「無縁社会」から絆づくりへ
 母親大会
 福島市で開かれた第56回日本母親大会の特別企画「『無縁社会』から絆(きずな)づくりへ-NHK取材班が語るⅡ」が注目を集めました。1月に放送されたNHKスペシャル「無縁社会~“無縁死”3万2千人の衝撃」。若い世代を含めて「人ごとじゃない」と大きな反響を呼びました。集いでは、そのNHK取材班と参加者が、人間関係が希薄になってゆく社会の問題点を熱く語り合いました。


 NHK取材班と語る

 会場は参加希望者であふれかえり、通路に座り込んで報告に聞き入る姿がありました。
 冒頭、番組の一部が上映されました。身元が分からず引き取り手もない「行旅(こうりょ)死亡人」は年間3万2千人にものぼります。自宅で死亡し身元が分からなかった男性を取材すると秋田出身だと分かりました。もはや引き取り手もない遺骨は「ゴミでしょうね」の答えに会場はどよめきます。
 また「生涯未婚」が増えていることが報告され、独り身の弟が死んだことに気付かず、留守番電話に「お姉ちゃんだよ」とかけ続ける姉の姿に涙ぐむ人も。
 自分の死後に備えて遺品の整理、葬儀の準備や合同墓地への埋葬を準備している人の姿も紹介されました。


 地域での 「おせっかい」を

 NHK(略)ディレクターは「自分の部屋で亡くなっても、名前が分かっていても身元不明人ということで処理される。これはいったい何だろと思いました。現代は独居者が社会とつながるセーフティ-ネットが築かれていません。一人で生きる人が自分の死後にそなえるには、かなりのお金が必要になります。法的にサポートする仕組みがない現状では、民生委員まかせではなく、地域での『おせっかい』の気持ちで見守ってゆくことが大切でしょうか」と報告しています。
 (略)報道局記者は話します。「隅田川で見つかった水死体の身元がわからない。事件性がないので警察も調べない。あの人はその後どうなるのかと気にかかり、何かの形で番組にしたかったのです。“行旅死亡人”は、いわゆる出稼ぎの人が多く、故郷で親兄弟が亡くなると帰れなくなる。親族でも、つながりが薄いと引き取り拒否のケースも多い。核家族化が進み、20年後は東京の半分が単身者世帯になると試算されています。解決策は難しいと思いますが、一人でも暮らしていける社会保障が必要です」(略)

(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
 機関紙「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
 2010.09.09.)


>自分の死後に備えて遺品の整理、葬儀の準備や合同墓地への埋葬を準備

 ……う~ん……☆ Tさんネタでもあったか……☆☆☆

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