(2010.08.09.入力)
 石子順の にちようシネマ館
 ペルシャ猫を誰も知らない(イラン)

 バフマン・ゴバディ監督が若者たちの音楽への情熱を描きました。
 テヘラン。ネガルとボーイフレンドのアシュカンはミュージシャン。国内では自由な音楽活動が抑圧されているので、ロンドン公演を夢見ています。偽造パスポートを取得しようと便利屋に頼みます。
 “イスラム的でない文化” の禁止が続くイラン。ゲリラ的に音楽活動をするグループを次々とらえるカメラ。ロックやブルースを演奏すれば逮捕される国の実態。音楽は自由の翼をもって羽ばたきます。「太陽が出るまでもう一度~」といった歌が若者たちを熱狂させ、心の叫びとなっていきます。抑えつけてもあふれ出る歌の勢いがあります。
 主演した2人は撮影4時間後にイランを離れました。

(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
 機関紙「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
 2010.08.08・15合併号/日曜版)


 三谷幸喜さん 五十路を行く(略)

 舞台、映画、テレビ…。ジャンルを超えて脚本家・演出家として活躍する三谷幸喜さんが、50歳になる来年(略)7本の新作舞台、映像作品、小説を発表することになりました。(略)
 3月の舞台「国民の映画」(略)。映画を企画するプロデューサーの話を舞台化します。ドイツ・ヒトラー内閣の宣伝相・ゲッペルスのもとで、ナチス政権に立ち向かったドイツ映画人たちの物語です。「僕らと同じ普通の映画ファンだったゲッペルスが、一方ではホロコーストをやる。その怖さの部分も描いてみたい」(略)

(寺田忠生記者)
(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
 機関紙「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
 2010.08.08・15合併号/日曜版)



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