干ばつの一方で洪水
 “異常気象 食料危機招く”
 「世界水週間」会議 各国専門家が警告

【ストックホルム、マプト=AFP時事】 ユーラシア大陸北部でロシアが大森林火災を伴う干ばつに見舞われる一方、大陸南部のパキスタンでは逆に大洪水が発生しました。今夏、地球を襲った異常気象はいずれ食料危機となって跳ね返ると専門家は警告しています。
 スウェーデンの首都ストックホルムでは飲料水確保から環境、農業まで世界の水資源について広く話し合う「世界水週間」会議が5~11日の日程で開かれ、130カ国から専門家約2500人が集まりました。
 会議でインド科学環境センターのスニタ・ナライン所長は「大雨が続いて洪水があったと思ったら次は干ばつ。農業はもちろん暮らし全体に大打撃だ。気候変動で降雨はさらにおかしくなっていく」と予測しました。パキスタンの洪水では800万人が被災者となり、今も支援頼みの毎日です。
 記録的な猛暑で干ばつとなったロシアでは、食料確保のため穀物輸出を禁止。これが世界的な小麦価格上昇をもたらし、パン値上げを発表したアフリカ南部モザンビークで住民の暴動が発生しました。
 スリランカの国際水資源管理研究所(IWMI)のコリン・チャーターズ所長は「今も雨だけに頼る農民が危機にさらされている」と訴えます。IWMIの推計では、雨頼みの農民はアジアで全体の66%、アフリカでは94%です。アフリカとインドだけで5億人と見込まれています。
 世界水週間のイェンス・バーグレン事務局長は、アフリカ中部ウガンダの農民の例を挙げ、これまでは雨期に合わせて種まきを行ってきましたが、最近では干ばつになるか、また洪水に見舞われるか予想できなくなったため、「リスクを減らそうと少しずつまくようになった」と指摘。「結果として収穫量は減っている」と危機の到来を警告しました。

(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
 機関紙「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
 2010.09.12.)


 にもかかわらず……(~~;)

 参照> http://85358.diarynote.jp/201009130951511103/

コメント

霧木里守≒畑楽希有(はたら句きあり)
2010年9月13日9:55

※ 参照用のトリガー宛先を変更しました。

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