脳特集・そのに☆
 読書 本と人と
 『高齢者がうつ病になるとき』
 西脇 巽(たつみ)さん
 政治・社会に目を向けて

 1998年から毎年、年間3万人以上が自殺するようになって11年の日本。うち36.6%(1万2千人余、警察庁資料)が60歳以上だといいます。
 「内科から精神科にまわってくる老人の患者が増えてきたが、その原因がよくわからなかった。10年前ころから、解決策を手探りしてきて、うつ病に突き当たりました」
 うつ病の発症の特徴、予後の対応を具体例をあげて解説した、精神科医ならではの本です。
 著者は、発病の要因を、
①まじめ過ぎる性格、
②ストレスを引き起こす社会的なきっかけ、
③体質(脳内生化学物質量の易変動性)
の3点をあげます。特に日本社会に強く残る「must(マスト)」からの開放、「may(メイ)」への変更を提唱します。
 「高齢者は高齢者らしくしなければならない、といわれていますが、『したくなければしなくてよろしい』と発想を変える。うつ病になる人は、いろんな意味で100点とろうと頑張ってきた人が多い。60点でもまぁいいかと考え生きるなら、うつ病にかからないのではないか」
 うつ病による自殺者を生む根本原因が、小泉首相(当時)のもとで実行された新自由主義にあるといい、「(うつ病の要因に)労働者のリストラ不安、経営の倒産、家庭内の不和、孤独などが目立ちます。個人や家庭に原因をわい小化しないで、政治・社会に目を向けて働きかけたい」。(略)

(澤田勝雄)
(大月書店・1500円)
(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
 機関紙「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
 2010.09.26.)


>①まじめ過ぎる性格、

 ……今となっては誰も信じてくれません?が……
 私、真面目なんです(だった)ってばっ……☆


>特に日本社会に強く残る「must(マスト)」からの開放、「may(メイ)」への変更を提唱します。
>らしくしなければならない、といわれていますが、『したくなければしなくてよろしい』

 実際、「ねばならない」と自分を叱りとばしながら暮らしていた10~20代の辛かったこと!!!!

 「したいこと」と「できること」だけ、するようにしたら……


 世間体はともかく……、

 自分的には、ひじょう~……に!

 楽です。(^^)生きるのが……♪♪



> 西脇 巽(たつみ)さん
>(澤田勝雄)

 ……だから、この書き方だと、どっちが著者で評者か不分明なんですけど……ってば! >赤旗編集氏っっっっっ★!

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