(2010.11.15.入力)
 売国「民死党」が、いま一番、
 国民の「目をそらしたい」と思って、
 色々次々と「他の問題」をぶちあげまくって、
 報道を「操作している」
(報道「させないようにしている」)問題点は、
 ……コレ。
 漂着
 小檜山博(こひやま・はく)著(略)
 柏櫓舎・1524円

 農業破壊に対する 「百姓一揆」
 評者 松木 新 (文芸評論家)

 TPPへの参加について前原外相が、「日本の国内総生産(GDP)における第1次産業の割合は1.5%だ。1.5%を守るために98.5%のかなりの部分が犠牲になっているのではないか」と発言した。本書の主人公健三は、前原暴言を想定したかのように、次のように言い放つ。
 「俺たち百姓からみれば、この国の農業が無くなってしまったって、どうってことはないんだ。自分で作って食えばいいんだから、(略)あんたたち都会人はどうするの。餓死するのかね。死ぬ覚悟があって国内の農業を切り捨てるんなら、ま、仕方ないけど。(略)あんたたち都会人の食糧問題なんだよ? あんたの命の問題なんだよ?」
 オホーツク海沿岸の滝ノ上で農業を営む健三は、家出した妻を捜しに札幌へやって来る。妻の名前を書いた筵(むしろ)旗を掲げて繁華街に座り込むもののらちが明かない。ひょんなことからテレビで妻に呼びかけることになった健三は、ついでに著名な評論家と農業問題などについて討論することになる。56歳の健三の肩書きは百姓党総支配だ。
 健三の冒頭の発言はその時のものだが、生中継された映像は反響を呼び、健三の思想に共鳴する運動が草の根的に全国に広がる。筵旗に「百姓一揆」、「自分の食う物は自分で作れ!」を書いた百姓党は、総選挙でついに過半数を獲得し政権を取る。
 「現代における百姓一揆で、主人公はぼく自身だ」と著者は書いている。徳川300年間に、3000回を超えたといわれる百姓一揆に託された庶民の憤怒と熱情を、今、どのように継承すべきなのかを問いかけているのだ。
 初期の『出刃』、中期の『光る女』と三部作をなす本書は、農業破壊への痛烈な異議申し立てであり、文学の力を示しているといえるだろう。

(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
 機関紙「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
 2010.11.14.)


>第1次産業の割合は1.5%だ。

 ……「第1次産業」が、なにゆえ「第1次」と呼ばれるのか……
 まったく理解を、してないね??

 例えば人体における心臓の重さの割合ってのが、やっぱりそのぐらいだったと思うのだが。
 心臓に栄養を回さずに……他の臓器や筋肉にだけ、血液を優先的にふりわけたとして……

 それで、生命は……
 守れるのかな????

 h(ーー;)”

 だめだ、この、マエ腹……。
 (==;)
 外交関係だけは一応「常識的」だけど、
 内政関係は、完全に、無知で無恥……★★

 農業と林業の
 活性化が大事

   (名古屋市(略)65歳)

 民主党政権は、日本から農・林業をなくすつもりでいるのでしょうか。農山村には、農業を営み、林業を営む人たちが生活しています。それによって都会の人たちも安心して食生活をし、おいしい水と酸素をいただいています。
 1960年代、アメリカからの強い圧力と財界の要求をうけ、時の自民党政権は、木材の「輸入自由化」にふみきりました。
 それによって、外国から安い木材が輸入され、日本の林業は立ちゆかなくなりました。また、農山村には働く場所がなくなり、若者が消えました。
 TPPに参加すれば、例外なしの関税撤廃です。日本の農業、林業は、いま以上に衰退し、日本の自然、国土、食料を守ることさえ危ぶまれます。
 日本の国土を守り、自国の食料を守るのは、農・林業を基幹産業として育て、農山村を活性化させることです。日本の農・林業を衰退させることは、日本を滅亡させることだと思います。

(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
 機関紙「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
 2010.11.14.)


>農山村には働く場所がなくなり、若者が消えました。

 つまり、逆に言えば、農山村で発生した「失業者」が、都会に押し流されて溢れ出てきているせいで、今日の「失業率」の高さが発生している……
 とも、言える。

(田舎で農林水産業で「食っていける」人が増えて、みんながUターンしたら、大都市のコンビニ店員や薄給の派遣の仕事を奪い合って貧乏人同士で争ったりとか、しなくてもよくなるのよ……。)

 前原発言聞き
 棄民の言葉が

   (岩手県(略)60歳)

 環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)にかんする前原外務大臣の「日本のGDPにおける第1次産業の割合は1.5%だ。1.5%を守るために98.5%が犠牲になっている」という発言を聞いて、絶句した。
 山間のわずかな農地では暮らしていけず、高齢になるまで出稼ぎを余儀なくされ、苦労ばかりだった亡き両親の全人生を否定されたように思われ、2日間、涙が止まらなかった。
 これはどういうことだろうと考えて、「棄民」という言葉が思い当たった。戦後生まれの私などは、棄民というと「満州」での関東軍の所業を思い起こす。そうか現代でも棄民は行われていたのか。しかも、恐れを知らず大臣が堂々と公言するとは。
 考えてみれば、いまだ救済されない被爆者、公害患者、薬害患者なども、政府が解決の主題ととらえない限り、棄民といえるだろう。そうさせないためにも、恒常的な私たちの関心と監視が、絶対に欠かせないのだと考えた。その情報発信として「赤旗」は欠かせない。

(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
 機関紙「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
 2010.11.14.)


 潮流

 農家1戸当たりの耕地面積はオーストラリアが3千ヘクタール。日本では大規模と呼ばれる農家でさえ30ヘクタールです。100倍の開きです。
 世界有数の農業大国に太刀打ちできるような「強い農業」をめざせ。TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)参加へ突っ走る菅内閣はこう言って農家にはっぱをかけています。「農業の構造改革」だというものの中身はありません。肝心の農水省が「土地利用作物は競争できないよ」(副大臣)と切って捨てました。
 関税ゼロになって安い牛肉が食べられるならその方がいいじゃないかと考えるかもしれません。確かに安い方が家計にはありがたい。でも国内の農林水産業が見る影もなくなったらどんな国になるでしょう。
 もう一つの農業大国アメリカのブッシュ前大統領がかつて言いました。「食料自給できない国を想像できるか、それは国際的圧力と危険にさらされている国だ」(01年7月)。
 「農業構造を変えないといけないというが、産業構造も変えないといけない。…どういう産業づくりをするのか、国づくりをするのか考えないといけない」。寺山憲二・北海道音更町長が本紙(12日付)に語ったことも大事な視点です。農林水産業を犠牲にして輸出大企業が栄えても、外需依存の日本経済のゆがみはひどくなるばかりです。
 労働者の賃金をおさえて国内消費を冷え込ませてきたのはこの輸出大企業です。その言うことを聞く政治は「開国」を看板にしています。
 農業と関連産業を痛めつける政治にストップです。

(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
 機関紙「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
 2010.11.14.)


>労働者の賃金をおさえて国内消費を冷え込ませてきたのはこの輸出大企業です。その言うことを聞く政治は「開国」を看板にしています。

 あ~……!!
 なるほど!!!!(@@;)”

 それで「竜馬」を「流行らせている」

 わけね……(--;)…… 「お上」(=NHK)
 が……★(==#)★





コメント

霧木里守≒畑楽希有(はたら句きあり)
2010年11月15日12:09

 もういっこ。

>自給できない国を想像できるか、それは国際的圧力と危険にさらされている国

 ……そういえば、「レアアース」も自給ができなくて、中国に弱みを握られまくって、困った事態になってたばっかりですよねぇ……????

 (--;)★

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