ミカエルさんリクエストの、法人税と消費税のハナシ特集☆
の続き☆(今日は解りやすい記事がたくさんあった~♪♪)
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消費税増税に
反対する理由
愛知県(略)(会社員 31歳)
私は消費税増税に反対です。理由は、消費税はお金持ちに優しく、貧乏人に厳しい税だからです。
消費税は皆が一律の税率で納めるのだから公平な税だという見方があります。確かに、多く消費すれば多く納税するので、絶対額では高額所得者の治める税の方が多くなります。しかし、所得に占める消費と貯蓄(投資)の割合という視点から見ると話は違ってきます。
一般に、所得が増えるほど貯蓄に回す割合が大きくなり、相対的に、所得に対する消費税の割合は低くなっていきます。
消費税の増税によって本当に困るのは、収入の大部分を消費に回さざるを得ないような、年金収入だけで暮らす高齢者の方、母子家庭の方、障害者の方などです。
例えば、消費税率が10%に上がったとしましょう。年収200万円の人は収入のほとんどを消費に回さざるを得ません。そのすべてに消費税がかかったとすると、消費税は10万円の増税となります。年収2000万円の人にとっては、半分を貯蓄に回すと仮定すると、消費税の増税は50万円となります。
200万円の人の10万円と2000万円の人の50万円の増税では、その重みと意味が全然違ってくるのです。
(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
機関紙「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
2010.06.23.)
発言 2010
消費税増税って何事
経済ジャーナリスト 荻原博子さん(略)
菅(直人首相)さんが消費税10%を言い出しました。鳩山(前首相)さんが「4年間あげない」と言っていたことは、“いったいどうなってしまったの”と言いたいです。
その上、菅さんがやろうとしていることは、消費税増税とセットで法人税減税です。これは問題ですよ。
16万円の増税
これまでの自民党政権が一貫してやってきたことが、法人税を下げて、消費税を上げるという政策でした。
「国際競争力」を高めるというのが名目でしたが、この間、ずっと法人税減税をやってきたわりに、「国際競争力」は本当に上がってきたのですか。そういう効果が分からないような旧態依然としたやり方を、民主党政権では見直してほしいと思っています。
中小零細業者の多くは今でも赤字です。こうした中小零細業者は法人税減税の恩恵を受けられません。
しかも、消費税は所得の少ない人ほど負担の大きな税でしょう。法人税減税と消費税増税のセットは結局、弱いところにしわ寄せはいっても、恩恵はいかないということになってしまいます。
民主党は「格差をなんとかしなければいけない」って言っていましたが、それなのに“どういうことなの”と思います。
消費税5%増税って簡単にいうけれど、平均的なご家庭で年間約16万円くらいの増税になります。
この10年間に平均給与が15万円近く減っていますから、そこにさらに16万円の増税がくると、10年前に比べて、家庭が使えるお金が確実に年間30万円以上も減るということですよ。
給料が下がって何とかやりくりしている家庭に、さらに年間16万円もの増税ですよ。これはちょっと厳しいんじゃないですか。
法人税減税に
菅さんは「使い道を誤らなければいい」と言いますが、法人減税とセットだとすれば、今度も、消費税の増税分はまず企業減税の方にまわるでしょう。
今までも法人税収の減収分と消費税収はとんとんでした。今度も結局、企業減税の穴埋めで終わるんじゃないですか。
大企業は給料削減やリストラなどのコスト削減で早々と業績を回復させました。そのしわ寄せが今、家計や中小零細業者にのしかかっているんです。
消費税増税は家計にも中小零細業者にも深刻な打撃を与えます。とても国民がのめる話ではないですね。
(聞き手・山田英明)
(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
機関紙「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
2010.06.23.)
消費税増税批判
小池氏が厳しく
堺市(略)(69歳)
NHKテレビ13日「日曜討論」。消費税を社会保障財源に充てるための協議を与野党超えて始めよう-こんな調子の政権党の顔を見て、「あっ旧政権党と同じ言い草だ」と思った。こんなすり替えに対し日本共産党の小池あきら政策委員長・参院議員はきっぱり反論した。「消費税は、大企業減税の穴埋めに使われてきた」
民主党よ、消費税導入後の20年間で「良くなった」という社会保障制度が一つでもあったのか。国民が払った消費税は224兆円だが、同じ時期に法人3税の税収は208兆円も減った。これが冷厳な事実なのだ。
(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
機関紙「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
2010.06.23.)
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