「赤旗」創刊83周年
 希望と勇気を運びつづけて

 「しんぶん赤旗」は、1928年2月1日の創刊から、きょうで83周年を迎えました。
 日ごろのご愛読に感謝します。
 昨日付けの「読者の広場」でもみなさんの声を特集しましたが、「『赤旗』は自分の知りたいことが書いてある」「生きる希望と勇気がわいた」といっていただくことが、私たちの喜びです。ひきつづき一人でも多くの方に読んであだけるよう、力を尽くしていきます。


 激動と模索のなかで

 日本共産党(1922年創立)の機関紙として「赤旗」が創刊されたのは、戦前の天皇制政府が台湾や朝鮮に続き、中国大陸への本格的な侵略を介ししようとしていた時期でした。「赤旗」は創刊のときから侵略戦争と植民地支配に反対し、「国民が主人公」の社会を求めて論陣を張りました。
 当時の政府はそうした活動を押さえ込もうと弾圧を繰り返しました。「政友会」「民政党」などの政党が軍部のお先棒を担ぎ、マスメディアも侵略戦争推進の「翼賛」体制を鮮明にするなかで、日本共産党と「赤旗」は、戦争反対の旗を掲げ続けました。
 「赤旗」を通じて「大衆の前に公然現れ」た(「赤旗」創刊の辞)日本共産党の活動を、戦後の著名な評論家は「北斗七星」にたとえ、自民党の党員向け教科書でさえ「道徳的権威を持っていた」と書きました。「赤旗」が国民に希望と勇気を届けたことは明らかです。
 歴史の大局に立ち国民と新しい政治を探求するとともに、「国民の苦難あるところ『赤旗』あり」の立場でたたかいを起こしていくことこそ「赤旗」の伝統です。

 戦後も日本共産党の活動再開とともに再刊された「赤旗」は、日米安保条約=軍事同盟に反対するたたかいや、「高度経済成長」政策、「臨調『行政改革』」など財界・大企業本位の経済政策に反対するたたかいなど、国民とともに情勢を切り開いてきました。戦後長きにわたった自民党の政治に一昨年ついに終止符を打ったのも、こうした国民の世論と運動の結果です。
 いま世界も日本も大きな激動の中にあります。日本では自民党から民主党に政権が代わっても政治は変わらないという「閉塞」(へいそく)感が広がっていますが、それも新しい政治を求める、国民の真剣な模索と一体です。
 民主党政権が国民の失望と怒りを買っているのは、対米従属・財界本意の政治の異常を抜け出していないからです。政治の異常を正してこそ、「閉塞」が打開できます。その展望を明らかにしていけるかどうかは、政党やマスメディアの値打ちをはかる大事な目安です。


 「翼賛」体制打ち破り

 重大なのは、民主党の菅直人政権がアメリカや財界の軍門に下り、異常な政治の執行者としての役割をいよいよ鮮明にするとともに、自民党や公明党、みんなの党などの政党や巨大な部数をもつ全国紙が、戦前と同じような「翼賛」体制を強めていることです。菅政権に消費税増税や環太平洋連携協定(TPP)参加で「有言実行」を迫った全国紙がその典型です。
 真実を伝え、権力を監視し、国民に希望と勇気を届ける「赤旗」の役割はいよいよ重要です。(略)

(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
 機関紙「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
 2011.02.01.)


>「赤旗」は創刊のときから侵略戦争と植民地支配に反対し、「国民が主人公」の社会を求めて論陣を張りました。
>当時の政府はそうした活動を押さえ込もうと弾圧を繰り返しました。
 ビラ配布禁止は違憲
 世田谷事件弁護団 最高裁に上告趣意書

 2005年に当時厚生労働省職員の(略)さん(62)が「しんぶん赤旗」号外を配布したことが国家公務員法に違反するとして不当逮捕、起訴された世田谷国公法弾圧事件で、弁護団は31日、最高裁に上告趣意書を提出しました。(略)
 同事件では昨年5月、一審に続き有罪の不当判決が出され、舞台は最高裁に移っています。
 上告趣意書は、
①国公法と人事院規則による国家公務員の政治活動の全面禁止、刑罰規定は行き過ぎで、表現の自由を保障する憲法に反する
②それらは外国と比べても禁止が行き過ぎており、国際人権規約など国際法にも違反する
③(略)さんの配布行為は職務と関係ない時間、場所で行われたもので、処罰は不当
-として、無罪判決を求めています。(略)
 (略)さんは、「なぜビラ配布で逮捕されなければいけないのか。公務員の職務と関係ない行為まで罰するのは異常です」(略)「公務員の政治活動を一律に禁止するのは違憲。公安警察の違法な捜査も許されません。(国公法を合憲とした1974年の(猿払判決を乗り越える判決を勝ち取りましょう」とのべました。(略)

(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
 機関紙「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
 2011.02.01.)


 TPP五紙が煽りの揃い踏み (富山県(略)

 大新聞みんな右向け右になり (神奈川県(略))

 「聖戦」とこぞりて支持せし前科あり新聞はまたあの道を行くか (大分県(略))

(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
 機関紙「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
 2011.02.01.)


 財政の赤字は
 自然現象か

   (川崎市(略)77歳)

 1月22日付1面で、アメリカに5年間で1900億円程度の「思いやり予算」を決めたことを報じています。ほかの党がさわりたくない政党助成金とあわせて報道している「赤旗」に拍手をしたい思いで読みました。
 テレビの討論会でも財政赤字が自然現象であるかのような議論が目立ちます。財政赤字になった原因は莫大(ばくだい)にふくれあがった公共事業費であり、軍事費です。もとをただせば財界の要求でした。
 その結果として、財政赤字のつけを私たちの懐からしぼりとろうとしているのが消費税増税ではないでしょうか。さらに財界は日本の食糧自給率を下げるTPPへの加入をけしかけています。マスコミもそれに同調しています。将来、農村、濡行が破壊されても財政赤字のように自然現象とでも説明するのでしょうか。
 もうそろそろ、アメリカと財界のいいなりの政治から国民のための政治に切り替えるときではないでしょうか。目前のいっせい地方選挙はそのまたとないチャンスだと思います。

(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
 機関紙「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
 2011.02.01.)


>テレビの討論会でも財政赤字が自然現象であるかのような議論が目立ちます。

 自然現象といえば……(>次項に続く★)


 おまけ☆(^w^)☆
 テレビ放送開始日

 1953年のきょう、テレビで天気予報が始まりました。当初は1日1回の放送でした。77年に気象衛星「ひまわり1号」が打ち上げられ、大きな視点から雲の様子が分かるようになりました。83年からはアメダスの雨分布が利用され、きめ細かな情報を得られるようになりました。
 今年7月にはデジタル放送が開始。今後も気象情報は進化を続けそうです。

(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
 機関紙「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
 2011.02.01.)


 (^^)g

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