前項から続きますよ……。
保育所死亡事故12件
増加傾向
厚生労働省は11日、保育施設での死亡事故が2009年12月から1年間で12件おきていたと公表しました。
同省は09年に、04年から09年までの死亡事故例をまとめましたが、その平均である年間8.9件に比べ増加。また、事故件数に占める認可保育所での発生割合が増えています。
認可保育所での園児の死亡事故は、「規制緩和」によって定員を超えた園児の詰め込みがすすんだ01年以降激増しています。
同省は、「赤ちゃんの急死を考える会」(略)や日本共産党の小池晃前参院議員の国会質問を受けて09年に初めて死亡事故例を公表。今回はそれに次ぐものです。
この日発表されたのは死亡や治療に30日以上を要した事故。死亡事故は認可施設5件、無認可施設7件。おやつをのどに詰まらせての窒息など、すべて園内でおきています。
ほかに意識不明が無認可施設で2件。骨折31件、やけど2件など負傷が38件となっています。
(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
機関紙「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
2011.01.12.)
中小企業支援 失業対策など
49項の予算復活要望
党東京都議団、石原知事に
日本共産党東京都議団は11日、2011年度都予算原案に対する復活要望書を石原慎太郎知事に手渡しました。大山とも子政策調査委員長は、予算原案について、「大型開発など投資的経費が7年連続して増額される一方、くらしや福祉の予算は一部に前進はあるが全体として冷たくおさえられている」と指摘。都民の雇用、くらし、福祉を最優先した予算の抜本的な編成替えを求めるとともに、9項目の復活要望を説明しました。
要望は
▽失業者、求職者にたいする公共職業訓練の拡充
▽貸工場の家賃など固定費の負担軽減支援
▽特別養護老人ホームの経営支援事業の増額、用地費助成の再開
▽介護保険料・利用料の減免
▽国民健康保険料を引き下げるため、区市町村・国保組合への補助の拡充
▽小中学生の医療費助成の通院200円負担・所得制限の廃止
▽35人学級の実施と教職員の増員
▽特別支援学校の増設
▽私学助成の拡充
▽住宅リフォーム助成の実施
▽市町村総合交付金の増額
▽地上デジタル放送に対応するため低所得者への支援・共聴施設の改修や難視聴地区への財政支援
▽救急車と救急隊員を増やす
-などです。
復活財源は200億円です。13日に都予算案が確定します。
(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
機関紙「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
2011.01.12.)
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