(2010.12.31.0:57~入力)
>29日午前5時45分ごろ

 前項の同じ時間帯に起こった事件と、並べて読んでください……☆
 車椅子の男性
 電車と衝突死

 埼玉・自殺か

 29日午前5時45分ごろ、埼玉県春日部市花積の東武野田線の踏切で、車椅子の男性が野田市発大宮行き普通電車にはねられ、死亡しました。県警春日部所の調べで、春日部市内の無職男性(60)と判明。同署は、運転士が男性は脱出しようとしていなかったと話していることなどから、自殺の可能性が高いとみて調べています。
 同署によると、踏切には警報機と遮断機がありました。運転士が男性に気付き、警笛を鳴らして急ブレーキをかけたが間に合わなかったといいます。

(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
 機関紙「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
 2010.12.30.)


 上の記事の「無職男性(60歳)」を思い出しつつ、
 前々項の金額や使い道と、比較しながら読んで下さい……。
 命の叫び 現場から
 東京・蒲田福祉事務所

 ものづくりの町、東京都大田区蒲田。その玄関、JR蒲田駅前には、仕事がみつからず、路上生活に追い込まれた失業者たちの姿が目立ちます。そういう人たちの「最後の命綱」になる生活保護制度。蒲田福祉事務所(蒲田生活福祉課)の「生活保護費支給日」をルポしました。


 生活保護 1200人殺到
 支給日の1時間15分に
 「空腹、一刻も早く」

 大田区内四つの福祉事務所の中で最多の生活保護受給者をかかえる蒲田福祉事務所。その受給者の人数は6168人(今年11月現在)といいます。とりわけ、2008年秋n「リーマン・ショック」以降の増加が目立ちます。(略)
 同所責任者の男性はいいます。


 65歳未満増

 「景気がずっとよくないので、仕事がなくなり、生活保護を受ける稼働年齢層の人たち(病気や障害などがない65歳未満の受給者)が、どんどん増えています」
 24日が、来年1月分の保護費支給日でした。毎月の保護費は、月初めの支給が原則ですが、正月休みと重なる1月分は前月末に前倒しされます。
 同区蒲田地域庁舎(蒲田本町)5階が保護費支給の会場です。
 保護費支給は、午後1時15分から2時30分までの1時間15分間。この時間に遅れても、あとで福祉事務所に行けば受け取れます。しかし、支給日には、支給開始前から大勢の受給者が詰め掛けます。
 この日も午後1時すぎには、会場前の5階フロアは200人前後の受給者で身動きができない状態でした。
 なぜ詰め掛けるのか-。ある受給者は「保護費は月の後半になると底を突く。何日も食べないでがまんしているので、一刻も早くお金を受け取って何か食べたいから」と説明します。
 会場は、二つの会議室に、合計49の机がずらっと並び、それぞれの机にケースワーカーが座っています。受給者は、担当のケースワーカーの机の前に一列に並び、順番に保護費を受け取ります。


 仕事がない

 詰め掛ける人をみると、比較的若い人が多いという印象。同福祉事務所によると、同所管轄の6000人余の受給者のうち、会場に保護費を受け取りにきているのは、支給開始から間もない人を中心に、1200人ほどといいます。残りの人は銀行振り込みになっています。
 何人かに話を聞きました。
 ある男性(45)は、今年10月中旬から、保護費を受け取り始めたといいます。今年に入り、ハローワークにいっても、まともな仕事がなくなり、持病(かいよう性大腸炎=難病の一つ=)の治療費も稼げなくなって、保護を申請しました。
 男性は、福祉事務所から保護決定と同時に、「無料低額宿泊所」への入所をすすめられました。しかし、男性は「ああいう施設は、福祉でもうけている悪質な業者がやっている」と入所を拒否。毎日、簡易旅館(ドヤ)に泊まっています。
 「早くアパートに入り、病気の治療に専念したい。しかし、ドヤ仲間からは、1年以上ドヤ住まいを続けるか、仕事をみつけないと、アパートに入れないといわれています。なんとかしてほしい」
 ある女性(31)は、失業したあと、お金がなくなり、今年1月から保護費を受け取っています。
 「先日やっと、スナックの皿洗いのバイトをみつけました。しかし、よく調べると、風俗の仕事だったので、いきませんでした。男性も仕事はありませんが、女性の仕事はもっとありません」


 出口に業者

 会場が閉まる直前の午後2時29分、赤ちゃんを乗せた乳母車を押して、会場に若い女性の姿もありました。
 一方、1階の出口では、声をかけても黙って通り過ぎた男性がいます。その男性は、出口近くに座って待っていた高齢の男性に、保護費を袋ごと渡しました。何人もの受給者が、次々と袋を渡しています。明らかに「貧困ビジネス」の業者のピンハネ場面と思われます。
 長引く不況と失業への抜本的対策や、保護費の大幅引き上げなどの生活保護制度の改善、「貧困ビジネス」に対する規制…。保護費支給日の「1時間15分」は、生活保護をめぐって、解決すべき多くの課題を浮き彫りにしていました。

(今田真人)
(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
 機関紙「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
 2010.12.30.)


 ……ニッポンは本当に、
 豊かな「経済大国」なのか……??

 フィリピン
 予算の3割 社会福祉に
 地方の貧困、第一に考慮
 今年度比17%増


【ハノイ=面川誠】フィリピン政府は来年度予算で、社会福祉・公共サービス関連予算を今年度より16.8%増やします。これにより社会福祉予算は全体の3割を占めます。アキノ大統領は「貧困対策と経済成長促進を優先課題にした」としています。
 大統領が27日に署名した予算は、総額1兆6450億ペソ(約3兆円)。210億ペソ(約390億円)を生活支援に当て、貧困世帯への「条件付き現金給付(CCT)」を大幅に増やすといいます。
 CCTは、保護者が児童を通学させたり健康プログラムに参加させたりすることを条件に、現金を給付する制度。フィリピン政府は、多くの発展途上国でこの制度の成果が確認されており、未就学児童や健康を害した児童の減少に寄与するとしています。
 野党は「貧困層の援助依存を助長する」と批判しましたが、大統領は「最貧困層の困難を緩和することに焦点を当てた。貧困層の減少は経済の活性化にもつながる」と強調しました。
 アバド予算管理相は27日の記者会見で、予算の34.1%が社会福祉・公共サービス関連に使われることについて、「特に地方の貧困世帯を第一に考慮した予算」だと説明。汚職とのたたかいという観点からも、予算執行の透明性を確保することに力を入れると語りました。
 この他、大学関連予算や地方自治体への支援を大幅に強化したとしています。
 市民団体からは、貧困対策の強化を評価する一方で、「予算の年内成立を優先するあまり、具体性に欠ける」との指摘が出ています。
 アバド氏は「非効率で無駄な事業については減らし、効果の高い事業を拡大する。それが貧困対策の成否にかかわると認識している」と述べました。

(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
 機関紙「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
 2010.12.30.)


>「非効率で無駄な事業については減らし、効果の高い事業を拡大する。それが貧困対策の成否にかかわると認識している」

 ……ん……??
 「事業仕分け」の、逆……????






(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
 機関紙「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
 2010.12.30.)



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