コウモリで蚊を退治
ポーランドで「コマル(komar)」といえば、蚊のこと。同国では、5月、6月に起きた蚊の影響で、蚊が異常発生し、各地で市民が困っています。
同国南部のレルフ村では、この事態をなんとかしようと、村長が、コウモリを使った退治方法を提案。殺虫剤の使用を減らし、コウモリの保護にもつながるエコな方法として、話題を呼んでいます。
自然をこよなく愛することで知られる同村のシドロフスキ村長は、コウモリ研究者のアドバイスを得て、コウモリ用の木製の巣箱「バット・ボックス」50個を作製。一つ当たり5ズロチ(約130円)という形ばかりの代金で住民に配りました。
コウモリは、自力で飛行する唯一のほ乳類で、欧州でも保護の対象になっています。蚊を好んで補食することから、日本では「蚊食鳥」とも呼ばれ、夏の季語にもなっています。
シドロフスキ村長は、「小型のコウモリならここで眠り、蚊を捕って食べることも可能だ。小型のコウモリでも、1匹で1日に2000匹の蚊を補食できる」と話します。
村長は、この方法で蚊を退治することで、村人が殺虫剤の使用を減らしてくれることを期待。近年、環境破壊の影響で生息数を減らしているコウモリの保護につながることを願っています。
巣箱は庭木や果樹園、窓などにとりつけられ、最初のコウモリは当局が提供するといいます。専門家は、住民がコウモリの恩恵を実感できるようになるまで1年ほどかかると話しています。
コウモリ用の巣箱を設置して蚊を退治する方法は、イタリアが発祥の地とされます。殺虫剤と違って人体や環境への影響がほとんどないことから、ブームとなっています。
(中村圭吾)
(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
機関紙「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
2010.08.12.)
……飼いたいかも、コウモリ……♪
o(^w^;)o””””””
コメント
日本での蝙蝠の絶滅危惧種も、かなりの種類になってきています。
早速、NPOや行政に意見書を提示してみます。
良い情報、有難うございましたm(_ _)m
コウモリさん達、多摩川土手を夕方になると元気にパタパタしてますが……。
一家に一台! コウモリ巣箱!!
……が、【エゴカー】だの【えごポイント】なんぞよりトレンドになる未来だったら、心が豊かになりますね~……♪♪