「母が病気で死亡した」/生活保護受給の86歳男性/親自身が不安定な生活をしている貧困の再生産/授業料未納~高校中退/救えたはずの命/やれることはたくさんあります。
2010年8月22日 【 反 ★ 貧困 ! ! 】 てなことで、前項、コメント欄の続き?で★
……ところで、104歳の母親の「長男」が、64歳……。
いろいろな、歴史が、あったんだろうねぇ……(--;)””””
その、同じ東京都大田区で。
「104歳」死亡後
「押し入れに」
長男、日記に記述
東京都大田区のアパートで104歳とされる(略)さんの所在が確認できず、白骨遺体が見つかった事件で、長男(64)の日記に、(略)さんの死亡を記述した2日後、「母を押し入れに入れる」と書かれていたことが21日、警視庁蒲田署への取材で分かりました。
日記には心情は書かれておらず、同署は長男が遺体をしまい、骨を砕いて運んだ理由を調べています。
同署によると、日記は黒いボールペンで1日の出来事などが短い1行で書かれていました。長男が「母が病気で死亡した」と説明した2001年6月12日には、「母、亡くなる」と記されていました。翌日は記述がなく、2日後の同月14日、「母を押し入れに入れる」と書かれていました。「ハエがいる」と記され、遺体の腐敗が進んだとみられる内容もありました。
(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
機関紙「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
2010.08.22.)
……ところで、104歳の母親の「長男」が、64歳……。
いろいろな、歴史が、あったんだろうねぇ……(--;)””””
その、同じ東京都大田区で。
劣悪宿泊施設から脱出
「人間らしい生活に」
東京都大田区 86歳男性
東京都大田区にある劣悪な生活環境の「無料低額宿泊所」に入所していた生活保護受給の86歳男性が、日本共産党元区議の渋谷要さん(77)の尽力で、民間アパートに移り、生活を始めました。男性は「人間らしい生活に戻ることができた」と語っています。
元党区議が尽力
男性は(略)2008年11月に離婚をきっかけに世田谷区の住まいを失いました。着の身着のままで町をさまよい、通りがかった渋谷区役所に相談、生活保護を受けました。
まず渋谷区が紹介した板橋区の施設に入所。09年7月、渋谷区から「もっといいところがある」と言われ、大田区にあるNPO法人運営n施設に引っ越しました。2カ月後、同じNPO法人運営の大田区の別施設に移されました。
木造2階一戸建てでしたが、「人間的な生活環境ではなかった」(略)。2階の4部屋に15人~20人が入所。2段ベッド二つと簡易ベッドが置かれた6畳1部屋に高齢者5人が押し込まれ、プライバシーはありません。トイレは一つだけで、朝は入所者が列になり、間に合わずもらしてしまうこともありました。寮長に怒鳴られ、紙オムツを買うようになりました。食事は3食、市販の弁当で毎日同じメニューでした。
月約11万円の生活保護費から「居住費」「生活費(食費や光熱費)」を請求どおり払うと、手元には1万5000円程度しか残りません。
「早く抜け出したい」と強く思った(略)5月末、渋谷さんの事務所を見つけ、「住まいを探してほしい」と頼みました。
渋谷さんは施設を訪問し、劣悪な環境を見て、「これはひどい」とアパート探しに奔走しました。
(略)7月末から民間アパートに住んでいます。「1人暮らしは大変だが、助かりました」と表情は生き生きしています。
渋谷さんは「生活保護受給者が安心して住める場所を行政が確保するなど貧困対策を取っていく必要がある」と語っています。
(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
機関紙「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
2010.08.22.)
家庭訪問で浮かぶ生徒の姿
教育のつどい分科会
和歌山市内を中心に開かれている「教育のつどい」(略)は21日、29の分科会での討論を行いました。貧困問題への取り組みや平和教育の実践、虐待問題などが報告され、各分科会の参加者は熱心に語り合いました。
教育条件
確立の運動
「教育条件確立の運動」分科会では、群馬県内の公立高校の学校事務職員が「いま、貧困が生まれる場所~高校中退から高校無償化へ」と題して報告。
勤務する高校は比較的小規模な高校。入学してきた生徒のうち、母子家庭の生徒が3割を超えていました。経済環境が決して恵まれていない生徒が大半を占めるといいます。
発達障害など困難を抱えた生徒、親が外国籍の生徒も増えてきています。報告した学校事務職員は「1年生のときに教職員で手分けして、全家庭を訪問します。問題を抱えている生徒がいればさらに家庭訪問します。それで背景や生徒の姿が浮かびあがってきます。生徒の将来のことも含めて面倒見のよい学校だと思われています」と話します。
2008年度、09年度で貧困を理由として中途退学していった生徒は数人。さまざまな事情とともに、自分が働いて母親を助けたいという生徒が複数いました。5年間の授業料未納の追跡調査を通じ、親の歴史を繰り返す貧困の再生産という実態もみえてきたといいます。
居場所のない生徒のやるせない現実に触れ続けた報告者。「若者の貧困、社会的排除は社会全体を衰弱させます。授業料だけでなくPTA会費、教科書代など教育費自体を無償にすること。卒業して就職してもすぐに離職してしまう場合もあり、高校教育の内容を考えていく必要があると感じています」と語りました。(略)
救えたはずの尊い命
子どもの人権と学校・地域・家庭
「子どもの人権と学校・地域・家庭」分科会では、児童虐待死事件をめぐる学校のありようについて、高知県の男性教師が痛恨の思いを語りました。
2008年冬、県内の小学5年生A君が、同居男性の暴行で尊い命を奪われました。
雨の日も風の日も、ぽつんと校庭に立って過ごしていたA君。何か引っかかるものを感じた教師は「ラーメン食べよう」と声をかけました。聞けば夕方6時まで家に入れてもらえないとのこと。警察に行き、児童相談所のケースワーカーとも一時保護についての作戦を練りました。
6時を待たずに自宅へ送った直後、怒鳴り声と、暴力を振るっていると思われる大きな音が響きました。中に踏み込むことも考えましたが、できません。相談所に電話してもケースワーカーはいない時間。「朝一番に学校の皆に知らせよう」とその日は帰宅しました。
しかし会議の結論は、「担任を中心に見守るので、かかわらなくていい」。それでもA君に目を配り続けて声をかけ、「このまま自分は何もしなくていいのか」ともがきながら相談先を探していた直後に、A君は命を奪われました。学校にしかつながっていなかった1本の救いの糸が、断ち切られてしまった結果でした。
学力テストの点を上げるなどの「結果を出す」ことに力を注ぐ学校で、子どもに寄り添うことがないがしろにされ、教訓も導き出さずに事件は風化する…。教師は言います。
「このままでは亡くなった子は最初からいなかったことになってしまう。何が起こったのか繰り返し伝えることが、二度とこうした事件を起こさないことにつながると思うのです」
(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
機関紙「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
2010.08.22.)
子どもを守る
解決を早急に
東京都・江東区(略)(43歳)
大阪でおきた乳幼児の放置死事件。(略)あまりのむごさん、胸が苦しくなり、夜寝ていても目が覚めてしまう日が続いています。
児童相談所などの人員の不足や各機関の連携の問題、地域での人間関係が希薄になったことや、親自身が不安定な生活をしている貧困の問題など、早急に解決しなければならないことがたくさんあります。
自分自身の子ども時代、銭湯で知り合ったおばちゃんの家に預かってもらったり、アパートの人たちと支え合いながら育てられたことなど、たくさんのおとなの人たちに育ててもらったことに感謝しています。
人を育てるのは人です。人を信頼するとは、人のことに無関心ではなく、ちょっとの勇気を持つこと、おせっかいおばさんが増えること…。
やれることはたくさんあります。
(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
機関紙「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
2010.08.22.)
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