青少年健全育成、民主、自民、公明で可決/反対請願332件、不採択/「国民の声を予算編成に反映させる試み」だと宣伝し/募集した意見とまったく異なる。
2010年12月14日 情報はベクれトル…(~~;)★都議会委
青少年条例改定案を可決
「表現規制拡大の危険」
吉田都議
東京都議会総務委員会は13日、漫画・アニメーションの性描写を規制する青少年健全育成条例改定案を、付帯決議をつけて民主、自民、公明各党の賛成多数で可決しました。日本共産党、生活者ネット・みらいは反対しました。15日の最終本会議で議決されます。
日本共産党の吉田信夫都議は採決に先立ち、青少年の健全な成長をはかるため、図書販売やインターネット、携帯電話の利用に一定のルールを設けることは必要だが、規制は最小限に抑制されるべきだと強調。現行の規制で「不健全図書」指定数が大幅減少しており、規制拡大の必要性は不明確だと述べました。
吉田氏は漫画の性描写が、犯罪が成立するような「みだらな性行為」か否かをどのように判断するのかについて都が明確に答弁できず、「近親者間の性行為」描写について、歴史的作品を題材にしても「かこつけた」と判断されれば規制されると都が表明したことについて「表現規制の新たな拡大の一歩を踏み出す危険をはらむ」と批判しました。
吉田氏は都が改定案作成にあたり、出版自主規制団体に意見すら求めていないことを指摘。漫画出版大手10社が東京国際アニメフェアへの協力・参加拒否を表明したことは「当然の結果」と述べました。「慎重に運用」を求めるとの付帯決議について「条例案の重大な問題点を是正させることはできない」と指摘しました。
改定案に反対する請願・陳情332件は日本共産党、ネットが趣旨採択を求めましたが、民・自・公3党が不採択にしました。
(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
機関紙「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
2010.12.14.)
潮流
人材。『広辞苑』に「才知ある人物。役に立つ人物」とありあす。どの世界であっても次世代を担う人材の育成が大事なことは言うまでもありません。
小惑星探査機「はやぶさ」の生みの親、川口淳一郎さんのこんな言葉に出合いました。「宇宙開発や『はやぶさ』に限らず、子たちを目覚めさせる科学技術の発進も、大きく心に響く次世代の人材育成なのです」(『はやぶさ、そうまでして君は』)
「はやぶさ」の大気圏再突入のインターネット中継は20万人以上が視聴し、帰還カプセルの展示会に多くの来場者が訪れています。7年間の波乱の航海、月以外の天体から物質を回収した世界初の快挙。おとなから子どもまで大勢の人に夢と希望を与えています。
片や、「政策コンテスト」の評価結果には驚きました。国民から募集した意見とまったく異なるからです。「国民の声を予算編成に反映させる試み」だと宣伝しておきながらです。
コンテストにかけられた事業には「強い人材」育成のための大学予算、若手研究人材の育成、授業料減免や無利子奨学金枠の拡大のための予算なども含まれています。これらは意見数が最も多く、要望が強かったものです。しかし、いずれも予算を減らせという評価です。
奨学金や授業料減免の予算には「経済的な理由により進学を断念する者がないよう」などといった親や学生の切実な願いが込められています。今回の評価が予算に直結するならば、国民の夢や希望を打ち砕くものでしかさありません。
(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
機関紙「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
2010.12.14.)
>性描写を規制する青少年健全育成
>民主、自民、公明各党の賛成多数で可決
>「強い人材」育成のための大学予算、若手研究人材の育成、授業料減免や無利子奨学金枠の拡大のための予算
>予算を減らせという評価
……この、扱いの「違い」は……何……??
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