Tさんの恨みつらみシリーズ、その二★
 おはようニュース問答
 障害者を裏切る民主党は許されないよ

(略)「私たちのことは私たち抜きで決めないで」か。

(略)障害者自立支援法廃止を求める運動スローガンだね。

(略)いままた、障害者の頭越しに「自立支援法」を延命させる動きが起きている。民主党と自民・公明が結託して成立させようとしている「自立支援法改定案」だ。


 生活おびやかす

(略)「自立支援法」の最大の問題は、障害者への支援に1割の自己負担(応益負担)を強いて、障害者と家族の生活を脅かしていることだ。民主党は、「『障害者自立支援法』は廃止し、『制度の谷間』がなく、利用者の応能負担を基本とする総合的な制度をつくる」と公約した。

(略)「自立支援法」は憲法違反だという集団訴訟を起こしていた障害者の人たちは、今年1月に国と基本合意を交わして、訴訟を終結させた。合意では、障害者の参加の下に十分な議論を行い、新しい総合的福祉法制を遅くとも13年8月までにつくるとされている。

(略)実際、障害者が参加した内閣府の「障がい者制度改革推進会議」では新法に向けた真剣な議論が重ねられている。それをまったく無視する形で、「自立支援法」の一部改訂を決めてしまうというのでは、それこそ障害者の尊厳を傷つけることになる。

(略)改定案は、「自立支援法」廃止を明記していないし、「応益負担」の仕組みも残っている。


 民主と自公結託

(略)もともと「自立支援法」推進の立場の自民・公明が議員立法で提出した案に、民主党が目の前の国会対策の思惑で乗った法案だ。障害者の願いを裏切るものだ。

(略)国会での採決のやり方もひどいね。衆院の厚生労働委員会ではわずか1時間15分の質疑。参院の委員会では日本共産党の小池晃議員以外は質問もせず、10分足らずの審議で、民主、自民、公明の3党の賛成で可決してしまった。

(略)民主と自公が結託して、民意に背く法律をつくることは許されないよ。

(略)これには「障がい者制度改革推進会議」の内部からも批判があがっている。障害者のたたかいも広がっているよ。

(略)障害者を裏切る民主党の公約違反に審判を下したいね。

(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
 機関紙「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
 2010.06.16.)


 国会発
 「私たち抜き」にしたのは、だれ?

 「『私たち抜きに私たちのことを決めないで』ということが大切。だから社民党は障害者自立支援法『改正』法案に反対しました」
 15日の参院本会議で社民党の福島瑞穂党首が行った代表質問に「ちょっと待った」と声を上げそうになりました。
 同法案は、「障がい者制度改革推進会議」で障害者参加のもと、自立支援法廃止後の福祉制度のあり方について議論を重ねていたのに、そこでの議論を完全に無視する形で、5月28日に突然、提出されたものです。4月に提出されていた自民・公明案に呼応し、民主・社民がほぼ同じ案を出し、両者を一本化する形をとりました。
 社民党は一本化にあたって「時限立法であることが担保されなかった」という理由で採決では反対しましたが、「障害者抜き」の法案作りに参加した事実は消えません。
 しかも法案に反対する傍聴者であふれた1日の参院厚生労働委員会で質問・反対討論したのは日本共産党の小池晃議員だけ。社民党は福島氏が出席していましたが質問も討論もしませんでした。
 冒頭の質問、「選挙向けのパフォーマンス」でなければいいのですが。

(善)
(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
 機関紙「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
 2010.06.16.)



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