英学費3倍
 政権大荒れ

 学生らが猛抗議
 与党は造反続出


 英下院は9日、保守党と自由民主党の連立政権が提案した大学授業料を大幅に値上げする法案を賛成多数で可決しました。法案可決に抗議する学生らは同日、首都ロンドンで大規模な抗議デモを行いました。


 下院で可決

 法案はイングランド地方の大学授業料を2012年までに最高で現行の約3倍の年間9000ポンド(約120万円)にまで引き上げるもの。連立政権が推進する各省庁の予算を25%削減する緊縮政策の初の試みです。政府は10月に、大学を含む高等教育予算を今後4年間で4割削減する計画を明らかにしています。
 法案をめぐっては、キャメロン政権の足並みの乱れが目立ちました。5月の総選挙前には学費値上げ反対を公約に掲げていた連立与党第2党の自民党では、グレッグ副首相が党内の異論をまとめるのに採決ぎりぎりまでかかりましたが、投票では造反者が続出。自民党、保守党双方の大臣補佐官が法案に反対して辞任しました。採決の際にも自民党の21人、保守党の6人が反対票を投じました。
 法案に反対する全国学生連合(NUS)は大学教員組合(UCU)などとともに、学費値上げは国民の高等教育の機会を奪うものだとして、抗議行動を全国的に広げてきました。
 9日のロンドンの抗議行動には2万人の学生が参加。学生らは英議会付近の財務省の建物も包囲し、「われわれの金を返せ」と叫びました。

(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
 機関紙「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
 2010.12.11.)


>抗議行動には2万人の学生が参加。

 ……日本でも、国保料を上げてほしくなかったら、これぐらい頑張らないと……

 (==;)

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