(2010.12.31.2:07~入力)
 年越しの住居に 「ほっ」
 東京・新宿 緊急相談会に40人

 「住まいでお困りの方ご相談ください」。
 年の瀬がおし迫った29日、東京・新宿駅西口の雑踏に相談を呼びかける声が響きました。
 厳しい雇用状況のもと、行政の手が届かず、路上生活を強いられている人たちに、年越しの住まいを支援する緊急相談会(「ワンストップの会」主催)です。
 土木関係の仕事に30年従事してきたという男性(62)は、配られていたチラシを見て相談に訪れました。9カ月前に会社が倒産。住んでいた寮から追い出され、路上生活をしているといいます。「たまに仕事があるとき日雇いで食いつないで、新宿駅周辺の地下街などで夜露をしのぎました。3日間、何も食べなかったこともありました」
 相談後、ハローワークへ赴き求人登録を行い、一時的に宿泊できるようになった歌舞伎町のカプセルホテルに歩いて行きました。「頭を抱えていました。何とか路上から脱出できたらと思います」
 反貧困ネットワーク・事務局の(略)さんは、「年末もハローワークが開いていることも十分に広報されていません。年が明けて役所が開く4日、再び路上に戻らざるをえないことがないように、しっかり事後のフォローも考えています」と話しました。
 午前10時から午後5時の間に、40人以上の相談がありました。

(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
 機関紙「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
 2010.12.30.)


 年末職業相談の窓口開設
 福岡労働局

 福岡労働局は29日、ハローワークプラザ福岡(福岡市中央区)に年末緊急職業相談窓口を開設しました。
 福岡県も同日、北九州労働者支援事務所(北九州市小倉北区)に年末臨時労働相談窓口を設けました。両窓口開催はともに30日まで。
 福岡労働局の会場(エルガーラ)内に設けられた相談窓口ブース(五つ)の席は、仕事を探す相談者でいつも埋まる状態で、依然、雇用環境の厳しさを見せつけました。
 福岡県春日井市から来た30代の主婦は「ハローワークでの面接で、事務系のアルバイトを求める会社への紹介状を頂いた。会社は留守のため、年明け早々に面接を受けたい」とほっとした表情で語りました。
 同市内の男性(46)は「22年間アパレル関係の会社で働いたが、『業績悪化』で3月に希望退職に応じてしまった。ビジネスホームや財務の資格を取りたい。民主党は『仕分け』をするのもいいが、雇用確保にもっと力を入れるべきだ」とのべました。
 一方、同支援事務所での電話相談では、「退職強要」をめぐる会社とのトラブル、退職勧奨、「雇い止め」に関する相談が寄せられ、職員が丁寧に応じました。

(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
 機関紙「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
 2010.12.30.)



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