(2010.11.03.入力)
(きのう(11/02)見つけたんですけど、こっちにアップする時間がなかった……。)

 http://freetibet.holy.jp/2010/11/チベットで前代未聞の学生による抗議行動が勃発/
チベットで前代未聞の学生による抗議行動が勃発

10月19日、チベット東北部アムドの レプゴン(Rebkong、中国名:同仁)でチベット人学生による6000人以上が参加した大規模な抗議行動が起こりました。その後も、 レブコンから約150㌔離れたチャブチャ(Chabcha、中国名:海南チベット族自治州共和県)で2000人が「我々はチベット語を使う自由を取り戻したい」とコールしながら行進しました。

抗議のきっかけは、中国政府の教育指導改革の新しい規制として、チベット以外の全教科を中国語で指導し、教科書も中国語で書かれたものに切り替えるという発表に対して、学生らが自分たちの言葉を守ろうと立ち上がり、抗議行動に発展したものです。この抗議行動は近隣の街にも広がり、少なくとも4カ所での大規模な抗議行動が報告されています。遠く離れた北京民族大学の学生400名もキャンパスで、一連の「チベット語を守ろう」とする抗議行動に支援する形のデモを行いました。

外国人報道記者の立ち入りが禁止されているチベットでは、一連の抗議行動に関する報道のほとんどはRADIO FREE ASIAと現地から、情報規制の目をぬって国外に伝えられた情報をもとに、随時更新されています。

10月25日;AP通信では治安部隊の投入により緊迫した現地の様子が伝えられました。
http://www.google.com/hostednews/ap/article/ALeqM5guUjJZX2KRru-qKk3fMokd13c_zA?docId=255197ff9b2548389415c4b82a5cca29

チャブチャで20人の学生たちが逮捕されたとの報告があり、抗議に参加した学生たちの今後が心配です。

そのためにも、国際社会の目が情報統制下にあるチベットの動きを監視しているのだと、中国政府に伝え、彼等の安全の確保と、意志の尊重を呼びかけてください。
青海省党強衛書記は、6000人以上の学生が抗議行動に参加することになったレブゴン に抗議勃発の直前に訪問しており、チベットの教育改革が即時施行されるべきだと語りました。

青海省庁が2010年6月21日 に発表した教育政策に関する公式資料(中国語)はこちらでご覧頂けます。

青海省人民政府办公厅文件  126号:原文(中国語)
http://www.qh.gov.cn/html/284/150440.html

この『各学校に通達した教育指導計画の調整を促す通知通知』の中で『遊牧民と農民のエリアに “ バイリンガル” 幼児教育施設の建設を強力に推進し、義務教育における中国語教育を徹底する。』とし、チベットにおける中国語教育を徹底させる要請を通達しています。このチベット語を廃絶しようとするかのような政策は、チベット語とその文化の存続に関わる問題だけでなく、中国憲法第1章総則、第4条で保証されている権利に対する明確な違憲行為です。

中国憲法第1章

総則、第4条 :いずれの民族も、自己の言語・文字を使用し、発展させる自由を有し、自己の風俗習慣を保持し、又は改革する自由を有する。

この中国政府による教育指導改革は、多くのチベット自治州内の小学校を含む教育機関で、すでに施行されており、多くのチベット人は、現在の政策がこのまま継続すれば、母国語であるチベット語が消滅の危機に陥る不安を抱えています。中学以降の授業は全て中国語で行われ、大学の入試試験も中国語なため、中国人クラスメートに比べて、はるかに不利な条件のした、チベット人社会で貧困を生み出す原因の一つになっています。


 本文は、この後に「ネット署名のお願い」が入っています……

 ぜひ、ご参加ください。


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