社民・福島党首
 与党の反省なし

 社民党の福島瑞穂党首は東京・新宿駅東南口で第一声をあげ、「今度の選挙は消費税値上げ10%にすることをストップする選挙。辺野古の海に基地をつくらせない選挙」と連呼しました。
 党内に消費税論議を求める声があることや、鳩山政権の一角として沖縄県・米軍普天間基地の「移設」先探しに奔走したことには反省のないままでした。
 また「民主党のマニフェストも働く人の視点がとても弱い。社民党は働く人の味方」などと述べ、民主党と共同で提案した抜け穴だらけの派遣法改定案を社民党の実績と宣伝しました。


 国民新・亀井代表
 軍事費はふれず

 国民新党の加盟静香代表は(略)「消費税増税を許しません」「まずやるべきは大胆な景気対策」と訴えました。しかし、財源にあげたのは恒常的な財源にならない「特別会計」だけで、金持ち・大企業減税は軍事費にはふれずじまい。景気対策で掲げるのも「大型プロジェクト」で、破たんした大型公共事業に固執しています。
 普天間問題では、「日本を守ることが海兵隊に頼ることなのか」とのべたものの、県内「移設」押し付けに反省の弁もありませんでした。
 「民営化見直し」といいながら株式会社のままとする郵政関連法案の成立に全力をあげると表明。外国人参政権や夫婦別姓について反対を強調。宣伝カーは「真の保守政党です」と連呼しています。


 みんな・渡辺代表
 定数削減を強調

 みんなの党の渡辺喜美代表は(略)国会議員の定数削減や公務員制度改革などの「小さな政府」路線を強調しました。(略)取り組むべき課題として、国会議員定数の4割削減や国家公務員の10万人削減、事務次官の廃止などを列挙し、「こうしたリストラを(略)」と語りました。(略)

(略)

(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
 機関紙「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
 2010.06.25.)


>国家公務員の10万人削減

 つまり、ちまたに10万人の、「切られた失業者」が、さらにあふれかえることになるわけですが……。

 (==;)ばかじゃねぇの、こいつ??


 潮流

 さあ、2010年参議院選挙。ゆきづまった政治の変革へ、確かな道を切り開く絶好の機会がめぐってきました。
 「ギリシャみたいになっちゃうよ」は、菅首相の第一声です。ギリシャのように財政が破たんすると、たいへんなことに「なっちゃうよ」。首切り、給料切り、年金切り…。そんなのいやなら消費税の増税をよろしく、という論法です。
 「ギリシャみたいに…」の殺し文句で丸め込もうと、有権者をあなどり見下す調子が気になります。首相のおとぼけぶりをみると、なおさらです。財政の大穴をあける法人税減税の公約の方は、そしらぬ顔して隠し立てするのですから。
 「思い切って実行すると公言したことを実行できる力を与えていただきたい」も、菅首相の訴えです。やはり、気になります。有権者は、昨年の総選挙で民主党を圧勝させ力を与えました。ところが、「普天間基地」や「高齢者医療」の公約を次々と破り、政治への信頼を損ないました。
 1年もたたないうちに、自民党政治に返った民主党。こんどは、米軍基地を沖縄県内にたらい回しする力を、消費税増税を実行できる力を、与えてほしい? それは虫のいい、無理な相談ではないか。

 日本の政治をたちゆかなくさせている「財界」と「アメリカ」にしばられず、道理の力、草の根の力で立ち向かってきた日本共産党。有権者に、隠し立てなどせず政見を存分に訴えられる党が、いま誇らしく感じられます。
 この党と有権者の共同が、未来への展望を開く力だから。

(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
 機関紙「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
 2010.06.25.)



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