音楽はコミュニケーション。
2010年7月2日 ( 「 T T - ふぁいる 」 (仮称) ) さて、じゃあ、音楽とイベント情報のつながりで……。
文化の話題 断面
「ジェイミーのコンサート」
“家族の心のサポート”に焦点
障害のある人を対象にした演奏会が数多く開かれる中で、“家族の心のサポート”に焦点を当てたコンサートが注目されています。
下宿先で出会う
イギリスを拠点に世界で活躍するピアニストの小川典子さんは、自閉症児・者の家族のための「ジェイミーのコンサート」を主宰しています。2004年に第1回が開かれ、9回目の今回は、6月上旬に神奈川県川崎市のミューザ川崎シンフォニーホールの市民交流室で開かれました。
コンサートには第一線で活躍する演奏家を迎えて、小川さんが共演します。今年は桐朋学園大学学長でチェリストの堤剛さんがゲストでした。堤さんは、演奏後のトークでチェロは自分の心を表現しやすいことなどを語りました。「音楽はコミュニケーションです。時をいかに豊かなもの、実のあるものにするかの会話ができる気がします」(堤さん)
小川さんがこのコンサートを企画したのは、イギリスで演奏活動を開始した当初、下宿先で自閉症の男の子、ジェイミーと出会ったことがきっかけでした。ジェイミーはこだわりが強く、人とのコミュニケーションが苦手。小川さんは、夜中に家を走り回るジェイミーが落ち着くまで、彼の母親とお茶を飲みながら見守りました。家族の心が安定することで静まっていくジェイミーの様子を見た小川さんは、家族へのサポートの大切さを考え始めます。
イギリスでも今年5月末に初めて「ジェイミーのコンサート」が開催され、小川さんは「ジェイミーママも参加したコンサートは大盛況で、18歳になったジェイミーの近況も語られました」と報告しました。
音色のつながり
都内でピアノ教室を開く女性(37)あ、「お二人の音色のつながりが、客席の私たちの心とつながった」と感想を語りました。女性には小学校の特別視炎教室に通う自閉症の娘がおり、ピアノを弾いていると、会話が苦手な娘がそばに来て譜めくりをするといいます。
「横でこの子が音を出すと、最初は邪魔だなあと思っていました。でも一緒に弾くうちに自分がピアノをどんなふうに弾きたいかを思い出したんです」
(中村尚代)
(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
機関紙「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
2010.07.02.)
音楽
関西フィルハーモニー管弦楽団 いずみホールシリーズ20
8月5日午後7時=大阪・いずみホール。(略)
ピアノの舘野泉はフィンランド・ヘルシンキ在住。世界各地で3000回以上演奏会を開いています。2002年、脳出血により右半身不随となりますが、04年に左手のピアニストとして復帰。(略)
演奏曲=武満徹「弦楽のためのレクイエム」、ブリテン「ディヴァージョンズ作品21」(左手ピアノとオーケストラのための主題と変奏)、(略)
(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
機関紙「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
2010.07.02.)
「ブレーメンの自由
ゲーシェ・ゴットフリート夫人
ある市民悲劇」
(劇団俳優座LABO 20周年記念公演第2弾)
(略)19世紀ドイツ・ブレーメン・対面を重んじる男性中心の社会で、主人公のゲーシェは自立した一人の人間として生きようとします。暴力をふるう夫や“女性らしい”生き方を強要する母…。さまざまな抑圧の中、自分らしく生きるために彼女がとった手段は…。(略)
18~25日=東京・劇団俳優座5F稽古場。(略)
(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
機関紙「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
2010.07.02.)
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