害し、内部では八百長を誘発している現状を、協会は真摯(しんし)に受け止めるべきです。

(つづく)
(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
 機関紙「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
 2011.02.16.)


>十両と幕下以下との格差です。
>幕下以下は社会保障もままならない状況にあります。

「正社員と非正規採用の格差」と、まったく「同じ構図」だよね……★
 ★(--#)★

>一度十両を経験した力士が、なんとしても十両陥落を避けようとするのは無理からぬ事情があるからです。そのような状況に力士たちを置いて、力士の自覚に訴えるだけ

 つまり、ここでも「自己責任」と……★
 ★(ーー#)★


>人として対等に扱う。

 派遣や請負で働いて、
「人として扱われなかった」ことがある人、悔しい経験をした人、多いと思います…… (私も、です。)


>しっかりした立場でものが言えるように、給料や社会保障など、一般社会なら当然の待遇を整える-。角界の外では当たり前の環境

 そうかなあ? これ、「当たり前の環境」なんかじゃ、ないよねぇ……

 今の、ニッポンでは★(==#)★


>「番付が一段違えば虫けら同然」といわれるほどの格差を設けたことが、有望な青年の取り入れを阻害し、内部では八百長を誘発している現状

 ……>次項に続く……☆

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