米中戦略・経済対話
 成熟した協力関係へ
 緊張場面も対話通じ解決

 中国と米国が安全保障から経済問題全般まで幅広く話し合う戦略・経済対話が24、25の両日、北京で開かれました。会合は、意見の相違は相違として、協力関係をさらに発展させるという両国の姿勢を改めて示しました。

 今年に入っての両国関係には、いくつかの緊張場面がありました。
 1月に米国が台湾への武器売却を表明し、中国は激しく反発。2月にはオバマ米大統領が、中国が「国家分裂を図る元凶」と断罪しているチベット仏教の最高指導者ダライ・ラマと会談したことも、中国の怒りの火に油を注ぐ形になりました。

 国際的な要請

(略)対話の開幕式のあいさつで、胡錦濤主席は「国情が違い、矛盾や意見の食い違いがあるのは避けたいが、両国間の微妙な問題を適切に処理することがカギだ」と述べました。オバマ米大統領もメッセージで、「常にすべての問題で合意できないかもしれないが、意見交換を重ねて違いを理解しよう」と呼びかけました。
 実際の協議も、この精神に沿って進められました。
 直前になって浮上した哨戒艦事件では、「北の犯行」とする韓国の立場を支持する米国に対し、中国は「慎重に対処し、事態をエスカレートさせてはならない」という主張で両国の隔たりは埋まりませんでした。
 この問題では、中国側共同議長の一人である戴乗国国務委員が閉幕後の共同記者会見で、「双方は朝鮮半島の安定が極めて重要だと認識した」という一致点を表明。クリントン米国務長官もこの会見で「中国や関係国と効果的に対応していく」と応じました。


 追い詰めない

(略)「好敵手である良きパートナー」(略)、「慎重な相互依存関係。お互いを追い詰めない」(略)-今回の会合を前にして、両国関係についていくつかの興味深い指摘がありました。
 両国は対話を通じて、成熟した協力関係への道を歩みだしたといえます。

(北京=小寺松雄)
(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
 機関紙「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
 2010.05.27.)


 非常に客観的で(「中国政府公報」じゃなくて)、ちゃんと本来の「赤旗の外報らしい」距離感を保っていて、良い文章だと思う。

 そして、とりあえず一応、中と米とのタテマエ的ではあるが「抗争回避」という基本姿勢にも、敬意と歓迎の意を表する。


(ま、どっちも、それぞれの「侵略地」の制圧で忙しくて、おたがいに戦争なんかしてる余裕はない。って、だけのことなんだけどね……★)

 ★(~~;)★



 朝鮮植民地支配
 罪の深さを思う

   札幌市(略)(72歳)

 NHKテレビ16日「NHKスペシャル~日本と朝鮮半島②」。反日抵抗闘争の画期となった「三・一独立運動」を機に、日本政府と総督府は憲兵と警察による「武断統治」から「文化政治」へと方針転換を迫られます。その一つが親日団体と人物の育成でした。総督府は「三・一独立運動」の指導者、崖南善と李光珠を親日派にとり込んでゆきます。
 「文化政治」は、第二の「三・一独立運動」を引き起こさせないための巧妙な術策でした。日本の植民地支配の罪は深いという思いを新たにしました。李光珠の娘さんの「朝鮮のために父は最善を尽くした」という言葉が耳から離れません。

(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
 機関紙「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
 2010.05.27.)


 中国も、そろそろチベットを「武断統治」するのだけは、やめてほしいもんなんですが……………………


コメント

霧木里守≒畑楽希有(はたら句きあり)
2010年5月27日15:45

 34899.
 ここしばらく、カウンタの回転数が伸びてるね?

(どっから増えたのかなー……??????)

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